塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

ロシアが外国企業接収する方針。投資先は米国株一択。

塾長です。

昨日(米国3/10)の米株市場は、また下落。忙しい。

 S&P500、4,259(+0.43%)

 Nasdaq、13,129(-0.95%)

【米国市況】株が反落、国債利回り上昇-CPIの伸び加速 - Bloomberg

今日はセクター別で勝ち負けがはっきり分かれた。

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SPDR sector ETF 2022/3/10 - Yahoo Finance

勝組は、エネルギー、一般消費財、公益。

負組は、テクノロジー、生活必需品、金融。

一般消費財の上昇は、Amazonのおかげですね。一昨日、株式分割を発表。After Hoursで10%上昇していたが、残念ながら昨日の終値では+5.41%、$2,936。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、106.93

 10年債、2.0110

 ドル円、116.1500

 Bitcoin、39,453

日本の生活者として、円安+輸入品高(食料、エネルギー)は恐ろしい。生活資金をドルにしておかなかればいけないのか?と考える今日この頃。トルコ人の気持ちが分かってきた・・・、は言い過ぎか。

 

 

経済指標:

 2月 CPI[前月比]、0.8%(予想0.8%)

 同[前年同月比]、7.9%(7.9%)

 2月 CPIコア[前月比]、0.5%(0.5%)

 同[前年同月比]、6.4%(6.4%)

米消費者物価は7.9%上昇、40年ぶり大きな伸び-原油急騰前でも - Bloomberg

 

 

金融政策:

ECB、債券購入縮小急ぐ-ウクライナ戦争がインフレ高める恐れ - Bloomberg

ECBは、ウクライナでの戦争は欧州にとって「転換点」だと指摘。資産購入プログラム(APP)による債券購入は5月から減らし始め、7-9月(第3四半期)にも終了させる方針を示した。ただ、利上げはその直後とは限らないとくぎを刺した。

エコノミストらはECBが事態を見極めるために重要な政策判断を遅らせると見込んでいたため、決定は予想外だった。

 

 

財政政策:

ウクライナ支援などを含んだ法案が、米国下院を通過。
U.S. House approves Ukraine aid, Russia oil ban, funds averting U.S. gov't shutdown | Reuters

 

 

地政学

ロシアで外国企業接収!世界大戦レベルの本物の戦争にまた一歩近づいた。

ロシア、撤退する外国企業を接収へ-5日以内の営業再開か売却迫る - Bloomberg

ロシア経済発展省は外国人の持ち分が25%を超える撤退企業を一時的に管理下に置く方針を明らかにした。
接収された企業は改めてパッケージ化され、3カ月後に競売で売却される可能性があり、新しい所有者は従業員の3分の2を維持し、1年間は営業を続ける必要がある。

さて、西側企業はどうする?McDonald'sを接収したら米国は黙っちゃいないので、まずは日本企業が狙われたりしてネ。トヨタユニクロあたりは世界的有名ブランドなので、効果がありそう。弱い者(国)はツライ。
「本国から商品が入ってこないので売るモノがありません」という形で店を開けるとか?頭の使いどころ。

 

 

個別株:

こちらの記事は面白い。KKRが出資するマレリを、事業再生ADRで潰し、銀行などに債権放棄をさせてから、改めて買い取るみたい。

マレリのスポンサー選定は入札方式で実施、KKRも候補-関係者 - Bloomberg

時系列で整理すると、

  • 2017年、KKRがカルソニックカンセイ買収(非上場化)
  • 2019年、カルソニックカンセイが、FCA自動車部品部門マニエッティ・マレリ(MM)を買収。同年、企業名をマレリに変更。KKRはマレリ再上場でエグジットを目指しているとの噂。
  • 2022年、マレリが事業再生ADRを申請、負債総額1兆円?(現在)

ここからは完全な想像ですが、カルソがMMを買う時、KKRからカネを借りているはず。カルソは銀行から借りたカネでその返済をしていたはず。そして、借金をKKRから銀行に(ある程度)移し換えられたので、今回企業再生ADRで借金棒引きしようとしている?KKRがこのシナリオを2017年の時点で描いていたのだとしたら・・・。いや~、怖いわぁ。

そんな事を考えながら、この記事を読むと、まったく違った景色が見えてくる:ESG Weekly: 「忖度」なしの外国人取締役、企業改革の立役者になれるか - Bloomberg
ここに出てくるデイヴィスさんの所にも、GSやKKRが出入りしているのだろうなぁ、と想像できる。もちろん「取締役会に外国人を入れてはいけない」とか、そんなツマラナイ事を言いたいのではありません。国籍関係なく、目ざとい人は、わきの甘い企業のスキを突いてくる。日本にはわきの甘い企業が多い(外部から経営を見られた経験が少ない)、という意味。

そして今日も安くなった日本株を横目に、米国株を買おうと想ふ。

 

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