塾長です。
昨日(米国4/1)の米株市場は、日中マイナス圏に沈んだものの、引けにかけて買い戻されて、アゲ。強い。
S&P500、4,545(+0.34%)
Nasdaq、14,261(+0.29%)
【米国市況】株は小反発、利回り上昇-雇用統計受けて積極利上げ観測 - Bloomberg
原油、99.42
10年債、2.3770
ドル円、122.4900
Bitcoin、46,329
3月 非農業部門雇用者数変化[前月比]、43.1万人(予想49.0万人)
3月 失業率、3.6%(3.7%)
3月 平均時給[前月比]、0.4%(0.4%)
同[前年同月比]、5.6%(5.5%)
米雇用者数は堅調な伸び、失業率は予想以上に低下-賃金伸び加速 - Bloomberg
米ISM製造業景況指数、20年以来の低水準-インフレで需要鈍化 - Bloomberg
ハト派のエバンスさんは0.25%利上げを改めて主張。市場は5月0.5%と言っているのに。
シカゴ連銀総裁、年内残り全ての会合での0.25ポイント利上げを支持 - Bloomberg
ECBが金融緩和継続?
ECBは債券購入終了時期を再考へ、見通し悪化なら-レーン理事 - Bloomberg
ガソリン価格をはじめ、食料品など広い範囲で記録的な物価上昇が続いている中(ユーロ圏インフレ率、3月も過去最高更新-市場予想を大幅に上回る - Bloomberg)、欧米政府は有権者の怒りを抑えるために必死。
一番ポピュラーな施策はガソリン税一時停止。コネチカット、ジョージア、メリーランド州など。カリフォルニア州は一歩進んで車所有者に直接給付(1台あたり400ドル、2台まで)を行う予定。
フランスはもっと早くから対応を始めており、21年10月、低所得者に補助金€100を給付。(注:フランス大統領選挙は今年4月10日から)
スペインが一番先進的(?)で、Reutersの記事には次の施策が書かれている;
インフレ抑制のため利上げする(≒経済をスローダウンさせる)のではなかったの???財政でカネを配ってしまっては逆効果(経済が活性化する)。
つまるところ、政治家が”危機”を理由にカネを配っている(民衆がたかっている)。いつでも・どこでも危機はあるので、歯止めは無い。コロナ禍での直接給付が、心理的バリアを低下させた&新たなバラマキ手法を作り出してしまった面もある。
なんだかなぁと思いつつ、それを止める手段を持ち合わせていないので(投票はするけれど・・・)、対抗措置として株(実物資産)を買う。
以下、参考にしたニュース(の一部);
ガソリン価格の割引制度を4月1日から適用(フランス) | ビジネス短信 - ジェトロ
Spain to approve 16 bln euros in aid to offset soaring energy costs | Reuters
米加州知事、ガソリン価格高騰を受け110億ドルの救済策を発表(米国) | ビジネス短信 - ジェトロ
These States Have Suspended State Gas Tax – Forbes Advisor
なぜこんな事(↑)を調べたかというと、今朝のReal Vision Daily Briefingでラウル・パル(Raul Pal)が「世界的な人口老齢化を背景に、補助金・給付金、それを支える中央銀行の負債、利回り低下のサイクルが起きている&継続する」と言っていたから。(その背景の一つに、大衆迎合、衆愚政治を付け加えたい)
世間では「高インフレ時代が来る」と叫ばれているが、彼はディスインフレのトレンドが継続していると考えている。面白い。興味のある方はどうぞ;
Bloombergによるウクライナ情勢まとめ;
【ウクライナ】チェルノブイリ原発監視団が現場へ-EUは中国に警告 - Bloomberg
WSJが「Activision BlizzardがMicrosoftに買収される直前、CEO ボビー・コティックと投資家バリー・ディラー達が会っていた件に調査が入った」と報道(バリー・ディラーは買収前にActivision株(オプション)を買っていて、儲かった)。特に新展開があったわけでも無いみたいだけれど???
U.S. Probes Meeting Between Activision CEO and Option Buyer - WSJ
今後の展開に期待。バフェットやディラーのような富豪は、普段からインサイダー情報をもらって儲けているのでしょうから、なぜこの件だけが注目されているのか、気になる。
再来週から決算シーズン本格化。4/13、JPMorganが先頭。Goldmanは14日。ということで、銀行の決算予想/解説が出始めた。
投資銀行の1-3月業績は予想以上に、ゴールドマンが有利-JPM - Bloomberg
こちらの動画では、Refinitivのマット・ツール(Matt Toole)が「1ー3月期のM&Aが少ないのは、通常通り。年間では、今年もM&Aは活発になるだろう、特にテクノロジー。金利上昇が影響する可能性はあるが」と述べている(詳細割愛);
銀行株を多くは持っていないけれど、楽しみデス。