塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

企業幹部による自社株買い増加。シーゲル教授も底打ちを感じ始めた。

塾長です。

昨日(米国6/1)の米株市場は下落。先週金曜日の上げ幅に比べたら、下げ幅が小さい。底固めでしょうか。

 S&P500、4,101(-0.75%)

 Nasdaq、11,994(-0.72%)

【米国市況】株続落、堅調な経済指標で利上げ警戒-ドル130円台前半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、115.30

 10年債、2.8440

 ドル円、128.8240

 Bitcoin、31,777

 

 

経済指標:

米ISM製造業総合景況指数、5月は予想外の上昇-受注が増加 - Bloomberg

米求人件数、4月も高止まり-過去最高の前月分は上方修正 - Bloomberg

 

 

金融政策:

5/3、4 FOMCで決めたように、6/1よりバランスシート縮小開始;
FRBがバランスシート圧縮開始-コロナ禍対応で8.9兆ドルに拡大 - Bloomberg

 

ブラードさん、タカ派発言?;
ブラード総裁、年内に3.5%に利上げを-23年か24年に利下げも - Bloomberg

(ブラード総裁の発言を追加して更新します)

だそうなので、追記待ち。

 

ベージュブックが出た;
米地区連銀報告:成長に減速の兆し、金利上昇やインフレが影響 - Bloomberg

 

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

Bloombergによるウクライナ情勢まとめ;
【ウクライナ】EU制裁協議また頓挫、ハンガリーの新たな条件で - Bloomberg

 

 

個別株:

HPEが並の決算。HPEは大企業向けサーバ、ストレージ製品、一昨日決算発表だったHPはプリンタ、PC製品。バフェットさんが買っているのはHP;
HPE株価、時間外一時6%超急落-供給障害などで通期利益予想下げ - Bloomberg

 

 

先月(5月)は、企業幹部が自社の株を多く買ったようです;

www.youtube.com

 去年はインサイダーによる売りが記録的だったが、5月はインサイダーによる買いが2020年3月(注:コロナ暴落時)以来の多さ。

 例えば、Coinbaseのフレデリック・アーサムは$77Mを買い、株価は5月安値から30%上昇した。他に、Shopify、Spotify、BestBuy、Dish Networkなど。

 額で言えば、2020年3月の半分に過ぎないが、インサイダーは株価のトップやボトムを当てるのに優れている。

これも底打ちシグナルの一つですネ。

 

 

独自のETFを組成・販売(など)しているSimplifyのマイク・グリーン(Mike Green)がCNBCに出演;www.youtube.com

要点は・・・

  • 現在のインフレはsupply chainの問題。解決にはインフラ投資等が必要で、数年を要する。
  • Russell 3000(時価総額1~3000位)のうち25%がゾンビ会社(注:3000×25%=750社)。時価総額では約$1.7Tであり、Appleの3/5に過ぎないが、16倍の人員が働いている。利上げにより、これらの会社が潰れてしまう可能性がある。
  • (この後、自社ETFを宣伝して、司会者に呆れられている。RealVisionに出ている時はもっと切れのあるコメントをしているのに、残念)

日本の経験からすると、ゾンビ会社はゆ~くり淘汰されていくので、カタリストになるというより、長期に渡り経済をジワジワ削っていく感じでしょうか。

 

 

皆大好きジェレミー・シーゲル教授も登場;

www.youtube.com

 今年の企業決算は好調だろう。金利は上昇するが、まだ低い。現在のPERは17~17.5。これは金利水準からすると安い。底を打ったように見え始めた。

 今年はリセッションに陥らないと思う。FEDが急ブレーキを踏んで、経済がフロントガラスに突っ込んでしまう可能性はある。0.5%利上げして、マネーサプライが減少してきたのは良いサイン。まだコモディティー価格は上昇し続けているので、FEDは利上げをし続けるだろう。しかし、インフレは既にパイプラインに入ってしまっている(訳注:企業は高賃金で人を雇ってしまっている、高い値段で仕入れをしてしまっている・・・、ということ)点に留意すべきだ。これからの18か月間はインフレを受け入れるしかない。2024、5年にインフレが継続しないように、70年代の再来にならないように金融政策を進めるべき。今日の時点で出来る事はほとんどない。金利を2.5%に上げて、様子を見るべき。

シーゲル教授は熱を帯びた語り口調ですが、その中身は非常に冷静。市場が熱狂しているときに「株価は高い」と言えるし、市場が悲観的な時にも「安い」と言える人だと思います(過去そうであった)。

今回も信じて良いでしょうか?信じちゃいますよ?

 

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