塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

FEDは後手後手。リセッション入りしたらBoeingを仕込みたい。

塾長です。

昨日(米国6/3)の米株市場は・・・、下落。残念。

 S&P500、4,108(-1.63%)

 Nasdaq、12,012(-2.47%)

【米国市況】株反落、雇用統計受けて利上げ警戒-ドルは130円台後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、120.26

 10年債、2.9570

 ドル円、130.8600

 Bitcoin、29,703

 

 

経済指標:

 5月 失業率、0.3%(予想0.4%)

 5月 平均時給[前月比]、0.3%(0.4%) 

 5月 平均時給[前年比]、5.2%(5.2%) 

 5月 非農業部門雇用者数[前月比]、39.0万人(32.6万人)

米雇用者数、5月は予想上回る39万人増-経済への楽観を示唆 - Bloomberg

米ISM非製造業景況指数、21年2月以来の低水準-拡大鈍る - Bloomberg

 

 

金融政策:

メスターさんが普通の発言。
メスター総裁、「9月の0.5ポイント利上げ」支持し得る-インフレ次第 - Bloomberg

記事の元になったCNBCのインタビューはこちら;

www.youtube.com

最近の言動から変化なし。「物価上昇が緩やかになる、労働市場がタイトでなくなるまで我々のツールを使う(利上げ&バランスシート縮小)」そうです。

ティーブ・リーシュマンが少し変化球を投げ、「ジェイミー・ダイモンはハリケーンが来ると言った、イーロン・マスクは経済が超悪くなると言った、どう反応するか?」と質問。返答は「金融を引き締めているのだし、欧州では戦争が起きていて、リセッションのリスクは高まっている。私の地区でも、経済見通しに疑問を抱く経営者は多い。それと同時に供給不足に悩まされ、雇用に苦慮している。実際の経済は悪くなっていない。リスクが上昇しているのは、気付いている」のだそう。要するに、経済悪化がデータに表れてから対応するヨ、と。問題はデータに出てからじゃ遅いんじゃないか?って所なのに。

 

上で言及されているマスクの記事はこちら;Exclusive: Elon Musk wants to cut 10% of Tesla jobs | Reuters

In another email to employees on Friday, Musk said Tesla will be reducing salaried headcount by 10%, as it has become "overstaffed in many areas." But "hourly headcount will increase," he said.

"Note, this does not apply to anyone actually building cars, battery packs or installing solar," Musk wrote in the email seen by Reuters.

記事はイーロン・マスクの社内メール2通を関連したものとして取り上げている。1つは新規雇用の停止を指示。2つ目は10%のジョブカット。

どちらも(Reuters記事が示唆しているように)経済見通しの悪化に対応するものかも知れないが、1通目は電池・半導体不足のせいかもしれないし、2通目は急拡大している・カネのある会社にありがちな問題の一つ、スタッフ部門での雇い過ぎに対応しているようにも聞こえますネ。

マスクの真意は理由はどうあれ、Teslaの生産台数が伸びない・減るのでしょうから、株価は下落。昨日の終値は-9.22%の703ドル。それでもPERは驚異の95倍。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

Bloombergによるウクライナ情勢まとめ;
【ウクライナ】侵攻100日「一定の成果」とロシア、穀物輸出容認と言明 - Bloomberg

 

 

個別株:

CNBCが久しぶりにBoeingを取り上げていた;

www.youtube.com

(何の会合か分からないが)CEOカルフーンが「キャッシュフローは四半期毎に好転している。今年はとても良くなる」と述べている。

CNBCコメンテーターからは・・・

  • カネが無くて新株発行しなければいけない事態にはなっていないのは良い。
  • Airbusに後れを取っているのが心配。
  • 航空会社は需要が旺盛だと言っている。航空会社にとって燃料費高騰は課題。Boeingが選ばれる理由になる。長期でみるべきだが。
  • Boeingと言えば民間航空機を思い浮かべるが、収入では1/3でしかない。残りは宇宙・防衛とサービス。
  • 需要はあるのに製造がうまく行っていない。これが好転するまで待つべきだ。

と言った意見。

航空需要は景気に左右されるので、リセッションに入ると思っているなら、Boeingを買うべきではないでしょう(もっと下がる)。

737MAX問題(墜落事故が起きたのは2018、19年)なので、いつもより長く期間を取ってチャートを見ると・・・;

Boeing since '85 2022/6/3 - Yahoo Finance

2016年レベルまで株価は下がっている。Annual Reportsから売上・営業利益(単位$M)を拾ってみると・・・

  • 2016年度:94,571、5,834
  • 2021年度:62,286、△2,902

配当を出していた2017年までは、利回り3%+αでした。

今買っておけば、3年後(リセッション無しケース)~5年後(有りケース)くらいには、利回り5%期待できるかも?

 

蛇足ですが、2021年Annual Reportにこんな表&グラフを載せていた;

「S&P500インデックスには負けているが、Boeingが属しているS&P500航空・防衛セクターと比べれば、それほど悪くないヨ!」と言いたいらしい。投資家からすれば「だったらS&P500買うヨ」って思ったり・思わなかったり。

 

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