塾長です。
3連休明けの昨日(米国6/21)、米株市場は大幅上昇。連休前にポジションを減らした人が買い戻したのかな?ちなみに次の休場日は独立記念日、7/4(月)。
S&P500、3,764(+2.45%)
Nasdaq、11,069(+2.51%)
【米国市況】株上昇、国債下落-円は対ドル136円後半と24年ぶり安値 - Bloomberg
原油、110.58
10年債、3.30700
ドル円、136.5680
Bitcoin、20,888
5月 中古住宅販売件数、541.0万件(予想541.0万件)
同[前月比]、-3.4%(-3.7%)
米中古住宅販売、約2年ぶり低水準-高価格と金利上昇で需要抑制 - Bloomberg
バーキンさん、タカ派発言?中身を読むと、(6月FOMC後発表済みである)7月0.75%利上げを支持しているだけのようですが;
リッチモンド連銀総裁、政策金利「可能な限り速い」正常化が重要 - Bloomberg
なし。
なし。
Kelloggが3社に分割;
Kellogg separating into 3 companies focusing on snacks, cereal and plant-based foods
KEY POINTS
- Kellogg plans to separate into three independent public companies, sectioning off its iconic brands into distinct snacking, cereal and plant-based businesses.
- The company said it is exploring further strategic alternatives, including a potential sale, for its plant-based business.
- The tax-free spinoffs are expected to be completed by the end of 2023.
記事を要約すると、
- 2012年、Kelloggは$2.7BでPringlesを買収した。菓子市場は伸びているので、事業機会がある。
- Kellogg創業時の事業であるシリアル市場は伸びていない。
- 菓子とシリアルにシナジーがないので、分割する。
- どっちつかずの植物肉事業は、売却候補。
一応、CEOのインタビューもある;
「Pringlesは世界的ブランドである。(Pringlesと同じ菓子事業に分類される)Pop Tartsもそうなる可能性がある」なんて事を言っている。
Pop Tartsは薄い菓子生地にジャムを挟んだもの。トースターで焼いて食べる。米国人にとっては朝食。外国人から「米国では朝食にお菓子を食べる」なんて事を言われる。海外市場においてPop Tartsがそのままスナックとして通用するかは大いに疑問。
株主から「成長部門を切り離して還元しろ」と言われたので仕方なく決めた、という感じがプンプン。創業家がまだ株をたくさん持っていて、そのような株主と対立→創業家がシリアル部門を買い取るというシナリオかも。
昨日の株価は+1.95%、68.86ドル。S&Pが+2.45%なので、実質的にサゲ。
Kellogg株価を見るときには、ライバルであるGeneral Millsと比べるのが良いでしょう。S&P500も入れた5年間チャートがこちら;
株主が不満を抱くのが良く分かる(これは株価チャートであり、配当を含めたトータルリターンではない点に注意。KとGISの配当は同じようなレベルではあるが)。
DocuSign CEO ダン・スプリンガーがクビになった;
DocuSign CEO Dan Springer steps down
記事を要約すると、
- ダン・スプリンガーは2017年CEO就任。2018年、IPOに導いた。
- コロナ特需で業績は一時的に伸びたが、今は下向き。株価は最高値から60%下げている。
- 辞任の理由は発表されていない。即時辞任。取締役会議長が暫定CEOとなり、次のCEOを探す。
- 6月9日の第一四半期決算発表から2週間と経っていない。株価は年初来60%下げている。
コロナ特需もその後の減速もマクロ環境。マクロ環境変化で高報酬を得たり、クビになったりする仕組みってどうなのヨ?と思ったり・思わなかったり。
彼/Docusignの場合、コロナ特需で新人営業を大量に雇ったところ、IPO前からの古参営業が辞めちゃったらしいので、その辺りのハンドリングが悪かったのかも?さらに下衆の勘繰りをすると、こういう突然の辞任は、不正やセクハラだったり・・・。
ということで、いつも感じている事のうち2つを再確認した朝でした;
- 米国企業はダイナミックで面白い(成長を追い求めていて、投資先として適当)。
- 個別株は難しい(やはり、インデックスなのか・・・)。