塾長です。
昨日(米国6/22)の米株市場は微サゲ。次のイベントは何だろう?6月末、年金基金の買いが入る(小さくなった米国株ポジションへ資金振り向け)のに期待しよう。
S&P500、3,759(-0.13%)
Nasdaq、11,053(-0.15%)
【米国市況】株は小反落、議長発言でリセッション意識-円は136円台 - Bloomberg
原油、104.29
10年債、3.1560
ドル円、136.1100
Bitcoin、20,025
なし。
パウエルンさんの下院議会証言。動画もアップされているが、長いので未見;
FRB議長、軟着陸「非常に困難」-景気後退の「可能性」はある - Bloomberg
エバンスさんハト派発言;
シカゴ連銀総裁、75bpが7月会合の議論として「非常に適切」 - Bloomberg
「年末までには利上げ幅が25bpになっていると考える」とし、「100bpの利上げが必要だとは思わない」
ハーカーさんハト派発言;
ハーカー総裁、FF金利3%到達後は利上げ「急加速」不要も-QTで - Bloomberg
なし。
欧州が買わなくなったロシア産石油をインドと中国が買っているらしい;
Asia is buying discounted Russian oil, making up for Europe’s cutbacks. - The New York Times
「ロシアはサウジを抜き、中国への石油輸出で最大国となった」「ロシアの原油生産は中国・インドのおかげで、パンデミック前のレベルに戻った」と書いてある。そろそろインドへの対応を考え直した方が良いのでは?「経済が弱いので、同じ量を買い続けます」は許せても、買い増しちゃダメよ。
米国企業はダイナミックね。昨日も書いたけど;
JPモルガン、住宅ローン事業で数百人をレイオフ-金利上昇で需要減 - Bloomberg
Altria(MO)、電子タバコJUULに対する規制観測で下落。Cowenのアナリスト、ヴィヴィアン・エイザーが解説;
要点は・・・
- Altriaは電子タバコ大手Juul株の35%を保有。
- 規制されても、Altria売上への影響は少ないが、従来タバコから離脱への道を狭めるものと理解され、株価は下げた。
- タバコ産業でお勧めできるのは、Philip Morris Internatinal(PM)※のみ。PMは従来タバコから電子タバコへの移行が最も進んでいるので。
※:単なるおさらいですが、Philip Morrisブランドの米国内事業はPhilip Morris USAという会社がやっていて、これはAltriaの子会社。海外事業をPhilip Morris International社がやっていて、これは別会社(独立して株が取引きされている)。
Reutersの報道など読んでも、何が悪くてJUULが発売禁止になるのか、分からない。ネタ元はWSJらしい;
Juul e-cigarettes to be ordered off U.S. shelves - WSJ | Reuters
こちら、Altriaの5年チャート;
Forward Yieldが7.95%に達しており、さらなる株価調整の予感。
PMの方が電子タバコへの移行が進んでいるから買うか?と聞かれたら、答えはNO。電子タバコも一時的(過渡的)な物だと思う。なぜなら、映画の中で誰も電子タバコ吸ってない。格好悪いから。こういうモノは流行らない。
タバコ企業がやるべきは、吸引する物で言えばマリファナだし(JUULにその期待があった・・・、いや未だある)、まったく違う嗜好品をやるべきでしょう。というより、株主からの圧力で何かやらざるを得ない。それがタバコ株の真の方向性を決めるはず。
と思いつつ、何年も待っている・・・。