塾長です。
昨日(米国7/18)の米株市場はサゲ。
S&P500、3,830(-0.84%)
Nasdaq、11,360(-0.81%)
【米国市況】株反落、アップルの採用減速で下げに転じる-138円前半 - Bloomberg
「Apple採用減速→業績懸念」は分かるが、雇用市場が弱くなれば、それだけ利上げ上限も下がる→株価にはプラスでは???単なるノイズ。
原油、101.94
10年債、2.9600
ドル円、138.2290
Bitcoin、21,793
7月 NAHB住宅市場指数、55.0(予想65.0)
米NAHB住宅市場指数、2020年5月以来の低水準-金利高などで - Bloomberg
なし。FEDはblackout period。次回FOMCは7/26、27。
ナンシー・ペロシ下院議長の旦那が、CHIPS ACT(米国半導体企業に補助金を出す法案)が議論されている先月、nVidia株を大量に買い付けていたと問題視されている。ただ、問題視しているのは基本的に右派だけで、左派系メディアはダンマリ。こちら右派のNYPostの記事;
この辺の法律に詳しくないですが、どうやら議員とその家族の株取引は公表されるが、法律上制限はされていない模様。
「日本の政治はダメだなぁ」と常々思うが、米国も酷い。
単なる暇つぶしの話題でしかありませんが、CNBCがある投資会社CIOの解説を引用して「ミレニアル世代(の多さ)が物価を引き上げた」という記事を書いていました;
The size of the millennial generation is to blame for sky-high inflation, strategist says
週末、Twitterには反論と言うか、「俺たちを責めるんじゃない」的な文句のツイートがたくさん出ていた。例えば、こちら;
And here's an update from just yesterday! CNBC blames millennials for the exact opposite problem...spending too much and creating sky-high inflation. CNBC is a junk news network. Maybe they'll blame millennials for the Ukraine War or SCOTUS next!!! pic.twitter.com/DCAfWvCFWb
— Stewart Loeb (@StewartLoeb) 2022年7月16日
そんな中、今朝のBloombergに「物価高を牽引したのは米国だ」との記事(コラム)が載っていて、笑った;
インフレを世界に輸出する米国、FRBの利上げで状況さらに悪化へ - Bloomberg
米国内で見れば「ミレニアル世代が悪い」「いや、そうじゃない」かも知れないが、世界的視点に立てば、そんな事は関係なく、米国が物価高を作ってしまったと映る。何事も視点が大事。
Bank of America、Goldman Sachs、Charles Schwab、IBMが決算。どこもサプライズは無し。記事へのリンクのみ;
ゴールドマン、4-6月業績は予想上回る-トレーディングけん引 - Bloomberg
IBM、通期フリーキャッシュフロー予測を下方修正-株価下落 - Bloomberg
BofA、4-6月純金利収入が22%増-金利上昇や融資の伸びが寄与 - Bloomberg
Charles Schwab Non-GAAP EPS of $0.97 beats by $0.06, revenue of $5.09B beats by $50M | Seeking Alpha
全然オモシロニュースが無いので、ゴルフの話題(経済と政治が絡み合った話)を最後にどうぞ。
今年からLiv Golfという名前の新たなプロゴルフツアーが結成された。代表に就いたのは、偉大なオーストラリアのlegend、グレッグ・ノーマン。ツアー開始から参加した有名選手はフィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソン、ブライソン・デシャンボーなど(ゴルフに興味の無い人には、超有名選手が10名ほど参加していると理解してもらえれば十分)。
こちらの記事は、ミケルソンの契約金が$200M、ジョンソンが4年契約$125M、と伝えている;
Who is playing LIV Golf? Updated list of PGA Tour defectors includes Phil Mickelson, Dustin Johnson, Bryson DeChambeau, others | Sporting News
この莫大なカネがどこから来たかと言うと、サウジアラビア。Liv Golfのスポンサー。そして、そこが問題視されている。BBCによると、サウジアラビアは人権を無視し、ジャーナリストのジャマール・カショギを暗殺した国だから、ダメなんだそうだ;
(ちなみに、スポーツで悪評を取り去ろうとする行為を”sports-washing”と呼ぶのだそうだ)
しかし、そうだとしたら、チェルシーのオーナーがロシアのオルガルヒ(ロマノ・アルラモヴィッチ)だったのもダメよね?(ロシアはウクライナ侵攻前から人権無視の国だったし、放射性物質ポロニウムや神経毒ノビチョクを使用した暗殺を行っている・・・と言われている)。しかし、そこには言及しない。
今までゴルフの世界ツアーを独占してきたPGA Tourがどう対抗したかというと、Liv Golfに参加したゴルファーのPGA Golf主催ツアーへの参加資格はく奪。セ・リーグの選手がパ・リーグの試合に出れないようなものだから、問題ないのでは?と思うが、これに対して米国司法省(DoJ)が独占禁止法の疑いがあるとして調査に乗り出した;
これはバイデン大統領がサウジアラビアに「石油をもっと輸出してください」とお願いに行く直前に発表されていて、バイデンからサウジへのお土産だったのでは?と勘繰る向きもある;
そもそも、バイデンがサウジに行くのも間違いだと言う人もいる。前の大統領選挙でバイデンと競ったバーニー・サンダースはABCに出演し「ワシントンポストの記者を殺すような国は、米国大統領の訪問という恩恵(reward)を受ける資格は無い」と言っている;
米国大統領の訪問を”恩恵、恩寵(reward)”と表現してしまう所からしておかしいし、歴代大統領は何度も中国(←西欧的人権無視の国の代表例として)に「飛行機買ってください、穀物買ってください」とお願いに行ったではないか・・・。
自分の利益を優先して行動するテキトウな人ばかりネ。