塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ダン・ナイルズ】2023年は企業向けソフトウェア、クラウドが低迷する。

塾長です。

昨日(米国12/5)の米株市場は、特に理由も無く下落。Bloombergの解説は「ISM非製造業景気指数が良かったから」と言っているが、サービス業PMIは悪かったので、指数としてはマチマチ。むしろテクニカル要因なのでは(200DMAで折り返すと思った投機家が多かった)?

 S&P500、3,998(-1.79%)

 Nasdaq、11,239(-1.93%)

【米国市況】株下落、ISM統計で利上げ継続警戒-ドル136円台後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、77.40

 10年債、3.5990

 ドル円、136.3330

 Bitcoin、17,003

 

OPEC+は減産せず;
OPECプラス、現行の原油生産枠維持で合意-需給リスク見極め - Bloomberg

これが効いたのか?
サウジ皇太子に免責特権 バイデン政権が判断―米報道:時事ドットコム

逆に言うと、殺人教唆を免責して、米国含む世界中を自由に歩き回れるようにしたのに、見返りはこれ(減産せず)だけ?と思ったり、思わなかったり。

 

 

経済指標:

 11月 サービス業PMI、46.2(予想46.1)

 11月 コンポジットPMI、46.4(46.3)

 10月 製造業新規受注[前月比]、1.0%(0.6%)

 10月 耐久財受注[前月比]、1.1%(1.0%)

 11月 ISM非製造業景気指数、56.5(53.4)

米ISM非製造業景況指数、予想外に上昇-業況指数が急激な伸び - Bloomberg

 雇用の指数は51.5と、前月(49.1)から改善。一方、新規受注は低下した。

 :

 仕入れ価格指数は前月から低下したものの70.0と、なお高水準。

 

 

金融政策:

12/13、14 FOMCが終わるまで、金融当局者の発言は無し。

元ダラス連銀総裁リチャード・フィッシャーがCNBCに出ていた;

www.youtube.com

要約すると、

  • FEDWSJ ニック・ティムロスを通じて、12月0.5%、来年2月0.5%利上げを囁いた。それはreasonableに思える。
  • 今はfree money(ゼロ金利で資本コストがゼロだった)時代から、コストを伴う時代への移行期だ。
  • FEDが(パウエルが)行う最悪の行動は、インフレが収まる前に利下げ→特にblue collar労働者賃金が主導するインフレ再発→再度利上げ。彼らはインフレが一時的だとて引き締め開始時期を誤った。体面を保つためにも、2度と失敗は冒せない。彼らは引締め過ぎという失敗の方を選択する。
  • 金利を5%辺りまで上げたあと、それを保つ。

です。

彼ら(パウエル、FED高官)も人間なので、根本的な行動原理は「自利(利己)」。

残念ながら、そういうことです。

一方、本当に景気が悪くなったら、政治的介入もあるでしょう。それに期待(?)です(本当にそれが良い事かは分かりません)。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

ジョージア州上院選決選投票(run-off)は今日、12月6日行われる。
結果はすぐ出るのかな?
Democrat Raphael Warnock holds narrow poll lead in crucial Georgia Senate runoff – as it happened | US politics | The Guardian

 

 

個別株:

■ 個別の大きなニュースなし。

 

■ Satori ダン・ナイルズが、Amazon株はもっと下がると言っていたので、詳しく聞いておきますか;

www.youtube.com

ーあなたは、来年、特にenterprise softwareが酷くなる(uglier)と言っている。AmazonGoogleMicrosoftのようなハイパースケールでも。

・まったくその通り。コロナの時は、全てのビジネスがオンラインになった。全ての企業はそのためのソフトウェア、クラウドを必要とした。その3年後である今、人々は外に出て、休暇を楽しんでいる。サービスを消費するようになり、モノの売上は下落。そうなると、クラウドを縮小し、人を解雇するのでそのためのソフトも不要になる。それはSalesforceで見てとれた。彼らは来期のcurrent remaining performance obligationを引き下げた。それはビジネスのモーメンタムを表す時の格好を付けた呼び名である。期待値は11%だったが、ガイダンスは7%だった。彼らは業界の先導役(bellwether)である。

 私が思うに、多くの会社が来年の予算を組んでいて、彼らは従業員が多すぎる、ソフトウェアやクラウドをそれほど必要でないと気づいている。

ー既に多くの株価、マルチプルが下がっているが、あなたはさらに悪くなると考えているようですね。AWSは10台後半になるとか?

・そうだ。Amazonは小売りと考えれているが、利益を出しているのはクラウドだ。AWSの先四半期のoperating incomeは$5B。会社全体としては$2.5B。AWSがマルチプルを支えている。彼らは決算をミスしたのち、今期(exiting quarter)はAWSの売上が25%伸びると言った。私はそれが10台後半(teens)になると考えている。さらに言うと、25%というのも、2014年以来の低い数値である。

 このような問題を多く目にするだろう。これらは利用しただけ支払う契約(consumpton based model)であり、インターネット上のサービス消費(consumption)が減速しているのだ。

ー年末にかけてのコンセンサスはコミカルだと言って良い。ポジショニングだったり、バイバックを理由にしている。あなたはそれほどでもないように聞こえます。

・そんなことはない。我々の10月からのツイートを見て欲しい。年末ラリーを予測していた。今週は消化が見られるだろう。しかし、今からクリスマスにかけて、ラリーがあるだろう。取り残させる恐怖が効いて来た。中国はゼロコロナを捨てようとしている。

 しかし問題はそのあとだ。(決算の)pre-annoucementの期間となり、それがuglyになる時だ。

 我々は、このbear market rallyが息切れした後、2023年、底を試すか、底を割る。なぜなら、FEDが3月から始めた利上げが需要をスローにするからだ。今の株価上昇はbear market rallyであるが、我々はそこから利益を得る事ができている。

「2023年は業績見直しが入って、株価が落ちるぞ」というのは、マイク・ウィルソンと同じ主張。特に(これまで10年、20年と株価を支えてきた)企業向けソフトウェアや、クラウドの業績下方修正が入ると言っているのが特徴的。

来年のNasdaq(QQQ)もダメかぁ~。

まぁ、米経済不調→米金利低下期待→円高で、米株の買い時と考えますか。

今年は米株安&円安でさっぱりでしたから、1年ぶりの買い場。

 

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