塾長です。
昨日(米国12/6)も米株は大幅下落。一方、10年債は高い(利回り低下)。リスクオフ。
S&P500、3,941(-1.44%)
Nasdaq、11,014(-2.00%)
【米国市況】株続落、リスク回避-大手銀CEOの景気悲観論相次ぐ - Bloomberg
全面安かと思いきや、公益が一人だけ息巻いてた;
原油、74.44
10年債、3.5130
ドル円、136.9180
Bitcoin、17,075
10月 貿易収支、-782.0億ドル(予想-770.0億ドル)
なし。
なし。
なし。
■ AppleがTSMCアリゾナ新工場で作った半導体を使うと表明。既に囁かれていたので、”ニュース”ではないですが、一応;
TSMCが400億ドルの米工場計画発表-バイデン、クック両氏同席 - Bloomberg
アップルCEO、米国製チップ搭載方針確認-アリゾナ工場から調達へ - Bloomberg
半導体製造に人手はあまりかからないので、Appleにとってコスト増にはならない?
一方、iPhoneの組立工程を中国からベトナム、インドに移すとも囁かれており、こちらはどうなることやら・・・。
■ Appleでもう1件。自動運転車計画見直し;
アップルが自動運転車計画見直し、発売も2026年に延期-関係者 - Bloomberg
6日の米株式市場でアップルの株価は約2%安で推移していたが、自動運転計画を巡るブルームバーグ・ニュースの報道を受け、一段と下落した。終値は2.5%安。
Appleの次の柱は何?と問われている。
ジョブス後のAppleの大成功と言えば、AirPodsくらい?
イーロン・マスクみたいな人がプロジェクトを率いて、ブラックに働かないとうまく行かないのかも。ジョブスもブラックだった。
■まったく気にしていませんでしたが、こんなニュースが出て、 Meta、Googleの株価下落要因になった模様(Internet広告事業のあるApple、Amazonも?);
Facebook owner Meta may remove news from platform if U.S. Congress passes media bill | Reuters
さらっと見ただけなので、理解が間違っているかも知れないが、現在「the Journalism Competition and Preservation Act(通称Journalism Bill)」が議会で議論されていて、それは(多分)Googleのようなニュースサイトから情報を集約して、儲けている企業に対して、コンテンツ作成者に適切な費用を支払うように義務付けるものらしい。
その動きに対して、Meta広報アンディー・ストーンが「そんな法案が通過したら、Facebookにニュースコンテンツを掲載しません」と表明(ツイート)。
そして、Metaに追い打ちとなるニュースがもう一つ;。
メタ株急落、EU当局がターゲット広告を規制とのWSJ報道で - Bloomberg
6日の米株式市場でフェイスブックの親会社メタ・プラットフォームズが下落。一時6.6%安となった。
:
EUのプライバシー規制当局はユーザー個々のオンライン行動に基づくターゲット広告について、メタはユーザーに同意を強制するべきではないとの判断を下したと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は伝えた。
Metaの終値は-6.79%、114.12ドル。
■ 昨日はNYでイベントがあったのでしょうか。ジェイミー・ダイモン、ブライアン・モイニハンなど大手銀行CEOsがCNBC、Bloombergに出演していた。
その一つジェイミー・ダイモンのインタビューを取り上げると;
ーあなたはハリケーンがくると言っていた。
・実際私はそう言っていない。米国経済は世界で最も強い。それを喜ぶべきだ。資本がくる、ビジネスがくる。
米国消費者は去年より10%多く、コロナ前より40%多く支出している。それでも、コロナ前に比べて、$1.5T多くchechking口座にある。支出は減っている。それは良いニュースだ。
ちなみに、企業も健全(good shape)だ。消費者のバランスシートも健全。
一方悪いニュースもある。金利は4%まで上がり、5%に向っている。インフレは収まってきているが、先ほど述べた$1.5は来年中頃までに使い切られるだろう。
すなわち、それらが経済を脱線させるかも知れず、人々が心配しているようなマイルドか、ハードなリセッションを引き起こすだろう。
しかし、もっと大切な事ががある。地政学だ。
ー金利はどうなると思いますか?
・パウエルは金利5%がしばらく続くと言った。私の解釈は3~6か月だが、それでは不十分かも知れない。
ー10年債は?
・このようなQTは歴史上なかったことだ。人類史上初めてだ。私はとても心配している。10年債金利を20年間押さえ続けてきた。それはもうできない。QTは始まったばかり。2%インフレ率で債券は4%。私には今年が良い年になるとは思えない。それはrisk-onの取引だ。しかし、インフレが根強く続けば、そのマインドセットは変化するかも知れない。
ー地政学が問題とはどういうことか?
・明らかに(世界)経済。そして、石油、食料、肥料、戦争、人道危機。このような戦争が欧州で起きたおは1945年以来初めてだ。secure line、中国。多くの問題がある。
それらに加えて、多くの新興国は、ドル高・高金利・原油高で支払いに苦しむ。このような混乱(turmoil)を長い間見てこなかった。
私がハリケーンについて述べた時、私は、嵐の雲(stom cloud)があり、それは軽減されるかも知れないし、ハリケーンになるかも知れない、と言ったのだ。どうなるか分からない。risk managerとしては、どちらにも対応できるようにする。私はどちらになるだろうと推測したりしない。
ーrisk managerとして、どちらの可能性が高いと思いますか?
・分からない。先ほど述べた様々な事を考える。米国の偉大なリーダーシップがそれらを解決しようとしている。それが最も重要なことだ。
非常にマトモなことを言っている。
こんなマトモなCEOがいる会社の株を買いたいと思う人もいるでしょう。
JPMの5年チャートがこちら;
コロナ前高値を少し下回るくらい。
最近株価が上昇してしまったので、forward yield 2.96%。
手を出すには少し遅い感触。
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