塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

キャシー・ウッド「Tesla車はメンテ費用が安い」、JD Power「Teslaの初期品質は悪い」

塾長です。

昨日(米国1/10)の米株は上昇。弱気相場のもと、レンジで動いている?

 S&P500、3,919(+0.70%)

 Nasdaq、10,742(+1.01%)

【米国市況】株上昇、CPI鈍化観測で楽観論浮上-ドル132円台前半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、74.59

 10年債、3.6210

 ドル円、132.1870

 Bitcoin、17,438

 

 

経済指標:

 11月 卸売在庫[前月比]、1.0%(予想1.0%)

 

 

金融政策:

ボウマンFRB理事、一段の利上げ必要-ピーク水準でしばらく維持を - Bloomberg

 

パウエル議長、気候問題に対するFRBの役割は限定的-独立性保持で - Bloomberg

「米金融当局は気候に関連した金融リスクを巡り、限定的ではあるが重要な責務を負っている」

「議会による明確な法制化がなければ、より環境に優しい経済の促進や他の気候関連目標を達成するためにわれわれが金融政策や監督手段を用いるのは不適切だ」

われわれは現在、そして将来も『気候政策当局』ではない

 

 

財政政策:

イエレン米財務長官が留任に同意、大統領の要請で-関係者 - Bloomberg

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ McDonald'sの話題が2つ。

◆ 先週金曜日(1/7)、CEOが全世界従業員あてにメール;
McDonald's to boost restaurant growth, streamline some programs

中身は、

・いくつかのプログラムをキャンセル or 優先度を下げる。

・リストラもあるよ。

・店舗数を増やすよ。

・幹部の昇進、chief transformation officer職新設

だそうです。

 

◆ SECは、元CEO イースターブルックが彼の解雇に関して投資家をミスリードしたとして5年間企業幹部職に就くのを禁止し、$400,000(≒5千2百万円)の罰金を科した;

U.S. SEC charges McDonald's ex-CEO for misrepresentations to investors

Easterbrook failed to disclose other additional violations of company policy he committed by engaging in undisclosed relationships with other employees of the fast-food giant, it  [SEC] said.

SECによると、イースターブルックが、別の従業員とも不適切な関係を持っていたことを公表していなかった。

個別株コワイ。

 

 

■ 1/8、キャシー・ウッドが新しいwebnerを出していた;

www.youtube.com

いつもの主張を繰り返しているので、大幅カット。

面白かったのは、Teslaについて。開始24分あたり;

「最近Uberにのったら3台がTesla車だった。ドライバーに聞いたら、Hertzが以前より安く貸してくれるのだとか。Hertzに聞いたら、Teslaのメンテナンスコストが内燃機関車より50~60%少なくて済むからだと」だそうです。

EVは内燃機関車よりも部品点数が少なく、動く部品が少ないので、作るのも楽、故障も少ない(はず)と言われてきたのが、とうとう実際のデータとして出てきたのでしょうか!?

JD Powerの調査は若干違った結果を示している;
2022 U.S. Initial Quality Study (IQS) | J.D. Power

Battery-electric vehicles (BEVs) and plug-in hybrid vehicles (PHEVs) more problematic: Owners of BEVs and PHEVs cite more problems with their vehicles than do owners of vehicles with internal combustion engines (ICE). ICE vehicles average 175 PP100, PHEVs average 239 PP100 and BEVs—excluding Tesla models—average 240 PP100. (Tesla models average 226 PP100 and are shown separate from the BEV average because the predominance of Tesla vehicles could obscure the performance of the legacy automakers that have recently introduced BEVs.)

正確に言うと、キャシー・ウッドはメンテナンスコスト、JD Power調査は初期品質についてなので、apple-to-appleの比較ではないので注意。前者は壊れにくさ、壊れても早く、安く直せるというお話。後者は、納車された車から異音がする、内装のネジがはまってない、なんてお話。とは言え、ある程度の関連性はあるでしょう。

Tesla車のメンテナンスに関して言うと、GMディーラーがTesla車修理を請け負っていて、”成長事業("growing business")”なんだとか;
GM Has Been Quietly Repairing Teslas With Great Success, But How Does It Work? | Carscoops

これはTesla車のメンテナンスが頻繁に発生するというより、Teslaディーラー/修理工業が少ないのを、GMのディーラー/修理工場が全国にたくさんあって、それを補っている、ビジネスは「GMとTeslaは競合だ」と単純に割り切れない、というお話でした。

 

 

■ 元ダラス連銀総裁リチャード・フィッシャー

www.youtube.com

・デーリーとボスティックが言った事を良くきけ。彼らは[1/12に発表される12月]CPI次第で利上げ幅を0.25もしくは0.5%にすると言っている。さらに重要なのは、FFレートが5%を超えると言っている。市場はまだそれを十分織り込んでいない。

・何度も繰り返し言うが、FEDは連続して2回連続で間違いを犯したくない。インフレが一時的だと判断したのが最初の間違い。恥をかいた。金融引締めを早く止めてしまうという間違いを犯したくないのだ。引締め過ぎるだろうか?そうなるだろう。

ーしかし、引締め過ぎと言うのも間違いではないのか?

・そうだが、組織的な記憶がある。1927、1928年、3%から6%に利上げし、市場にパニックを引き起こした。経済を殺してしまった。彼らは歴史の教えを知っている。しかし、全ての中央銀行の根本的な仕事は、インフレという竜を退治することなのだ。彼らはそれをやり遂げ、インフレを2%台に戻す。インフレターゲットを引き上げるのではないか?と疑う人もいるが。デーリーが言ったように、まだやるべき事がある。サービスセクターでどれくらい改善があるか見て見ようではないか。労働市場はまだ強い。パウエルがcore core measurementと呼ぶものは非常にリッチだ。彼らはその問題に対処しなければならない。

ー12月FOMC議事録によると、失業によって人々が痛みを被るのと、インフレのどちらを取るかという議論があったようだが?

・痛みを被っているのは投資家だ(笑)。10年以上続いた資本コストがゼロだった時代からの移行期にある。投資判断をするときの利回り(hurdle rate)を見直さなければならない。2年債、5年債利回りは若干低下したが、相当な数値である。過去長期にわたって続いて来たcash flowのdiscount率を見直さなければならない。この修正がまだ終わっていない。今年の変動幅は大きくなるだろう。私はFEDが2%ターゲットを捨てるとは思わない。彼らはインフレを誘発するものを全てシステムから取り除くつもりだ。

ふぅ。

溜息しか出てこない。

 

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