塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【デイヴィッド・ザボス】これから株価は上がる。その後はインフレ次第。

塾長です。

昨日(米国12/28)の米株市場は特に理由もなく下落。

 S&P500、3,783(-1.20%)

 Nasdaq、10,213(-1.35%)

【米国市況】株下落、コロナ懸念再燃でセンチメント悪化-円は安い - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、78.65

 10年債、3.8870

 ドル円、134.1700

 Bitcoin、16,551

 

 

経済指標:

 12月 リッチモンド連銀製造業指数、1.0(予想-10.0)

 11月 中古住宅販売成約指数[前月比]、-4.0%(-1.1%)

 同[前年同月比]、-38.6%

米中古住宅販売成約、過去2番目の低水準-予想以上に落ち込む - Bloomberg

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

こちら(↓)、タイトルはnegativeな意味でショッキングですが・・・;

中国発ミラノ便、乗客の半数がコロナ陽性-伊政府は全乗客検査へ - Bloomberg

ミラノ到着便の陽性者のほとんどは無症状だという。

この部分はpositive。

皆さんがなぜ中国re-openを喜ばないのか、良く分かりません。

 

 

個別株:

■ 今日もAppleがよく下げました;
アップル株が4日続落、iPhone供給巡る懸念が引き続き重し - Bloomberg

中国の主要な組立工場での生産停止が主力製品「iPhone」の供給不足を招いており、このところアップルの株価の重しとなっている。

多くの人が「供給懸念」と言っていますが、こういう記事(↓)を見ると、需要の方が心配。日本だけの現象でしょうか?

【特報】ドコモ「iPhone 14 Plus」1円で投げ売り、最新iPhoneが回線契約なしでも6万5000円割引など大盤振る舞い | Buzzap!

株価は-3.07%、126.04ドル。

 

 

■ Tesla社(車)についてロイターが面白い記事を出してた;

テスラ中古車のバブル弾ける、7月ピーク時から17%下落 新車需要の重しに(字幕・28日)
クリーンエネルギーの象徴でもある米電気自動車(EV)大手テスラの中古車価格が、他のメーカーよりも急速に下落している。業界データによると、7月のピーク時から11月までの下落率は17%と、市場全体の4%より早いペースで下がった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がツイッター経営に多くの時間を割いているとの懸念が潜在的購入者を遠ざけているとの見方もある。

記事は、ガソリン価格低下、EV市場での競争、マスクのイメージダウンを理由にあげているが、Tesla車を投機の手段として買っていた人が多かったのかも?

昨日Tesla株は上昇しましたが、まだ下がりそうな予感。

 

 

■ 今日の〆はJefferies デイヴィッド・ザボスのインタビュー;

www.youtube.com

いつものようにマトモな事を言っています。

要約するとこんな感じ;

・株はレンジで推移している。S&P500で言うと、下限3,500~3,600。上限はジャクソンホール前に付けた4,300近辺。

・インフレを押し上げていた構成要素の多くが値下がりしている。

・順調にインフレが低下すれば、株はレンジ上限に向かう。

FEDはその株高を喜ばないだろうが、どう反応するかはインフレ率の落ち具合次第。

 

こちら、全訳;

ー来年に向けて、ハードランディング、ソフトランディング、no-ランディングが語られ、それらの市場の織込み具合、FEDの方向性など、何が起こりそうでしょう?

・エキサイトするような事が言えれば良いのですが。我々(株式市場)はレンジにいる。S&P500は3,500~3,600を下限として、2度それらを付けた。ジャクソンホールで上限を付けたところ、パウエルが頭を叩いた。もう一度、その上限を試すだろう。

 下限を付けたと言える理由は、インフレは名目上の資産評価にプラスに働く。名目利益に対しても同じ。

 上限があるのは、まだインフレ率は7%台で、FEDは勝利宣言をしないからだ。

ー今から思えば、1年前は、誰もが1~2%の利上げしか予想していなかった。これと似たような形で、びっくりするような事は起きるだろうか?

・今年の始め、インフレ率は今と同じく7%台だった。そこに中国ゼロコロナ政策、ウクライナでの戦争という大きなショックがあった。そしてインフレ率は9%を付けた。それらのショックによって、FEDは誰もが予想していなかった程の利上げをしたのだ。FEDは、それら供給側のショックに対して、うまく立ち回ったと思う。そして、インフレ率は7%台に戻った。インフレの中身の多くは来年下がっていく。金融引締めの効果が遅れてやってくるだろう。インフレ率は下がっていくだろう。

 私の予想は、下限に達する前に、上限に向かう。そしてFEDの反応次第。ナイスな反応をしないかも知れないが、それはインフレ次第だ。

 

 

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