塾長です。
昨日(米国7/19)の米株はまたしても上昇。
センチメントが上向きなので、何か悪いイベントがないかぎり値下がりしなさそう。
S&P500、4,565(+0.24%)
Nasdaq、14,358(+0.03%)
【米国市況】株は続伸、利上げサイクル終了への期待-アップル上昇 - Bloomberg
原油、75.23
10年債、3.7420
ドル円、139.6500
Bitcoin、29,869
6月 住宅着工件数、143.4万件(予想147.5万件)
同[前月比]、-8.0%(-9.4%)
6月 住宅建築許可件数、144.0万件(149.8万件)
同[前月比]、-3.7%(0.1%)
米住宅着工件数、6月は減少も安定化の兆し-予想は下回る - Bloomberg
一戸建て住宅の着工件数は7%減少したが、今年2番目に高い水準となっている。一方、集合住宅の着工件数は10%近い減少。集合住宅の建設許可件数は昨年11月以来の大幅な落ち込みとなった。
なし。
なし。
なし。
■決算はGoldman Sachs、Carvana、IBM、Halliburton、Baker Hughes
、United Airlines、Netflix、Teslaなど;
ゴールドマン、4-6月利益急減-投資銀不調や不動産評価損で - Bloomberg
ゴールドマン・サックス・グループの4-6月(第2四半期)は利益が急減し、デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)の下で最も低収益率の四半期となった。
19日の決算発表によると、投資銀行業務の低迷と不動産投資の評価損、グリーンスカイ融資事業を傘下に持つ消費者向け事業ののれん代償却が響き、4-6月利益は前年同期比で58%の減益となった。収益性の重要な指標である自己資本利益率は4%に落ち込み、大手米銀の中で最悪となった。
株価は+0.97%、340.55ドル。
IBM、通期売上高見通しを据え置き-需要減速への懸念和らぐ - Bloomberg
米IBMは2023年12月通期売上高見通しを前年比3-5%増加に維持し、インターネット・テクノロジー需要の減退を巡る投資家の不安を払拭した。
株価+0.09%、135.48ドル。
Halliburton, Baker Hughes warn of North America weakness; profits beat estimates | Reuters
米中古車小売りカーバナ株が急騰、債務再編と株式公募で再起図る - Bloomberg
米中古車小売りのカーバナは債券保有者との間で債務再編で合意し、最大10億ドル(約1400億円)規模の株式公募を届け出た。コロナ禍で生じた好況と不況の波から立ち直りを図る。
新株発行するが、株価は上昇。+40.20%、55.80ドル。
ちなみに、ミーム株を集めたETFであるRoundhill MEME ETF(MEME)の年初来株価がこちら;
年初来、約7割上昇。
ネットフリックス株下落、売上高と見通しが市場予想に届かず - Bloomberg
動画配信サービスの米ネットフリックスが19日に示した7-9月(第3四半期)の売上高見通しは、ウォール街の予測に届かなかった。パスワート共有対策と新たな広告戦略がまだアナリスト予想ほど売上高の伸びをもたらしていないことを示唆した。
時間外で-8.15%、438.69ドル。
United posts record earnings and forecasts strong profits for bustling summer quarter
・United’s second-quarter earnings and revenue topped analysts’ expectations.
・Shares rose roughly 3% in extended trading following the report.
・United executives will hold a call with analysts and media at 10:30 a.m. ET Thursday.
時間外で+3.21%、56.56ドル。
テスラ4-6月、EV業界トップクラスの収益性低下-値下げ響く - Bloomberg
電気自動車(EV)メーカー、米テスラの4-6月(第2四半期)決算では収益性が低下した。EV業界でトップクラスの利益率が、数カ月にわたる値下げで圧迫されつつあることを示した。
時間外で-4.59%、277.90ドル。
■昨日はトム・リーのインタビューもあったが、同じような事を言っているので、割愛。
そのかわり、Stifel バリー・バニスターをどうぞ;
ー次のゲストは年初に株高を予測したストラテジスト、バリー・バニスターです。彼は年後半、S&Pを4,400と弱い予想をしている。
あなたは他の人と逆方向に行く。今回も同じか?
・2Qはbig techによってリードされた。3Qは我々が’cyclical value(景気循環型の割安株)’と呼ぶ株によってリードされるだろう。銀行、広い意味での金融(diversified financials)、工業、基本的な素材(basic materials)だ。経済が落ち込まなければ、彼らは3Qに良い業績を出すに違いない。
ーそうであれば、もっと強気な予想をしても良いのでは?
・我々のモデルによると、年末までに失業率が上昇し、FEDは高金利を続ける。インフレ抑制を確実にするための行動だが、やり過ぎるだろう。FEDが高金利を保ち、実金利が上昇し、PERが下がる。[株は]4Qで数%鳥戻るだろう。
ー年後半の失業率の予想は?
・年末までに4.0%。人々をリセッションが来ると心配になると恐れさせるレベルだ。2024年11月選挙までに6%になる。2024年はとても心配。利益成長は少ない。前年比でフラットだ。市場はS&P500の利益が$20上昇すると予想しているが。石油は地政学的リスクだ。ロシアには減産し、価格を上げるインセンティブがある。
ーそうだとすると、なぜ景気循環株を買うのですか?失業率が上がり、FEDが高金利を続けるというのに。
・我々は恒久的な弱気相場(secular bear market)にいる。2021年12月30日、S&Pはピークをつけた。恒久的弱気相場では、全てが短期的トレードとなる。Buy and holdは死んでいる。これは約10年間、2030年まで続くだろう。2Q はBig tech、3Qは工業、素材、4Qは完全に異なるストーリーになるかも知れない。我々はローテーションしなければならない。
ー景気循環株を買うのは、一時的なカネの置き場所(rental)だと?
・この種の市場では全てがrentalだ。2022年を思い返せば、スタグフレーションのトレードだった。それはもう機能しない。公益やエネルギーで大金が稼げた。一時的な取引しか機能しない。何も長続きしない。
ー2024年の議論にシフトがあるように感じる。あなたは弱気(down beat)だが、直前のゲストCitizens Financial CEO ブルース・ヴァン・サンは強気な調子だった。
・economic surprise indexは基準を低くしたので、大幅に上回った。2024年に向け、資源に制限がかかり、インフレは溝にはまったようになる。我々はCore PECデフレータが3%辺りに留まると予想している。FEDは2%を望んでいる。パウエルが3%を受け入れるのは大変なことだ。
彼は強気転換したのかと思っていましたが、全然弱気でした。
整理すると・・・;
・2021年12月以来、株は弱気相場にある。2030年まで続く。
・2023年末S&P500目標は4,400。
・弱気相場で儲けるには、そのとき流行っているテーマに沿って株を売買(トレード)すべき。buy and holdするな。
・2022年は公益、エネルギー、23年2Q はBig Techで儲かった。
・2023年3Qは景気循環的割安株をトレードする。
・2023年4Qは別のテーマになっているかも知れない(分からない)。
・2024年は高金利、高めのインフレ率(コアPCEデフレータ3%)、高めの失業率(6%)、企業利益ゼロ成長。ロシア減産で原油高。
大統領選挙の年に失業率が上がるとは思えないし、中国の超回復が無ければ原油価格は上がら無さそう。彼の言説は当たるでしょうか?
トレードしかしないと言っているので、そもそも彼の長期予想を聞く必要は無いかも知れません。
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