塾長です。
昨日(米国6/5)の米株はサゲ。
S&P500、4,273(-0.20%)
Nasdaq、13,229(-0.09%)
【米国市況】株は小反落、アップルが下げに転じる-ドル139円台後半 - Bloomberg
S&P500種株価指数ではテクノロジー銘柄が下げを主導した。アップルは複合現実(MR)ヘッドセットへの期待から一時2%上昇したが、ヘッドセット発表後には下げに転じた。
MR?AR?ゴーグルは来年の発売、価格約49万円($3,499)。高くて買えません。
Appleの株価は-0.76%、179.58ドル。さらに時間外で下げている。
原油、71.91
10年債、3.6930
ドル円、139.3830
Bitcoin、25,820
米SEC、バイナンスと趙CEOを提訴-証券規則に違反 - Bloomberg
5月 サービス業PMI、54.9(予想55.2)
5月 コンポジットPMI、54.3(54.5)
5月 ISM非製造業景気指数、50.3(52.5)
4月 製造業新規受注[前月比]、0.4%(0.8%)
4月 耐久財受注[前月比]、1.1%(1.1%)
4月 耐久財受注コア[前月比]、-0.3%(-0.2%)
米ISM非製造業景況指数、ほぼ活動停滞の水準-仕入れ価格低下 - Bloomberg
雇用指数は49.2と、昨年10月以来の低水準。
ラガルドECB総裁、追加利上げ必要と認識-物価圧力根強い - Bloomberg
なし。
ペンス前副大統領、2024年米大統領選に出馬-トランプ氏に挑戦 - Bloomberg
ペンス氏(63)は7日にアイオワ州で正式に出馬表明すると、事情に詳しい複数の関係者は明らかにした。
■注目決算なし。
■CNBCではApple新製品発表会の話題ばかり報道(≒宣伝)していた。
2つ面白いと思ったポイント(言葉の断片)をご紹介;
”インフレを考慮するとAppleのMRヘッドセットはApple I(ワン)よりも安い。”
”これ(MRヘッドセット)が大衆にとってのイノベーションになるか不明。Air Pods、iWatchは明らかにそうだった。利益、売上が激増した。いくらこの製品が良くても、$3500という価格は大衆向けイノベーションというより、特権階級向けオモチャだろう(a nobelty toy for priviledged)”
■最後はMarriott CEOトニー・カプアーノのインタビュー。
旅行関係、特にホテルは数週間、数か月先の予約が入る(経営者の感覚ではなく、数字として表れる)ので、経済の先行指標として信頼できるのでは?と思っている;
ーU.S. Travel Associationによると今後6か月で、米国人の53%が旅行に行くと回答。MarriottのCEOに話を聞きましょう。
あなたがCEOになってから絶好調ですね。パンデミックが終わったおかげですか?あなたの経営が素晴らしいのでしょうか?
・社員が素晴らしい。旅行業は回復力がある。過去2年間、常にそれが回答だった。2年半前からは考えられない。2022年はEBITAが年度として最高。1Q/2023は四半期のEBITAとして最高を記録した。私を勇気付けるのは、全てのセグメント、全世界で回復が見られることだ。
ー欧州への反動需要が見られるのですよね?
・そうだ。航空の統計では、欧州に行く座席の需要は50%増、確か、46%だった。前年比で。
ーパンデミック前と比べると?
・ほとんど戻した。3,4%下回っているくらい。
ーこれはYOLOでしょうか?人々は持っている以上に使っている?
・パンデミック前でさえ、モノ(hard goods)から経験(experiences)へシフトする傾向があった。パンデミックが加速材になっただろう。それが全世代に広がったと言える。若い世代にその傾向があったのが、全世代に行き渡った。あなたが言うように「ロックダウンがいつあるか分からない。この旅行の機会は逃さないぞ」と言っている。
ーすべての旅行者に表れているのですか?
・全ての価格帯(price tiers)という意味ですね。それは間違いない。
ーまったく衰える兆候はない?しかし、Amazonで75インチテレビを買わずに65インチにするとか、そういう話を良く耳にします。
・高価格帯(laxuary)は2022年に最高のrate増加(rate growth、価格上昇の事だと思われる)を記録した。それは今年に入っても続いている。若干落ち着いてきているが、rate増加は続いている。
ーこの先はどうでしょう?来夏のホリデーの予約(bookings)は?
・Booking window(予約した日から実際の旅行出発日までの期間)は21日間。短いと言える。7月4日を例にとると、RevPAR(revenue per available room、利用可能な客室当たりの売上)は前年比10%増だ。
ーそれは素晴らしい。しかし、”things are great until are not”とも言う。イールドカーブはリセッションを示唆している。何もないですか?
・今の所はない。一つ私を安心させてくれるものがある。21日というのは短期滞在者によるもの。Group business(団体旅行???)が強い。group businessはbooking windowが長い。1Qの説明会で言ったことだが、過去3四半期と今年を併せた団体の予約見込みは26%増加。group businessは今年を通して強い。それゆえ、我々は全世界のRevPARの見通しを10%から13%へ引き上げた。
ー世界で何店舗のホテルがオープンしますか?
・4~500軒のホテルを今年オープンする。月に40~50軒といったところか。
ー地域的には?
・米国、カナダが最大の市場。それに続くのが中国。
ー中国の調子は?
・良くなっている。中国本土の需要はパンデミック前に戻った。しかし、国内需要に偏っている。4月終了時点、国際線はパンデミック前に比べて40%。国際需要はまだ戻っていない。半分未満だ。
ーMID-X Studio※とは何ですか?
・1か月ほど前、31番目のブランドを立ち上げた。メキシコのチェーンで、City Expressと言う。低、中価格帯。それの米国版で、長期滞在に対応するのがMid-X Studio。我々は長期滞在向けに強い。Residence Inn、TownPlace Suitesなどのブランドだ。これは20日以上の滞在向け。中価格帯(mid scale)。素晴らしい品質だが、低価格である。
アンドリューとベッキーが一生懸命「景気が悪くなる兆候はない?」と何度も聞いているが、トニーの回答は「まったく無し」一辺倒。
中国での国際客が回復していないとのことで、なんなら上振れ余地さえある。
※:こちら(↓)の報道によると、MidXというのはプロジェクト名で、ブランド名は後日発表予定;
Marriott International Adds New Midscale, Extended-Stay Brand
20日以上の長期滞在向け、一部屋約80ドル/日。部屋にはキッチン、大きめのクローゼットを含み、共有施設として洗濯場、ジムがある。ペット持ち込み可。
厨房が無いので、食事は提供しない模様。
ターゲットはリモートワーク労働者?
インフラ法案の支出で働く建設労働者かも?
というのも、最近「これだけ金利を上げても景気が悪くならないのは、インフラ法案で労働環境が良いせいだ」との言説が増えている(ように感じる)。
一方、警戒されているのは学資ローン返済延期措置の期限切れ。9月だったか、10月から返済再開だそうで。
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