塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【マルコ・コラノヴィック】金利引下げまで次のサイクルは始まらない。

塾長です。

昨日(米国6/7)の米株は下落。利上げ観測?単純に上げ過ぎたから下げたのでは?

 S&P500、4,267(-0.38%)

 Nasdaq、13,104(-1.29%)

【米国市況】ハイテク株下落、7月の米利上げ観測で-ドル140円回復 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、72.46

 10年債、3.7840

 ドル円、140.0390

 Bitcoin、26,305

ドル・円は140円付近、カナダ中銀利上げで米金利上昇-FOMC待ち - Bloomberg

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

■カナダが利上げ;
カナダ中銀が予想外の利上げ再開、政策金利4.75%に-景気過熱に対応 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

中国の輸出、5月は予想を上回る落ち込み-景気リスク増大 - Bloomberg

 

 

 

個別株:

■注目する決算なし。

GameStopが決算発表とともに、CEOの解任をしたらしいが、今や「GameStopって美味しいの?」程度の興味しかない。

 

 

「Teslaが350万円で買える」とお伝えしましたが、米国政府による税額控除(還付?)の対象となる日本車は日産リーフだけだそうです。こちら(↓)のサイトで対象車種が検索可能;
https://www.fueleconomy.gov/feg/tax2023.shtml

海外メーカーでは・・・、

BMW X5、330e

Audi Q5 eQuattro、

・Hyundai (Genesis) Electrified GV70

VW ID.4

Volvo S60 PHEV

が対象になっている。

トヨタ、大丈夫?

 

◆車と言えば、KIA・Hyundai車が簡単に盗めると話題になっていた件※、NYCがKia・Hyundaiを訴えた;
NYC files lawsuit against Kia, Hyundai claiming cars too easy to steal

※:2021、2年までのモデルにはイモビが付いていないらしい。昔の映画で、悪人がステアリング下の配線をゴニョゴニョしてエンジンをかけ、盗んでいたのを見た人もいるかも?ですが、あのような感じでhot wireできるらしい。ただ、その方法がTiktokで拡散して、盗難が増えた、というのが現代的。

例えば、Youtubeでも試した人の動画が見れる;

www.youtube.com

Kia・Hyundai株に手を出す予定はないので、スルー案件ですが。

 

 

◆車と言えばもう一つ。ARC Automotiveのエアバッグに不良があり、HNTSAがリコールを命令していた;
米当局、ARC製エアバッグ・インフレーター6700万個のリコール要請 | ロイター

US agency steps up safety probe into air bag ruptures | Reuters

こちらも上場株ではないのでスルー案件。

タカタがホンダに波及したように、特定の車メーカーに影響したりする???

 

 

FOMC、CPI待ちになっていて話題が少な目。最後は久々の弱気派マルコ・コラノヴィックで〆;

www.youtube.com

ーあなたはこのラリーをexceptional(例外的)と表現しています。too exceptionalでしょうか?

・そう思う。このラリーで値上がりしている銘柄が少数過ぎる。AIに関連した大型株。ここからさらに上がらないとは言えないが、バブル的だ。[今から参加するには]遅すぎる。下落(pull back)があるだろう。今日、それが少し見られた。Nasdaqが1.5%下落だ。

ーバブルと呼んだのは、値上がりが速すぎ・行き過ぎという意味ですか、もっと極端(extreme)な状態を指していますか?

・多分ね。PEが100倍、200倍になっている株がある。割安株投資家・バリュー投資家(value investor)は落ち着かない。個人的に割安株へのバイアスがあるかも知れないが。ここから値上がりしないとは言えないが、PEが高いという認識はすべき。そして、これらテクノロジー株の上昇と同時に、金利も上がっている。テック株上昇と金利上昇は、典型的には同時に起こらない。心配なシグナルだ。

ー図星ですね。バリュー投資家はこのラリーにやられた。バリュー投資家は、いつになったら「AIにカネが集まる、AIの収益がよくなる」と考えるでしょう?そうなれば、さらに上がる可能性がある。

・そのテーマ、ナラティブ(物語)はbest caseである。しかし、AIは新しいものではない。少なくとも5~10年は開発されてきた。これからも続くだろう。勝者と敗者が出てくる。私の反論(counter argument)は、Aiは新しいものではない、これからどうなるか分からない。”AIだ”と言った全ての会社の株が上がっているとき、バリュー投資家は心配になるものだ。

ーあなたはなぜもっと市場全体に楽観的になれないのですか?あなたが期待していた以上に市場は強く、回復力があった。あなただけではない。多くの人がこの株高を予想できなかった。DOWは33,680、S&Pは43,000直前だ。

・我々がそれほどpositiveでない理由は・・・、回復力は卓越したものだ、(株への)資金流入は並外れたものだ、それでも前向きになれないのは、主に金利ショック(interest shock)が理由。約1年で5%の利上げがあった。QTも進行している。市場は地政学を気にしない、エネルギー危機を気にしないと言っているのではないが、金利がPE倍率と経済活動に悪い影響を及ぼすべきだ。FEDは経済停滞を起こしたいのだ。我々はこれを新しいサイクルだと考えていない。過去のサイクルの終盤だ。このサイクルは、FED金利を長期間高く保つことで、終了するべき。それが、私が(株高で)興奮できない理由だ。もちろん我々は市場に回復力があり、高い領域にあるのを認識しなければいけない。しかし、新たな高値を付けるとは説得されていない。FED金利を下げるまでは、株は上昇しないだろう。

という事で、今日も弱気派ポートフォリオマネージャが弱音を吐いているだけでした。

とは言え、彼の主張は正しいと感じますけどネ。

「高金利なのに株は高過ぎる。特に成長株が上昇するのはおかしい」

「AIはバブル(ハイプ)だ」

FEDがインフレ退治のために経済停滞を引き起こそうとしているのだから、(時間がかかっても)そうなるはず」

うんうん、と頷かざるを得ない。

 

一方、最高値(4,700)から22年10月底(3,600)を打ち、現在4,200。55%戻っている。

なので「半値戻しは全値戻し」だと言っている人もいる。

・・・。

 

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