塾長です。
昨日(米国6/12)の米株は右肩上がり。
S&P500、4,338(+0.93%)
Nasdaq、13,461(+1.53%)
全面高と思いきや、セクター毎に大きな違いが;
勝ち組はテクノロジー、通信、生活必需品。負け組はエネルギー、公益、不動産。
Coca-Cola(-0.43%)、General Mills(-0.87%)辺りが足を引っ張り、S&P500に大負け。
【米国市況】株続伸、ハイテク銘柄中心に買い-CPI発表を控え - Bloomberg
大手ハイテク銘柄が株高をけん引し、ナスダック100指数は2%近い上昇。・・・個別銘柄ではテスラが12営業日続伸と、過去最長の連騰となった。アップルは1.6%高で終値の最高値を更新した。
原油、67.37
10年債、3.7650
ドル円、139.4300
Bitcoin、25,919
なし。
なし。
なし。
なし。
■TikTokをホストしているOracleが決算;
オラクル、3-5月売上高が予想上回る-AI需要でクラウド好調 - Bloomberg
売上高ではクラウドインフラストラクチャーが76%増の14億ドル、クラウドアプリケーションが45%増の30億ドルだった。
株価は+5.99%、116.43ドル。Forward Yield 1.46%。
レガシーテック企業の割には配当が少ない。
■弱気派マイク・ウィルソンがまたネタにされている;
ゴールドマンとモルガンS、強気相場入り後のS&P500で異なる予想 - Bloomberg
ウォール街きっての弱気派のウィルソン氏はリポートで「弱気相場が終わったと公式に宣言する向きが増えているが、当社は2023年の利益見通しに基づきこれに異を唱える」と論じた。
S&P500種は昨年10月の安値から20%上昇し、テクニカル上の強気相場に入った。
■最後はWells Fargo クリス・ハーヴェイ。彼は弱気派だったが、短期的に強気に転じていた;
ー人々は職の確保や住宅価格に関して自信を強めているようだ。どのように和解するのですか?
・それが問題だ。今は全てが良いとされている。私の何人かの超弱気な同僚が強気に転じた。誰もが市場や、経済について気分が良くなっているのは、良いことではない。なぜなら、織り込み済みだからだ。何か悪いこと、例えばマクロ、学資ローン減免、次の決算で何かあれば、伸び切った市場に影響を与える。少し値下がり(pullback)が起きる。良いニュースは悪いニュース、良いセンチメントは悪いセンチメントだ。
ー戦略家の目線から市場をどう見ているのですか?個別株でも最高値を更新し、指数も上昇。値上がりしている株が、少数のメガキャップ株から広がっている。
・(株価上昇の)”広がり(broadeing-out)”について話をしよう。broadening outするのは筋が通っている。中型株・中型成長株は売られ過ぎだった。それが反転しはじめた。巨大株(the uber caps)は買われ過ぎだったので、値下がりする必要があった。それらは指数の大きな部分を占めているので、over performeする(指数を超えて値上がりする)のは難しい。この反転は理にかなっている。問題は、これからどうするか?、上値があるか?だ。大きなEPS成長でも無い限り、市場を興奮させるのは難しい。マルチプルは19~20倍だ。安くない。
ーそれでは、この環境で投資家はどうすべきだと思いますか?
・ローテーションが理にかなっている。リスク・リワードの観点から、我々は小型株よりも中型株への投資を増やすべきだと考えている。少しばかり利確して、短期国債を買う。よりリスクの少ない資産への移行。この時点では、保守的になるべき。全てが良すぎるように感じる。全てが織り込まれている。そういう時、転換が起きる。我々はリスクオフに転じる。
ー何かもっと確かなもの、クレジット市場だったり、経済指標だったり、何かあなたを信じられるものはありますか?どうしてこんな質問をしているかと言うと、ずっとリセッションが来ると言われていたが、未だ来ていない。
・我々はリセッションとは言っていない。我々は経済低迷(economic malaise)と言ってきたし、その状態にあるように見える。消費者はまだ大丈夫、企業にはまだカネがある。
しかし、それをどのように値付けすべきだろうか?S&P500は2桁上昇している、今年に入って6か月も経っていないというのに。大きな回復なしに、このトレンドを維持できるだろうか?できるとは思えない。この段階では、enomic malaiseとかは関係ない。リセッションは短期的な視界には入っていない。株、リスク資産はどのように値付けされるべきか?だ。値段は先を行きすぎている。少し下がるべきである。
ー最後に、あなたのS&P500年末予想を教えて下さい。
・4,200。少し市場コンセンサスよりも低い。我々はS&P500はバウンスすると考えていたが、これほどだとは思っていなかった。
上で弱気派マイク・ウィルソンを揶揄しましたが、ここでもCNBC ドミニク・チューがハーヴェイに「リセッションが来る、来ると言っていたのに、全然来ないじゃないか!今株が下がると言ったけど、何か証拠はあるの?(意訳)」と聞いている。
皆がボートの同じサイドに集まってきているように感じる。
こちらのビデオでも「弱気派と強気派の対決です」と言って、エリック・ジョンストン(弱気)とジャック・アルビン(強気)の見解を並べて紹介しているのだが、「こんなに株が強いのに、まだ弱気なの」的な雰囲気;
とは言え、強気派として呼ばれた方も「上昇している少数の巨大株は買わない。買うなら小型株。海外にも目を向ける。日本株は米国株の半分の倍率で取引されている」と言っている。
今日も日経あがっている。
J-REITが下がっているので、全然儲からない。
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