塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【元ダラス連銀総裁 ロバート・カプラン】過去に成立した財政政策が残っているので、2024年末まで景気後退は来ない。

塾長です。

昨日(米国6/13)の米株は、低めのCPIからの利上げ終了予測で上昇。

General Millsが値下がりしていて、全然儲からない。GISの次回決算は6/28。その内容がモレているのかも?

 S&P500、4,369(+0.69%)

 Nasdaq、13,573(+0.83%)

【米国市況】株上昇、CPI受けて利上げ休止観測-円は再び140円台 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、69.14

 10年債、3.8390

 ドル円、140.1100

 Bitcoin、25,839

 

 

経済指標:

 5月 CPI[前月比]、0.1%(予想0.3%)

 同[前年同月比]、4.0%(4.2%)

 5月 CPIコア[前月比]、0.4%(予想0.4%)

 同[前年同月比]、5.3%(5.2%)

米消費者物価指数、5月は前年比で伸び鈍化-利上げ休止の余地 - Bloomberg

ブルームバーグの計算に基づくと、エネルギーと住宅を除いたサービス価格は前月比0.2%上昇。コロナ禍前に見られた伸び率並みとなった。前年同月比では4.6%上昇と、昨年後半に付けたピークからの鈍化傾向が続いた。

 

米国で卵が14%安い、1951年以来の価格急落-物価上昇にブレーキ - Bloomberg

 

 

金融政策:

今晩、FOMC終了、パウエル会見。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

中国が景気支援に転換、相次ぎ予想外の利下げ-広範な刺激策も検討 - Bloomberg

 

 

個別株:

■Disney大丈夫?;
ディズニー映画「アバター」や「スター・ウォーズ」新作公開延期 - Bloomberg

アバター」や「アベンジャーズ」、「スター・ウォーズ」など大型シリーズの公開が最長3年延期された。

  :

ディズニーは延期の理由を説明していない。ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は経費節減などで利幅を拡大する戦略を進めている。5月2日には米脚本家組合(WGA)がストライキに入り、テレビシリーズや映画の製作が中断され、延期やキャンセルのリスクが高まっている。

Disneyは最近コスト削減を進めている。今回も製作費削減→収益改善の一環?

フロリダ州/デサンティスとの対立から推測すると、シナリオや配役をポリコレ強化の方向で修正している可能性も?

株価は+0.76%、93.85ドル。

売るか・・・。

 

 

 

■今日の〆は元ダラス連銀総裁 ロバート・カプラン※1;

www.youtube.com

1時間もあるので、ポイントを3つにまとめると・・・;

  1. 利上げしても景気後退に陥っていないのは、過去の財政政策が残っているから。2021年に成立したAmerican Rescue Planは、連邦レベルでは支出したことになっているが、地方レベルでは使いきれていない。私が会話した市長や、学長や、彼ら全てが2024年末の期限までにカネを使い切ろうとして必死になっている。Inflation Reduction Act、Infrastrucure Actのカネもある。
     金利を高くし過ぎる・それを長く続けるべきではない。地方銀行と彼らからカネを借りている中小企業に影響が出る。彼らは景気回復期に必要だ。
  2. FEDは官僚的な組織で、議論が活発ではない。上司の言う事に従う事が期待されている。私の出身である民間部門(注:カプランは23歳から26年間Goldman Sachs勤務)では活発な議論を行い、その結論に皆が従うのを良しとした。
     私が2022年9月FOMCで反対票を投じたのは、戦術レベルではなく、戦略レベルで意見の相違があったからだ。将来の金融政策の柔軟性を制限するので「長期間低金利を続ける」と表明すべきではないと考えていた。
  3. インフレ問題を解決するにはFED/金融政策だけでなく、財政政策と合わせたアプローチが必要だ。金融政策だけでやろうとすると、金利は”higher for longer”になり、それは何かが壊れるまで続く。#1で述べたように、過去の財政政策の使用期限を延期するなどがインフレ解決に有効だ。

すごくマトモな事を言っている。

特に「金融政策と財政政策と合わせてインフレ退治に当たるべき」と言っている部分。いつもパウエルは財政政策について質問されると、「それは我々の管轄外」と言って逃げる。カプランも現役の頃、こんな事を公に発言していなかった(※2)。

そもそもFED高官は「金融政策には透明性が大切」と言い、各地で行われる(※3)講演会、パネル討論会、Bloombergなどのestablished mediaでしゃべるのだが、この手のInternet配信で誰もが見られるような場には出てこない。なぜ講演会を録画して配信しないのですか?オカシクないですか?と(※4)。

 

※1:彼はダラス連銀総裁在職中に個別株取引をしてクビになった(辞職させられた);
ダラス連銀総裁が辞任表明、ボストン連銀総裁に続き-タカ派の2人 - Bloomberg

※2:インタビュワ(ジャック・ファーレイ)は「なぜそれを表立って言えないのですか?」と聞くべきだった。

※3:その多くがリゾート地だったりする。

※4:日銀総裁会見では予め質問内容が渡っているようなので、日本はもっと遅れている。

 

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