塾長です。
昨日(米国6/23)の米株は下落。週間でも下落。一本調子で上がっていたので、ちょっとした調整は健全。
S&P500、4,348(-0.77%)
Nasdaq、13,492(-1.01%)
【米国市況】株下落、欧州の景気後退不安と利上げ警戒-143円80銭台 - Bloomberg
今年好調なテクノロジー株に利益確定の動きが見られ、S&P500種株価指数は週間ベースで1.4%下落。ナスダック100指数の週間下落率は1.3%となった。半導体メーカーのマーベル・テクノロジーやグローバルファウンドリーズなどが売られ、マイクロソフトやエヌビディアも指数全体を押し下げた。
原油、69.50
10年債、3.7390
ドル円、143.6550
Bitcoin、30,653
円安進行、一時143円80銭台-為替トレーダーは口先介入を警戒 - Bloomberg
ビットコインが年初来高値更新、1年ぶり高水準-仮想通貨全般に買い - Bloomberg
6月 製造業PMI、46.3(予想48.6)
6月 サービス業PMI、54.1(54.1)
6月 コンポジットPMI、53.0(53.6)
6月の米総合PMIは53に低下、製造業さらに悪化-S&Pグローバル - Bloomberg
インフレに関してはまちまちの内容となった。製造業の仕入価格指数は約3年ぶりの大幅な縮小となった一方、サービス業の類似指数は5カ月ぶり高水準となった。しかし、総合の受取価格指数は2020年以来の水準に低下した。
なし。
なし。
なし。
■Carmaxが決算;
Stocks making the biggest moves before the bell: Starbucks, CarMax, Virgin Galactic and more
CarMax
— The used car retailer gained 6.8% after beating Wall Street expectations on first-quarter revenue. CarMax reported $7.69 billion, ahead of the $7.49 billion expected by analysts polled by StreetAccount.
株価は+10.07%、86,21ドル。
■〆はCarlyle共同創業者デイビッド・ルーベンスタイン;
ー来週アスペンでお会いできるのを楽しみにしています。
市場の現状、FEDについてどのように見ているでしょう?
・市場は今年中の利下げを予想していたが、FEDは無いと明確にした。ジェイ・パウエルは議会で今年中の利下げは無いと証言した。市場はそれに合わせようとしている。市場は先を行きすぎていたようだ。
ーCarlyleでは6、12か月後の金利をどのように予想していますか?2回以上の利上げがあるでしょうか?
・通念上(conventional wisdom)、2回の0.25%利上げが予想されている。それは中国、ウクライナでの戦争など、外因性の要因が無いという前提だ。しかし、conventional wisdowmは常に間違う、というのもconventional wisdomである。
ーあなた自身の予想は?
・この時点ではconventinal wisdowmに従うべき。何が起きるか分からないが、FEDは1、2回利上げをする、来年は利下げするかも知れないと言っている。
ー金利が上がって行くのが予想されているとき、private equity投資家として今は投資をすべき時だろうか?売る時か?
・機関投資家(professionl investors)が大きく儲けるのは、問題が起きているときだ。一部の人は不動産、不動産負債を心配している。そこにチャレンジはある。しばらく保有するつもりなら、買い時だ。買ってすぐに売りたいなら、止めておいたほうが良い。我々のような長期投資家であれば、今は投資するのにとても良い時期である。競争は少なく、ディールをファイナンスするのは難しいが、決めてしまえば4、5年は大丈夫。素晴らしいprivate equityは経済的トラブルが起きているときに生まれる。
ー先日バリー・スターン(スターンリヒト)が番組に出演した。彼はFEDが考えているよりも断然経済は減速していると言っていた。彼はFEDが持っているよりも最新のデータを持っている。Carlyleのデータはどうなっていますか?
・我々も数百の会社を所有し、データを集め、分析している。時にはFEDにデータを送ることもある。我々のデータはリセッションがすぐに来るとは出ていない。最も予期されたリセッションであるが、未だ起きていない。我々のデータはリセッションが米国にすぐ訪れるとは出ていない。何が起きるか分からないが、データはそれなりに良いものだ(reasonably ok)。消費者向け売り上げは落ちていない。コンサート、ホテル、レストランは大きく伸びている。データはリセッションを示していない。
ーそれでは、何を買いますか?サンフランシスコの不動産でしょうか?地方銀行?もしくは、それらの負債?
・全ては値段だ。それがいくらなのか言ってくれれば、我々がどうするか答えましょう。もちろん、商業不動産を買いますよ。誰もがオフィス勤務者が以前より少ないのを知っている。NYのオフィスでは、週2,3日の出勤だろう。いつかの時点で、人々は「オフィスのスペースは小さくて良い」と言うだろう。それらの価値は減る。不動産負債が値引きされ売りに出される。多分、それは今後2、3年において、最大の機会となるだろう。巨大都市の商業ビルの負債だ(discounted real estate debt in large commercial office buildings in big cities)。
ーそれに賭けますか?ある都市、例えばサンフランシスコ、シアトル、シカゴはチャレンジがある。それらの都市は扱いが難し過ぎ(too hot to handle)やしませんか?
・都市がしばらく沈み、もうダメだと言われる。しかし、若い人は都市を好むものだ。若い人は大きな都市で働きたい。大都市がすぐになくなる(going away)とは思わない。サンフランシスコはpublic relationsに問題を抱えているが、サンフランシスコが無くなるようなことはない。不動産価格はしばらく下がるだろう。人々はサンフランシスコから農場に引越すことはない。
ーサンフランシスコの問題はPRですか?
・チャレンジがあるのは間違いないが、誰もがサンフランシスコからテキサスに引っ越すのではない。
ーいくつかの都市は大きな問題をかかえている。良いPRを雇えば、問題は解決するのか?
・そうとは言っていない。NYはパンデミックの時、元に戻らないと言われたが、今は活気が戻っている。チャレンジはある。ホームレスが多い。ワシントンDC、サンフランシスコも。それらの問題は未だ解決されていないが、都市が無くなるのではない。
成長株投資よりも、彼が言うような割安株投資の方が性に合っているので、オフィスREITでも買ってみようかしら?
こちらBoston Properties、5年チャート;
コロナ前高値(145ドル)の約1/3!
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SBI証券で買える。
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