塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【エド・ヤーディーニ】消費者の借金が拡大しているので、経済拡大は止まらない【!?】

塾長です。

独立記念日明けの昨日(米国7/5)、米株は大きなニュースも無く、静かに微サゲ。

ちなみに、決算シーズン本番は7/17から。まだ1週間もある。

 S&P500、4,446(-0.20%)

 Nasdaq、13,791(-0.18%)

【米国市況】国債利回り上昇、追加利上げ観測で-ドルは144円台後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、71.92

 10年債、3.9450

 ドル円、144.4180

 Bitcoin、30,491

 

 

経済指標:

 5月 製造業新規受注[前月比]、0.3%(予想0.6%)

 5月 耐久財受注[前月比]、1.8%(1.7%)

 5月 耐久財受注・コア[前月比]、0.7%(0.6%)

 

 

金融政策:

6月の米利上げ休止巡り、意見の相違明らかに-FOMC議事要旨 - Bloomberg

米雇用者数の伸び、FOMCの一部参加者は誇張疑う-議事要旨で言及 - Bloomberg

NY連銀総裁、データは金利面でさらなる行動支持-インフレ抑制で - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■「ホワイトハウスでコカインが見つかった」とTwitterで騒がれていたが、冗談だと思っていたが、本当だった!;
ホワイトハウス敷地内でコカイン発見、米大統領警護隊が確認 - Bloomberg

Twitterでは「バイデンの息子(ハンター・バイデン)が持ち込んだのだろう」と笑い話になっている。

 

 

個別株:

■決算情報なし。

 

■強気派エド・ヤーディーニのインタビュー;

www.youtube.com

ー次のゲスト、エド・ヤーディーニはQ2 Real GDP予想を1%から2%に引き上げた。ソフトランディングの確率は75%だと言っている。ローリング・リセッションからローリング・エクステンションに転換するとも。

・去年の初め、リセッション入りしていた。ローリング・リセッションだ。モノ、住宅から始まり、商業不動産に移った。その一方で、経済の一部は底を付けた。住宅需要は供給を上回り、住宅産業は回復している。モノ、製造業もボトムを付けただろう。モノからサービスに対象を写していた消費者は、モノ、特に自動車に戻ってくるだろう※。ローリング・リセッションがローリング・エクスパンションになったという事だ。

ー今朝、bull bear ratioを見た。弱気派が少ないというのは、逆に弱気のシグナルなのか?

・その通りだ。我々はS&P500とbull bear ratioの関係を研究している。1を切った時、そのほとんどが買いシグナルとなった。去年10月、それが0.6となり、我々が10月12日を底だと言った理由の一つとなった。センチメントは2009年と同様に悪いが、私の意見では、事態は当時ほど悪くない。一方、bull bear ratioが3以上になると、株価は上昇し続けるが、気を付けるべきである。センチメント的に言えば、強気派が多すぎない方が良い。心配の壁(Wall of Worry)を登る方が良い。

・Woll of Worryと言えば、信用の引き締まりを示す証拠が出てきている。それでもローリング・エクスパンションは続くのだろうか?

・経済回復を強くするものではないが、答えはYesだ。FEDは銀行危機にうまく対応できたと思う。流動性を供給するプログラムを提供した。2008、2009年の経験がある。銀行ローンの週次データをみると、商業不動産などは難しいが、消費者信用(consumer credit)は拡大しており、credit crunchと言える状況にはなっていない。

※:GMとトヨタ、米自動車販売が大幅増-消費者の購入意欲続く - Bloomberg

スゴイ!消費者信用(=借金)が拡大しているのを前向きに解釈している人を初めて見ましたヨ。

普通「消費者がカネを借りて日用品を買っている。そのうち彼らは破綻する」といった文脈で語られているのに(例:Revolving Debt Soars in Ominous Sign for Paycheck-to-Paycheck Consumers)。

 

 

 

◆上記に関連して、雑談ですが(このblog自体、単なる雑談の垂れ流しだろ、と言われれば、返す言葉がない)、経済WEBメディアWealthionが独立記念日特集として「となりの億万長者」著者(の一人)ウィリアム・ダンコをゲストに呼んでいた;

www.youtube.com

インタビュー中、終始彼ら(特にインタビュワーのアダム・タガート)は「金貸し業界が18歳になりたての人にカネを貸そうと群がる」「浪費する人はカネが貯まらない」「SNSが見せびらかせのカルチャーを助長した」などなど、カネを惜しまず使う人達、それを助長する風潮や経済的仕組を批判的に語っている。蔑んでいると言っても過言ではない。

「二人の外科医、Dr. NorhとDr. Southがいた。二人とも高級車が好き。Dr. Northは既に原価償却された5年落ちのメルセデスを買い、カネが貯まる。Dr. Southは毎年新車に乗り換えるのでカネが貯まらない」のだそうデス。

・・・。

二人ともマジメな人なのでしょうネ。

彼らが見逃している(or 重要なのに軽視している)のは、カネを惜しみなく使う人がいるから、ケチな人が得をすることができるという側面。

上の例で言えば、Dr. Northが5年落ちのベンツに乗れるのは、Do. Southが新車に乗り換えるからである。誰もが新車を買い、壊れるまで乗る世界において、Dr. Northは一生、車をお得に買うことが出来ない、という事実。

ケチって貯蓄を重ねるような人は、浪費家を批判など致しません。むしろ(陰ながら)推奨し、彼らが経済を活性化し、自分たちがそのおこぼれを頂戴する、という立場なのです。

高級腕時計を買った友達がいれば「カッコいい!」と褒め、高級車にのっている知り合いがいれば「それは成功の証ですね」とおだてる。

彼らのおかげで(株式市場を通して)自分が潤っているのだと感謝する(褒めるという行為で感謝の意を表す)。批判なんてもってのほかデス。

こういう視点で見れるのは、日本経済がアメリカ人の浪費によって恩恵を受けているのを実感しているから?借金までして消費しているアメリカ人には感謝しかない。ありがとう。

 

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