塾長です。
昨日(米国7/17)の米株は反発。
S&P500、4,522(+0.39%)
Nasdaq、14,244(+0.93%)
【米国市況】株は上昇再開、イエレン長官発言でリセッション懸念後退 - Bloomberg
原油、74.11
10年債、3.7970
ドル円、138.6540
Bitcoin、30,152
7月 NY連銀製造業景気指数、1.1(予想0.2)
なし。
なし。
■イエレンは政府の広報官なので大統領選挙前に「景気後退する」などというワケがないので、見出しの付け方を間違えている;
イエレン氏、米景気後退は想定せず-中国減速が波及するリスクも - Bloomberg
米国の対中投資を抑制する動きはいかなる場合でも対象を絞り、かつ国家安全保障上の判断のみに基づくものになるとも指摘。
その上で、中国へのアウトバウンド投資制御に踏み切る「可能性は十分にある」と話した。
投資禁止の枠を最先端半導体から広げる、と言っているもよう。
コチラの方が(景気より)重要なのでは?
■決算なし。
■今日のBull(強気派)・Bear(弱気派)対決は・・・、
◆まず、弱気派コラノヴィックが強気に傾き始めている;
JPモルガンのコラノビッチ氏、軟着陸への道は「わずかに」広がった - Bloomberg
コラノビッチは17日付のリポートで「7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合では追加利上げが決まると引き続き予想しているが、CPIの下振れにより、ソフトランディング実現への狭い道筋がわずかに広がった」と指摘した。
:
コラノビッチ氏は、2022年に米株が大きく売られていた頃はウォール街でも特に楽観的な見通しを示していた。だが、今年の経済見通しの悪化を理由に悲観的な見方に転じ、昨年12月中旬、今年1月、3月、5月と株式配分を減らしている。
意訳すると「思ったほど株が値下がりしないかも」。
これは最初の一歩にすぎず、これから企業決算が続々でてきて、明るい兆しが見えれば、さらに態度を軟化させそう。
◆先週CPIが出る前に「低いCPIが出て、S&Pが100ポイント上昇するので、株買っとけ」と言っていた強気派トム・リー。
ー多くの人がCPIが低く出ると言っていたが、重要なのはあなたが株式市場の反応を当てたことだ。今週も予言をするのか?
・先週あなたが言っていたように、それは賢いとは言えないでしょう。先週それをやったのは、ホットな雇用統計が出て、クライアントがナーバスになっていたからで、良い取引(トレード)ができると思ったからだ。
ーこれからどうなるだろう?抵抗線と考えられていた4,200を上回っても、多くの人は弱気なままだ。4,500は新しい強気相場だろうか?
・4,505(7/14金の終値)はとても重要だ。2022年の底から高値に対して76%戻した値でクローズするということは、先の高値に戻る確率が高い。4,505が新たなサポート線になった。
ー多くの人は最高値更新まで数年かかると言っている。今年、最高値更新すると言っているのですか?
・そうだ。4,890を大きく上回る。10%以上の上昇。5,000に近くなる可能性がある。そうなるには多くの事が正しく行われる必要はあるが。
ーソフトランディングとか?
・ソフトランディングと、企業決算が明確な上昇基調に戻ること。今期、S&P500企業の半分が増益を発表(post)し始めると思う。年末までに、100%がそうするかも知れない。$5.5Tがサイドラインにある。それは年初に比べて$1T多い。まだ投資家は[株に]懐疑的ということ。インフレが滑らかに下降しなければならない。我々は、6月CPIコアは0.2となり、7月、8月も同じくらいになると考える。
ーその時FEDはどうするでしょう?
・彼らは7月の利上げにコミットしている。0.25%利上げされるだろう。それが最後に利上げになるか議論があるだろう。
ーそれ(利上げ停止)はあなたの計算に入っているか?
・1,2回の利上げは最高値更新を妨げない。
ーもしFEDがインフレはよりstickyだと思い、terminal rateが6%になれば、明らかに株にとっては逆風だ。
ーあなたはBitocoinが$100,000になると言っているようですね。いつまでにですか?
・5年以内に$200,000だ。
ー1週間で100ポイント株が上がるというよりも、良い予想ですね。
・そうだ、長い期間だからね。
ー$200,000になるという根拠は?Bitcoin ETFが影響している?
・そうだ。人々はBicoin ETFを軽く見ている。
ーMutual Fundなどが買うと思うのか?
・そうだ。multiplierはだいたい4:1である。ドルが流入して、Bitcoinの市場価値を変える割合。$100B、$200Bの需要があれば、Bitcoinの市場価値を$400B以上押し上げる。
ーもしETFが認められなかったら?
・organicなnetwork effectに頼ることになる。ETFは認められると思う。
株に強気なだけでなく、Bitcoinにも超強気でした。
現在1Bitcoin=$3,000なのが、5年以内に$200,000になるのだそう。
夢があって大変結構なお話です。
◆次はエド・ヤーディーニ:
ー先ほど、トム・リーから楽観的な見通しを聞きました。あなたは現在の市場に満足しているが、市場の受け止め方を心配している?
・私は文明的な強気相場(civilized bull market)が良いと思っている。制御が効かないのは良くない。メルトアップが心配だ。その後、メルトダウンが起こるから。いずれにせよ、我々は去年10月以降強気相場にいるということ。pullbackはあるだろう。それは健全だ。年末S&P500は4,600になるだろう。
ーまず、インフレとFEDにつてどう思っているか聞きたい。
・市場はインフレが落ち着き、ソフトランディングになるシナリオに酔っている。私は経済全体のリセッションではなく、ローリング・リセッションだと考えていたが、ローリング・リカバリーに入ったと思う。
ーリセッションは通り過ぎたということですか?
・そうだ。リセッションは違ったタイミングで、違った領域に起きた。今は商業不動産に起きているようだ。
ーパウエル議長にスタンディング・オベーションをしますか?
・えー、そうだ。Wall Streetのエコノミスト、ストラテジストはたいていFEDと反対のことを述べたがる。彼らの仕事が完了したとは言えないし、ジンクスにしたくないが、CPIは年率3%に下がった。
私はインフレ率低下(disinflation)が中国で作られていると思う。今日は中国のデータで市場が下がっているが、数日前は上昇していた。それはPPIが予想より低かったからだ。
【ここでしばらく「インフレは政治(財政)が作った」とか株に関係ない議論があったので、割愛】
ー最後に聞きたいのは、4,600をターゲットにしたとき、株が上がるのはテック、Nasdaqによるものか?それ以外か?
・市場はbroading outしている(値上がり銘柄が広がっている)。4,600を超えたあとは、4,800になり、18か月後には5,400を目指す。リセッションはなく、企業利益は増加するからだ。市場の値上がりは拡大する。
S&P500の年末ターゲットは4,600と、トム・リーよりも穏やかですが、18か月後には5,400との予想が飛び出しました!
今(約4,500)から+20%。
2023年末4,600だとすると、そこからは+17%。
・・・。
2021年、S&Pは約3,800から約4,700まで上昇したので、割合にすると+24%。
なので(過去に有ったという意味で)「あり得ない!」「馬鹿げている!」と断言はできないが、「そんなに経済成長しないでしょ?」とは思います。
徐々にねずみ講の営業を受けているような気分にるのは私だけ?
もしくはオカルト。
信じるか信じないかは、あなた次第。
ーー
ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m