塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェフリー・ガンドラック】FEDの待って・様子を見るという決断は正しい。

塾長です。

昨日(米国9/20)、市場予想通りFED金利据置きを決定。しかし株はズルズルと下落。

SEPやパウエル会見がタカ派的だったということもなさそう。強いて言うなら、SEPで示された2024年FFレートが前回より上昇したので、リスク資産の評価が修正された・・・?

FOMC後は下がる」と予想したアルゴリズム取引が動いたと考えた方がシックリくる。昨日のサゲはすぐに戻しそう。

 S&P500、4,402(-0.94%)

 Nasdaq、13,469(-1.53%)

【米国市況】株続落、FOMCタカ派据え置きで-円は年初来安値更新 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、90.27

 10年債、4.3490

 ドル円148.2970

 Bitcoin、27,083

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

FOMC金利据置き、QT継続を決定;

FOMC声明:経済活動は堅調に拡大、雇用の伸び鈍化も力強さ維持 - Bloomberg

FOMC、政策金利を据え置き-年内あと1回の追加利上げを示唆 - Bloomberg

  予測の中央値では、FF金利を24年末までに5.1%に低下させることが適切だと予想されている。前回6月時点での4.6%から上向きに修正されたことになる。その後は25年末に3.9%、26年末で2.9%への低下が見込まれている。

こちらがパウエル会見全編;

www.youtube.com

Q&Aに見るべき点なし。「インフレ率低下が見込まれているのに、なぜ今年中に追加利上げの必要を感じているのか?」といった質問が複数あったが、「金利引上げは最後の段階にきていて、慎重に進めている」的な回答をするだけで、明確さに欠けていた。

個人的にはここ数か月で大きく上昇した長期債金利との関係を聞いて欲しかった。

 

こちら(↓)はジェフリー・ガンドラックのインタビュー;

www.youtube.com

パウエルは何度も「慎重に(carefully)」という言葉を使った。金利据置きは最近のFEDの決断で最高のものだ。なぜ慎重にすべきかというと、金利を5.25%引上げてきて、QTを継続するからだ。QTの継続が十分に織り込まれていない。彼らは来年のSEPを更新し、失業率は悪くなく、経済は(前回予想より)強くなる事が示された。パウエルは正しいと思う。金利を上げず、待つのは正しい。多くの人はソフトなデータがあると指摘している。クレジットカード借入が増えている。この経済には借入が多い。別の経済の問題として、金利が上がると、FED財務省の借入に対する金利支払いが増える。既に数百ビリオンドルの金利支払いが増えた。これはもっと増える。これで国債の供給が増える。それはQTに加え、金利上昇の一因になってきた。良いニュースがあるとすれば、カリフォルニアで10月15日に税金が支払われることくらい。税金納付期限延期は債務増加の原因だった。24年の納付期限を変えない限り、6か月以内に人々は2年分の税金を納めなければならない。私のように準備出来ている人を除いて、多くの人は(税金支払いが無い状態に)生活を合わせた。さらに学資ローン支払いが再開する。経済には多くの横潮(cross-currents)がある。現在は転換期にあり、データが信用できない。給付金などがあったからだ。ストライキもある。FEDの待つ態度は分別があると言える。ストライキはインフレ的である(インフレ要因になる)。原油価格は7月以来30%上昇した。これもインフレ的である。それと同時に、CPIの多くを占める住居費は下がってくる。owners equivalent rate(OER)にはラグがある。ZillowやApartmentListsを見れば、住居費の中のOERに約1年先行しているのが分かる。それは年率でフラットだ。彼らは待って様子を見る(wait and see)と言う正しい決断をした。

 

 

 

 

財政政策:

経済対策の柱立て来週前半に発表へ、補正予算編成も明言-岸田首相 - Bloomberg

 

 

地政学

英国、ガソリン・ディーゼル車の新車販売禁止を2035年まで延期へ - Bloomberg

 

 

個別株:

■今日のRealVision Daily Briefingにマイケル・ハウエルが出ていて、いつものように「私の計算する流動性は今後上昇する」とか何とか言っていた。彼の流動性の定義が理解できておらず、まだ彼の主張は腑に落ちていない・・・。

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それとは別に「カネを持っている企業は高金利から恩恵を受けている。金利がもらえるから」と言っていた。

なるほどと思い、最もキャッシュを持っているであろうApple最新決算資料を確認。

損益計算書によると「Other income/(expense), net (265)」と書かれていて、マイナスの値になっている。金利収入は営業外収益、non-operating income(呼び方は色々)として計上されるはずなのに。

賃借対照表(バランスシート、BS)資産の部はこのようになっている;

Apple Balance Sheet 3Q/2023- Apple.com (単位:$M)

彼らがMMF国債を買っているとしたら、流動資産のCash and cash equivalents 28,408、Marketable securities 34,074に入っているはず。2つを合計すると$62,482M(≒8.6兆円)。これに2年債金利(5.2%)を掛けて計算すると、毎年$3,249M(≒4千5百億円)の金利収入があるはず。

良く分からないのが非流動資産、「Marketable Securities 104,061(≒14兆円)」の中身。Appleが最近買ったであろうArm株もここに入っているはずだが、14兆円全てが政策保有株だと考えるのも難しいので、10年国債くらいの利回り(4.3%)が出ている何かだと仮定すると、毎年$4,474M(≒6千3百億円)の収入。

合計すると、$7,723M(≒1兆円)。

どのようにしてこの約1兆円をP/L上マイナスにしたのかは分かりませんでした(払った金利や、何かの金融取引上の損失と相殺しているのだろうが、その詳しい手口が分からなかった)。

 

Apple最新年度決算である2022年度の営業利益$119,437Mと比べると、$7,723Mはその6.5%にあたる。「Apple金利で儲けている」とは言えないが、十分な貢献と言って良いでしょう。

日本企業と比べると・・・、トヨタの2022年度税引前利益が約4兆円なので、金利収入だけでその1/4を得ている計算になる。

 

・・・、とトヨタの決算書を見返すと、営業外損益として約1兆円も計上している。トヨタAppleのような財務マジックを持っていないのでしょうか(節税できていない)。

 

注:以上は30分くらいかけて適当に計算しただけなので、間違っている可能性が高いです。興味のある方はご自分で再計算してみて下さい。

 

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