塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ルチル・シャルマ】最悪の恐怖は現実化しない。地政学を過剰に注視するべきではない。経済やFEDの方が重要だ。

塾長です。

昨日(米国10/9)はColumbus Day。債券はお休み。株はイスラエルがイランと戦争するかも?と身構えたものの、FED高官が利上げ終了を匂わせ全面高。

 S&P500、4,335(+0.63%)

 Nasdaq、13,484(+0.39%)

【米国市況】株続伸、FRB当局者発言受けて利上げ観測後退-円上昇 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、86.37

 10年債、4.7970

 ドル円、148.3850

 Bitcoin、27,595

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

ジェファーソン副議長、利回り上昇の影響留意-慎重に進むこと可能 - Bloomberg

  ジェファーソン氏は9日、ダラスで開かれた全米企業エコノミスト協会(NABE)の会議で講演を行い、金融当局は「必要となり得る追加的な政策引き締めの程度を見極める上で、慎重に進むことができる立場」にあると述べた。発言は事前原稿に基づく。

  「この先、債券利回り上昇を通じた金融環境の引き締まりを引き続き認識し、将来の政策軌道を判断するに際してそのことに留意する

 

ダラス連銀総裁、米長期債利回り上昇で利上げの必要性は低下も - Bloomberg

タームプレミアムが上昇すれば、それが経済の沈静化に向けた金融当局の仕事を一部肩代わりし、当局としては政策を追加で引き締める必要性が低下する可能性がある」

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

【イスラエル】死者数1500人超、米国人11人以上死亡とバイデン大統領 - Bloomberg

イラン、ハマスのイスラエル攻撃計画に関与 - WSJ

 

 

個別株:

イスラエルの紛争で石油関連と防衛株が上昇している。関連したインタビューを2件。

最初はRockfeller Internation会長 ルチル・シャルマ(Ruchir Sharma)※;

www.youtube.com

ー株は売られませんでした。どのように考えるべきでしょう?ドルや金利はどうなるでしょう?

イスラエルの市場は4%下げたが、ほとんどの中東の株式市場は昨日から今日にかけて2%下落しかしていない。ニュースの見出しが我々に信じさせようとしている事とは異なっている。それらの市場は現地の投資家が支配している。彼らの方が現場で何が起きているのか分かっている。なので、これは地域の紛争であり、この地域の人々がかつて慣れていたものであると考える。これは悲劇であるが、地域の株式市場が米国市場のベースを作ったのだろう。

ー多極化の時代だと言われている。1つか2つの強国が世界の舞台での行動を決めるのではない、と。今回の事件はその極端な例かも知れない。より多くのリスクがあるだろうか。それが投資家に及ぼす影響は?

・過去30年間の出来事を振り返ったときの私の信念は、歴史はその時を生きるよりも良く描かれる、というものだ。常に地政学リスクは存在する。黄金の時代であった1990年代でさえ、ソ連崩壊時に核爆弾を撃つのではないかと恐れられた。地政学リストは常に存在し、正しく解決されてきた。過去50年間、今回の紛争のような出来事がに起きたとき、市場は反射的に平均5%下落し、その後2か月以内に回復している。市場や投資家は地政学リスクに慣れた。中国と米国の関係悪化でリスクは少し上昇するかも知れないが。2000年代は9/11があり、テロに怯えたが、10回のうち9回は最悪の恐怖は現実化しなかった。市場は地政学を過剰に中止すべきではない。経済やFEDに注目を戻すべきだ。

※:元MorganStanley新興国ストラテジストで、こんな本も書いている;

ロシアのウクライナ侵攻時にも、同じような事を言っている人のインタビューが多くありましたネ。「株式市場は地域紛争が始まると反射的に下げるが、そのうち戻す」と。

 

2番目(&最後)はお馴染みトム・リー

www.youtube.com

ーなぜあなたは市場がマクロデータに集中すると思うのですか?なぜ今朝の株式市場は海外で起きた紛争に押し黙っているのか?

・株式市場の反応は我々に対し、最終的に紛争が時間や範囲に置いて限定的だと言っている。市場がもっと危険で圧倒する何かをかぎ取っていたのなら、下落はもっと大きなものになっていたはずだ。今日、債券市場は閉まっているが、金利の動きはTLTなどのETFで分かる。どうやら金利は下がっているようだ。それが株式市場に対する唯一のインパクトである。

ー債券市場が開いたら、金利は急激に下がると言った。それが株式市場に及ぼす影響は?

・かなりなもになるだろう。投資家や経済は長期金利の上昇でストレスを受けている。FEDはterm premiaが経済の足を引っ張ると気づき始めたようだ。それが消費者信頼感を損ねるという対立もある。結果として、計算が変わり、FEDFOMC金利を据え置くだろう。それによって、私は、株の下落余地が取り去られると思う。もちろん、それは金利が上昇し続けるのを困難にする。金利が上昇し続ければ、経済を破壊する。

ーそれはローガンが言っていた点ですね。彼女は比較的タカ派と考えられている。あなたは金利のピークを宣言(call)しますか?

・え~っと、そう言いたいところですが、債券市場のcallは難しい。もし今日金利が上昇していたとしたら、それはTLTの値が下がるということですが、金利上昇の理由が無くなっているということである。ウォルター・ディーマーはかつて「このような放物線を描く動きがあったら、エスカレーターが下がるようにではなく、急激に下がる」と言っていた。

ー石油はどうか?過去中東で危機があったとき、石油価格は急上昇した。石油が100ドルを超え、インフレ率を押し上げる心配は?

・市場が石油採掘に影響があると思えば、今日の石油価格はもっと上がっていたはずだ。石油は生産縮小があっても、需要が弱いので、下がり続けている。需要が増えるようには思わない。金利と石油を予想するのは難しいが、私にとって今日の石油価格の動きは押し黙ったもの(muted)だと感じる。

ということで、彼自身は中東の紛争の行く末を予想せず、「市場の値動きが限定的だったことから(市場は多くの専門家の意見を価格に反映しているハズなので)、紛争も限定的で終わるだろうと」言っている。

一方、「FED長期金利上昇が金融引締め効果を及ぼすと認識し、これ以上のFFレート引上げはしない。すると、7月以来上昇していた長期金利は急激に下がる。株は上がる」と言っている。

・・・。

ん?

長期金利が急激に下がったら、FEDはまたFFレートを上げて金融引締めをしなくてはいけない立場に陥るのでは?

 

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