塾長です。
昨日(米国10/23)は10年国債高が5%にタッチして、その後低下。株高とはならず。ヨコ。
S&P500、4,217(-0.17%)
Nasdaq、13,018(+0.27%)
【米国市況】S&P500は続落、債券ボラティリティー再燃-149円後半 - Bloomberg
原油、86.02
10年債、4.8380
ドル円、149.6700
Bitcoin、33,174
なし。
なし。
なし。
なし。
■月曜なので決算は少なめ。Cadence Design Systemsなど。
Cadence Design Systems (CDNS) Beats Q3 Earnings and Revenue Estimates - October 23, 2023 - Zacks.com
株価は時間外で-3.72%、231.00ドル。
■nVidiaがArmベースのCPUを作って、Windowsを動かすそうです;
エヌビディア、アームの技術使ったPC半導体開発へ-インテルに対抗 - Bloomberg
この報道を受けて・・・、
・nVidia +3.84%、429.75ドル
・ARM +4.89%、50.21ドル
・Intel -3.06%、33.85ドル
・AMD、-1.77%、100.01ドル
2年ほど前、(x86のアプリが動く)ARM版Windowsと、それを載せたPCが発売された時には大きなニュースになりました;“Arm版Windowsノート”のスゴさ知ってますか?スマホの手軽さとPCのパワーが同居する「HP Elite Folio」 - PC Watch[Sponsored]。
しかし、それもひっそりと終売;HP Elite Folio | 日本HP。
当時の期待は、Windows PCの低価格化と省電力化。しかし、今年1Q、Intelが低価格帯向けにE-Coreだけを使ったCPU N100を出荷。今やそれを使ったPCが3万円程度で買えてしまう時代。
時機を逸した感が拭えません。
Windows向けCPUで競争が増える→CPU低価格化→Intel、AMDの利益が減少(nVidiaは儲からない)。株主が損(?)をして、消費者が得する、という流れでは?
■今日もシーゲル教授がCNBCに出て、前回と同じ事を言っていた;
同じ事の繰り返しなので、ポイントだけ抜き出すと・・・、
・金利が上がっているのは経済が好調だから。経済が好調な時に持っていたいのは債券でなく、株である。
・もし金利上昇が債務増加懸念、将来のインフレか懸念から来ているのだとしても、債券ではなく、株を持ちたい。
・日本は金利上昇の理由ではない。30年前に比べて、日本の影響はごくわずか。
・地政学的問題は株を買う好機。
・金利は歴史的観点から高くない。金利上昇が成長から来ているのだとしたら、それは株にとってネガティブではない。
■ジム・ビアンコも出ていました;
ージムは今月初め、番組に出演した時、金利上昇を予想して、当てた。どれくらいまで高くなるでしょう?
・イールドカーブの逆転が解消されれば、そうなりそうだが、長期になるほど金利が高い。それが平常である。今、最も金利が高いのは6か月国債の5.5%である。イールドカーブ逆転が解消されたときには、その辺になっているだろう。少なくとも5.5%になるということだ。FEDは「金利を長期間高く保つ(higher for longer)」と言っている。人々は私に「金利上昇は終わったか?」と聞くが、私は終わったと思っていない。人々は2009~2022年がQEの期間であったのを忘れている。それは異常(abnormal)だった。金利がゼロから5に上がったので、経済を痛めつけると思うかも知れないが、そうではない。最初の数%はニュートラルに戻しただけ。最後の数%は制限的。私は[今の金利が]経済を痛めるほど制限的だとは思わない。今年後半のGDPは4%成長、雇用は増え、新規失業保険申請は200Kを下回るだろう。我々は経済を罰せていない。なのでまだ金利が上がる余地がある。
ー5.5%になる理由に、国債発行・債務増加、日本銀行はありませんか?
・それらは金利上昇を抑える助けにはならない。発行される国債は短期から長期にシフトする。予想以上に発行するのではない。債務上限が撤廃されたのは4、5か月前だった。当時発行された国債が満期を迎えている。財務省は3、5、10年国債を発行する。それらが長期金利の上昇圧力になる。
日本銀行については・・・、日本は米国債の最大の保持者である。中国ではない。彼らが金利上限を緩めるならば、日本の投資家は日本国債を買うだろう。米国債を売って、日本債を買う。世界最大の買い手の需要が減る、ということだ。
ー米国債を売っているのは日本の投資家だけではない。多くの投資家が降伏した。数か月前と比べて、彼らのポートフォリオはどのように変化しただろう?
・ポジショニングの問題は・・・、Twitter上では誰もが金利がさらに上昇すると言っている。実際に人々のポジションがどうなっているかというと・・・、私の好きなジョークは「彼らは”私がいないあいだに国債が上昇しやしないか”と心配して夜も眠れない」というものだ。TLTのCallオプションが大量に買われている。先月、1.5MのCallが買われた。Putは400Kくらいだったのに。Bank of Americaが「金利が次に100bpts動くのは、上か下か?」とファンドマネージャにサーベイをすると、「下」と回答した者が過去20年間で最も多かった。多くの人が金利が下がると予想し、彼らは罰せられ続けている。市場はポジションが取られなくなった方に動く。さらなる降伏が起きるだろう。まだ金利上昇は終わっていない。今後数週間はヨコに動くかも知れないが、最終的に金利はさらに高くなり、[債券に強気の]投資家は降伏するだろう。
ということで、まとめると・・・、
・金利が上昇しているのは経済が好調だから。金利は高過ぎない。ゼロ金利時代が異常だっただけ。
・債務増加や日本の金利上昇は(米国金利上昇の)主因ではない。
・多くの投資家がまだ金利下落に賭けている。市場は人々の期待と逆に動く。彼らが降伏するまで金利は上がるだろう。
だそうです。
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