塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ピーター・ブックヴァー】10年債金利は直近高値を付けたが、来年は5.5%まで上昇しリセッション。

塾長です。

昨日(米国10/31)の米株はFOMCを前にして上昇。円が安い。

 S&P500、4,193(+0.65%)

 Nasdaq、12,851(+0.48%)

【米国市況】円安加速、一時151円台後半-S&P500は3カ月連続安 - Bloomberg

S&P500種株価指数は月間ベースでは3カ月連続の下落。2020年3月以来の長期連続安となった。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、81.46

 10年債、4.8750

 ドル円151.2780

 Bitcoin、34,578

過度な変動にあらゆる手段で対応、円1ドル=151円台で-神田財務官 - Bloomberg

 

 

経済指標:

 8月 ケースシラー住宅価格(20都市)[前年比]、2.15%(予想1.5%)

 10月 シカゴPMI、44.0(44.9)

 10月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、102.6(100.0)

米消費者信頼感指数、10月は5カ月ぶり低水準-市場予想は上回る - Bloomberg

  雇用は「十分にある」との回答比率は4カ月連続で低下した。ただ、「職を得るのは困難」という回答との差は、小幅ながら6月後で初めて上昇した。

 :

  自動車や住宅、大型家電の購入計画は後退した。一方、向こう6カ月に長期の休暇を予定しているとの回答は、2020年以来の高水準となった。

 

米雇用コスト指数、予想外に伸び加速-賃金・給与が増加 - Bloomberg

  賃金は民間部門でわずかな伸びにとどまった一方、州・地方政府では急増した。

 

 

金融政策:

日銀YCC再修正で正常化へ一歩前進との見方、為替動向が波乱要因に - Bloomberg

  日銀は今回のYCC柔軟化によって長期金利の1%を超える取引を容認した。・・・連続指し値オペの毎営業日実施を停止し、実施する場合は利回り水準や日程、金額などを事前公表する。

 :

  植田総裁は会見で、為替変動が大きくなると経済・物価に大きな影響を及ぼすことはあり得るとした上で、「われわれの物価見通しなどに大きな影響が出るということであれば、それは政策の変更に結びつき得る」と踏み込んだ。円安に伴う輸出増を通じた需要押し上げ効果や、輸入物価の上昇持続がインフレ期待の上昇につながる可能性にも言及した。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■決算はCaterpillar、JetBlue、Pfizer、Anheuser-Busch InBev(BUD)など。

Caterpillar Falls as Shrinking Backlog Stokes Demand Worry

Caterpillar Inc.’s stock tumbled to the lowest level since early June after the company said its order backlog shrank in the third quarter, a sign the market sees as slowing demand for its iconic yellow machinery in the coming months.

-6.65%、226.05ドル。

 

JetBlue Airways (JBLU) Reports Q3 Loss, Misses Revenue Estimates

This quarterly report represents an earnings surprise of -44.44%. A quarter ago, it was expected that this airline would post earnings of $0.40 per share when it actually produced earnings of $0.45, delivering a surprise of 12.50%.

-10.48%、3.7600ドル。

 

Pfizer's (PFE) Q3 Loss Narrows, Sales Miss on COVID Slump

Pfizer PFE reported third-quarter 2023 adjusted loss per share of 17 cents, which was narrower than the Zacks Consensus Estimate of a loss of 32 cents per share. In the year-ago quarter, the company had recorded earnings of $1.78 per share.

In the third quarter, Pfizer recorded a non-cash charge of $5.5 billion for COVID-19 product inventory write-offs and other charges in the cost of goods sold line, which significantly hurt earnings growth.

コロナワクチンが余って、赤字・・・。

+0.03%、30.56ドル。

 

AB InBev Shares Pop On Buyback, Earnings Beat as Boycott Continues to Hurt Sales

KEY TAKEAWAYS

・Anheuser Busch InBev announced a stock buyback as U.S. sales slumped.

・AB InBev's U.S. sales took a hit after a boycott of Bud Light following the brand's partnership with transgender social media influencer Dylan Mulvaney.

・The company said it will spend $1 billion on a share repurchase program and up to $3 billion to pay off outstanding bonds.

トランスジェンダーインフルエンサーを広告に起用したことで売上を減少させてきたバドワイザーですが、先期もダメだったみたい。

ただ自社株買いを発表し、株価は+5.26%、56.87ドル。

 

 

■〆はピーター・ブックヴァー。あまり面白くないですが;

www.youtube.com

ー次のゲスト、ピーター・ブックヴァーは今サイクルにおけるFEDの利上げは終了したかも知れないが、FEDがそれを宣言するのは数年先だと考えているそうです。説明してもらえますか?

FEDはFFレートを上げるのを終えた。しかし、まだバランスシート(の縮小)が残っている。それは継続する。パウエルは明日、何もしないだろう。ステートメントも、プレスカンファレンスも退屈なものになるだろう。

 しかし、その裏ではQTが進行している。金融引締めという意味では、それがFFレート引上げに取って代わる。バランスシートは約$1T縮小した。問題は、あとどれくらい彼らが縮小したいか?だ。パウエルは「その時わかる」と言った。それは「我々には分からない」という意味である。

 QTをやっているのはFEDだけではない。世界で行われている。ECB、BOE、Bank of Canada、Reserve Bank of Australia。Bank of Japanはまだその領域に達していないが、彼らなりの方法で行っている。

ー10年債は5%に達し、若干戻した。今年年末、来年にかけてどう動くだろう?

・今後数か月の間、10年債利回りはトップを超えないだろう。しかし、その後、来年は金利上昇圧力がある。(来年の10年債利回りはベースケースで5.5%)

ーその圧力はどこから来るのでしょう?

・従来の源(sources)からではない。経済成長の加速、9%のインフレの再来からではない。日本のマイナス金利解除、継続するQT、債務増加の組合せだ。それらはどれも良い理由ではない。

ーあなたのノートには「もし(10年債が)6%に達したら、FEDQEをするだろう」とあった。それはQTを中止すると言う意味か?それとも本当にQEをやるのか?

・順番としては、QTを止めて、それでもBank of Englandのような状況になれば、すなわち長期債利回りが際限なく上がって行く状況、FEDはそれを和らげなければならないと思う。長期債をコントロールできない状況になっては欲しくないが、しかし、世界的に金利が上昇、金融引締めが行われており、イマジネーションを発揮して何が起こるかを考えておくべきだ。

ーあなたのノートに「住宅市場はひっくり返っている(upside down)」とあった。8%金利で家を買う人は少ない。

・いくつかの住宅建設会社の決算会見で「8%が分岐点だ」と言っているのを聞いた。「今年は良い年だった。中古住宅を見つけられない人達に新築住宅が売れた。しかし、8%が限界だ。」と。住宅が値下がりするカタリストは、これまた悪い理由である。失業など。それが(中古住宅の)供給を増やす。特に住宅新規取得者には供給が必要だ。

色々端折ってあって、分かりにくい・・・。

多分、

・ベースケースでは来年10年債金利が5.5%となり、リセッション入り(なので株安)。

・もしそれ以上金利が上がるようであれば、FEDQEを始める(そうすれば株高?)。

・住宅市場は分岐点に来ている。来年さらに金利が上がるので、住宅は売れなくなる。が、リセッションがきて(失業者が増え)、住宅価格は下がる。

みたいなことを言っているのでしょうが、人間が思い描いたストーリー通りに経済は進行しないのが常。

それは経済が複雑系だから。人間(や現代のコンピュータ)が扱える以上の変数があるのと、それら変数がどう動くか乱数のようなものだから。

では、彼(ら)のストーリーを聞く意味は無いのか?というと・・・、通常、様々なエコノミストやアナリストがストーリー(物語、ナラティブ)を語り、その中で人気があるものが勝ち残り、株価(や債券価格)を動かす。そして人気が出過ぎると、逆の事が起きる。(但しタイミングは分からない)と思っているのデス。

 

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