塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【BofA サヴィタ・サブラメイニアン】ベイビーブーム世代が消費しまくり、子供世代にカネを残すので、2024年末S&P500は5,000。

塾長です。

昨日(米国11/28)、チャーリー・マンガーがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします;
バークシャー・ハサウェイ、チャールズ・マンガー氏死去と発表-99歳 - Bloomberg

印象に残った彼のインタビュー動画(を題材にした記事)を再掲(2022年2月);

alibertarian.hatenablog.com

 

米株はヨコ。長期債利回り低下、円高

 S&P500、4,554(+0.10%)

 Nasdaq、14,281(+0.29%)

【米国市況】米国債は続伸、FRBピボット観測-ドル一時147円33銭 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、76.60

 10年債、4.3360

 ドル円、147.0550

 Bitcoin、37,874

 

 

経済指標:

 9月 ケースシラー住宅価格(20都市)[前年同月比]、3.92%(予想4.1%)

 11月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、102.0(100.9)

 11月 リッチモンド連銀製造業指数、-5.0(1.0)

全米の住宅価格指数、9月は過去最高を更新-8カ月連続で上昇 - Bloomberg

米消費者信頼感指数、11月は4カ月ぶりに上昇-期待指数が改善 - Bloomberg

 

 

金融政策:

■休暇を終えたFED高官が遊びまわっている。ウォラー、ボウマン、グールズビー;

ウォラーFRB理事、金融政策が好位置にあるとの確信強めている - Bloomberg

「経済を減速させ、インフレ率を2%に戻す上で政策が現在、好位置にあるとの確信を私は強めている」

「ここ数週間に目にした状況を心強く感じている。それは経済のペースだ」

 :

また金融環境については、前回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合以降に緩んだものの、全体的には依然としてより引き締まった状態にあるとの見解を示した。

11月の長期債利回り低下、株高を容認している。

 

ボウマン理事、インフレ進展停滞なら利上げが望ましいと表明 - Bloomberg

「私の基本的な経済見通しでは、インフレ率を2%の目標まで時宜を得て低下させる上で、十分に景気抑制的な政策を維持するにはフェデラルファンド(FF)金利のさらなる引き上げが必要だと引き続き想定している」

「しかし、金融政策はあらかじめ決まった軌道にはなく、経済見通しと適切な金融政策の道筋への影響を見極めるため、今後発表されるデータを注視していく」

「インフレの進展が停滞している、あるいはインフレ率を時宜を得て2%の目標まで低下させるのに不十分であることがデータで示されれば、将来の会合でFF金利の引き上げを支持する立場に変わりはない」

こちらはタカ派

 

シカゴ連銀総裁、インフレは低下しているが目標にはまだ戻っていない - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■決算はCrowdStrike、HPE、Workdayなど。

CrowdStrike (CRWD) Hits Fresh High: Is There Still Room to Run?

+1.09%、212.35ドル。

 

Hewlett Packard Enterprise beats quarterly profit estimates but forecast falters

HPE expects revenue in the first quarter of fiscal 2024 to be in the range of $6.90 billion to $7.30 billion, the mid point of which is below estimates of $7.28 billion.

On an adjusted basis, HPE expects net earnings for the first quarter to be between 42 cents and 50 cents per share, the midpoint of which is slightly below estimates of 47 cents.

Major IT services and software providers like Accenture and India's Tata Consultancy Services have also flagged cautious spending by enterprises.

時間外で+0.26%、15.56ドル。

 

Workday Earnings Beat, Software Maker Hikes 2024 Outlook

Enterprise software maker Workday (WDAY) reported third-quarter earnings and revenue that topped analyst estimates. The company raised its fiscal 2024 revenue outlook for WDAY stock.

時間外+6.86%、253.61ドル。

 

■昨日はWells Fargo クリス・ハーヴェイによる2024年弱気見通しを聞いたので、今日のBofA サヴィタ・サブラメイニアンの強気見通しを聞いてみましょう;

www.youtube.com

ー次のゲストは2024年末、S&P500が5,000になると予想しています。

 11月の株上昇のあと、値下がりを予想する人が多い。あなたはこれから株が上昇し続けると考えているのですか?

・いや、直線的には上がらない。来年も様々な場面で値下がり(pull back)が見られるだろう。しかし、私は(株式市場が)しばらく経験してこなかった健康的な準備状態にあると思う。我々は(株式)市場に良い感覚を持っている。我々が強気なのは、FEDの行動にはかかっていない。

 

ー利下げを期待していないのですか?

・我々の見立ては、必ずしも大きな利下げに基礎を置いていない。FEDは既に痛みを供なう行動を起こした。利上げが終了した可能性は高い。市場はうまく対処した。禁輸政策は時間差を伴うが、消費者と企業を見ると・・・、「延滞率が上昇している」という見方をしがちだが、実際はコロナ前の状態に戻っただけだ。米国消費者、企業はとても健康である。金利が上がっているので、消費者信頼感はガタガタしているが、ほとんどの消費者はこのプレッシャーに耐えられる。最も痛みが強いのはミレニアル世代である。しかし、ベイビーブーム世代からの富の移転について、多くの放送時間が取られていないと思う。ベイビーブーム世代と、人間の平均寿命を比べると、暗い統計ではあるが、$80Tの資産を持っている裕福な世代から、苦しい世代であるミレニアル世代への富の移転がある。

 

ー彼らが全員死んで、若い世代にカネを渡すと言っています?(笑)

・(笑)富の移転が始まる時点にいる。また、ベイビーブーム世代は消費を増やす。サービスや商品に。なので、富める世代が全てを所有して、二度と使わないという事ではないのだ。消費には強気である。米国消費者は良い立場に立っている。

 

FEDが5%も利上げして、厳しい結果を見なかった事は無い。なぜ今回は違うのですか?

・いくつか理由がある。まず、利上げはとても弛緩的な金利から始まった。ゼロである。ゼロから5になるのと、3から8になるのは違う。超緩和的から普通の金利になったのだ。

 消費者と企業は利上げへの準備が出来ていた。(利上げ前に)低金利の借金をしていた。

 2年前と今日で違うのは、既にFEDの利上げは過ぎ去り、インフレのピークも過ぎた。そして米国企業はIP、テック、設備を中国から自国もしくは友好国に戻そうとしている。多くの仕事を既に終えている。これから始まるのではない。企業決算の見通しが立てやすい。

 

ー2021年、(S&P500は)4,800だった。あなたの強気見通しは5,000だ。3年で・・・3、4%のリターンですか。それは気が狂ったようなcallではないですね。2023年から10%上昇・・・。20%上昇になったりしませんか?

・消費者の状態、信頼感によっては20%上昇もある。我々はウォールストリートで強気の見通しを出しているが、それ程アグレッシブではない。ほとんどのストラテジストが弱気なのだ。

 

ー多くの人があなたの見ているものを経験していない。1982年以来、株は一本調子で上昇した。あなた方はこれをsecular trading rangeと呼んでいるのでしたっけ?

・Big Fat trading rangeと呼ばれている。私は10年もレンジ相場が続くとは思わない。次の10年間、株に強気だ。

 

ー米国には$34Tの債務がある。

・それは国の債務だ。もし米国が新興国で、ダウングレードされたとしても・・・

金利が上がる。

・高金利は多くのポケットに影響を及ぼす。公開株は既にこの金利水準にマークされている。私が心配するのは、private equity、private credit、shadow lending machineだ。公開株は今の水準でマークを終えた。借換えについてもだ。もし金利が倍にでもなれば、話は別だが。

ーしかし、米国債務が増えても、政府は支出を減らさない。彼らはより多くを取るだろう。税金を上げる。それは企業にとって良いことではない。

・短期的にそれが起きるとは思っていない。国がやることは、債務増加以上に成長することだ。GDP成長に驚くことになるだろう。今まで製造業への投資が過小だった。最高のテクノロジーがある。AIが生産性のブームを起こすかも知れない。生産性のブームを長期間経験してこなかった。(成長の)多くが安い資本やグローバル化から得られた。生産性や効率が向上するだろう。米国にとって素晴らしいテーマである。

という事で、

・S&P500が2024年末5,000。2021年から比べれば微増でしかない。我々がクレイジーに強気なのではなく、他のストラテジストが弱気なだけ。

・消費/消費者は、金持ちベイビーブーム世代が派手にカネを使い、経済的に苦しい子供世代に富を移転する(そしてその子供世代がカネを使う)ので、大丈夫。

・公開企業、株価は既に今の金利水準を織り込んでいるので、大丈夫。
 心配があるとすれば、private市場。

だそうです。

来年は安心して株を買って良いらしい。

(投資は自己責任で)

 

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