塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【トニー・サコナギ】2024年、Mag7の株価調整がある。Teslaが最下位。Appleは下がれば買い。

塾長です。

昨日(米国12/8)の米株はアゲ。雇用統計で良い数字が出たが、市場は無視。

 S&P500、4,604(+0.41%)

 Nasdaq、14,403(+0.45%)

【米国市況】底堅い経済指標で株続伸、国債利回り上昇-145円付近 - Bloomberg

S&P500種株価指数は週間ベースで2019年11月以来最長の6週連続高。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、71.26 

 10年債、4.2450

 ドル円、144.8930

 Bitcoin、44,182

 

 

経済指標:

 11月 NFP[前月比]、19.9万人(予想18.3万人)

 11月 失業率、3.7%(3.9%)

 11月 平均時給[前月比]、0.4%(0.3%)

 同[前年同月比]、4.0%(4.0%)

 12月 ミシガン大学消費者信頼感指数、69.4(61.5)

11月の米雇用統計、広く力強さ示す-市場の早期利下げ期待くじく - Bloomberg

  11月の雇用者数では、ストライキを実施していた自動車メーカー従業員の職場復帰が3万人の押し上げにつながった。労働参加率も小幅に上昇。

米消費者マインド大幅改善、1年先インフレ期待低下-ミシガン大 - Bloomberg

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

中国が財政政策強化の方針、景気回復支援へ-共産党中央政治局会議 - Bloomberg

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

■今日の最後はトニー・サコナギ;

www.youtube.com

ー次のゲストは、新年のベスト・アイディアはTeslaをunder wightすることだと言っている。2024、2025年の販売数・売上が著しく(materially)減少すると予想し、成長物語に疑念を呈している。トニー・サコナギさんです。

 あなたはTeslaにネガティブでしたが、さらにネガティブになっているようですね。

・背景が重要だと思う。誰もが知るようにMagnificent7は今年とても上昇した。来年、それらは精査されるだろう。いったいここからどこに行くのか?と。我々はTeslaの売上が来年横這い、販売数は期待値の下限付近だと予想する。株価は2024年期待利益の100倍程度だ。投資家がMagnificent7を批判的な目で見るようになれば、その中でTeslaはunderperformする株だ。今年のTesla株は良かった。年初からほぼ倍。1年前アナリストは一株当たり利益を$6と予想していたのに、その半分にも届かなかったのだが。人々がまだ成長を信じている。2024、2025年はTeslaにとって厳しい年になるだろう。成長神話が崩れるリスクを考えると、このマルチプルを維持するのは難しい。

 

ーその成長について詳しく聞きたい。マージンが減っている事については理解している。セルフドライビングの物語、[Teslaは単なる自動車メーカーではなく]テック企業であるという物語は、あなたが指摘する動きを変化させることは無いのか?

・もしTeslaが規制当局の承認する自動運転機能を1年後に提供できるのだとしたら、車1台につき10,000ドル以上の利益が上乗せされるだろう。そうなればまったく違ってくる。予想するのは難しいが、自動運転が実現するのに複数年かかると予想している。それはテクノロジーだけではなく、規制の面で難しいからだ。さらに重要なのは、時間がたてば自動運転が民主化されると思う。多くの企業が多額の資金を自動運転に投入している。Teslaが自動運転を最初に実現するかも知れない。数年間、人々は高い価格を支払うだろう。しかし、自動車産業では競争が全ての価格を下げる。Teslaが3~5年後に10,000ドル/台の利益を増やせたとしても、5年後以降は1,000~2,000ドルになっているだろう。

 

ー[時価総額が]$3TになったAppleに話を移したい。1年後のバリュエーションはどうなっているでしょう?

Appleには大きな議論がある。強気派は素晴らしい消費者株であり、複利で伸びると言う。NIKEが歴史的に30~35倍で取引されているのだから、Appleの31倍は正当化される、と。問題は、Apple株よりも成長し、安く株があるかどうか?である。私が多くの投資家と話をすると「Microsoftの方が成長性があり、同じ程度の価格(マルチプル)だ」「GoogleFacebookの方が成長し、価格は安い」と言っている。

 私にとって興味深いのは、Appleの最大株主がウォーレン・バフェットであるという事。彼はApple株を20倍くらいで買い、30倍付近で何度か売っている。Appleは素晴らしい会社であるが、現在のバリュエーションレベルや、iPhone15が素晴らしいサイクルに入っていない事を考慮に入れると、来年この株が大きくアウトパフォームするとは思えない。来年は巨大株の値が下がると思っている。それがこの株の買い時となるだろう。

 

Appleのバリュエーションに、中国リスクをどのように織り込んでいるのか?

・素晴らしい質問だ。Appleは大きな中国リスクを抱えている。売上の20%を上げているだけでなく、製造とサプライチェーンの90%を依存している。それは生存に関わるリスクである。数年前、政府と国有会社社員のApple製品保有禁止が話題になった。それが大きく変化するとは考えていないのだが、地政学的緊張が高まった時、Appleには他社に無い生存に関わるリスクが存在する。人々はそれをバリュエーションに織り込んでいる。

彼は「Tesla株が来年(2024年)下がるだろう」と言っているが、一般投資家に人気のある株なので”来年”と時期を言当てるのは難しい。なので、彼も「Tesla株をショートしろ」ではなく「Tesla株のポジションを下げろ(≒今のうちに売り払え)」としか言っていない。

ニュースメディアによって「EV販売が好調だ」と言っていたり、「EV需要が細っている」と言ったりと、まちまちなのも興味深い。Tesla株をはじめとした自動車会社銘柄の先を見通すのが難しくなっている印象。

 

 

Appleについては:

・株価は適当という人もいれば、高すぎるという人もいる。

・最大株主のバフェットは現在の価格水準(PER30倍)で(一時的に)売るかも知れない。

・2024年、下がれば買いの機会。

Appleの中国依存は「生存に関わるリスク(existential risk)」だが、織込み済み。

だそうです。

 

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