塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【トム・リー】2024年、小型株が50%上昇し、Russell2000は3,000へ。

塾長です。

昨日(米国12/14)の米株は前日の勢いが持続せず、小幅高。10年債利回りが4%を下回った。

 S&P500、4,719(+0.26%)

 Nasdaq、14,761(+0.19%)

【米国市況】株続伸、買い疲れ感でスピードダウン-ドル141円台後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、71.65

 10年債、3.9300

 ドル円、142.0470

 Bitcoin、43,145

 

 

経済指標:

 11月 小売売上高[前月比]、0.3%(予想0.0%)

 11月 小売売上高コア[前月比]、0.2%(-0.1%) 

米小売売上高は予想外のプラス、ガソリン安がホリデー消費を支援 - Bloomberg

 

 

金融政策:

■ECB、BOEタカ派姿勢維持;
ECB、利下げ議論せずと総裁-コロナ購入債の保有縮小加速へ - Bloomberg

英中銀、金利据え置き6対3で決定-インフレ退治まだ「道半ば」 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

Costcoが決算;
Costco to Pay Special Dividend as Profit Beats Expectations

Costco Wholesale Corp. announced a special dividend of $15 a share, while also posting profit that outpaced market estimates, as the warehouse-club chain continued a string of solid results.

特別配当で投資家の歓心を引き、+1.24%、638.60ドル(時間外)。

 

 

■〆はFundstrat トム・リー

www.youtube.com

ーあなたが約1年前、2023年末S&P500目標を出した時、市場から大きく外れていました。今日の終値は4,719です。2023年末目標はいくらでしたっけ?

・4,750~4,800だった。

 

ーそれは驚きです。どうやてってここまで来たのでしょう?

・そうですね、次の2週間で何があるか分かりませんよ(笑)。

 今年の市場は驚きだった。インフレは大きく下がった。FEDはデータ依存の見方を堅持したが、それを昨日、捨て去り、ビジネスサイクルに焦点を移した。

 

ーここから何に上値余地があるでしょう?商業不動産、競技場とか?金利が下がっているので地銀?

・今後12か月間で投資家が問うべきは、「FED金利にアグレッシブでなくなったとき、何が修正されるのか?」だろう。金利が下がれば、銀行の資産の質は上がる。商業不動産が回復する。小型株はレバがかかっている(負債が多い)傾向にあるので、恩恵を受ける。小型株は50%値上がりするだろう。Russell2000は丁度2,000を超えたところ。それが[2024年末には]3,0000になるかも知れない、という事だ。

 

ーRussell2000は今日も3%上昇した。週間で8%上昇。月間で17.5%上昇。金利が下がり続けたらどうなるでしょう?金利が下がるというのは、株にとってポジティブというより、問題を投げかけているのでは?

・あなたは金利低下が"Growth Scare"になるのでは?と疑問に思っているのですね。人々は金利低下のメッセージを忘れているように思われる。10月、人々はterm premiaが永続的に高くなる、将来のインフレ期待が高くなる、FEDは中立金利を高くする、と言っていた。インフレ率が下がっている今、それら3つの言説は元に戻るだろう。そうすると、10年債利回りは2024年の間、4%を下回る。それは小型株にとって大きな事だ。彼らはS&P500と相対的に、PBRが99年のレベルで取引されている。1999年は12年間のoutperformnceサイクルの始まりだった。

 

ーもしインフレが今まで通り劇的に下がらなかったら?粘着的だったらどうか?

・それは勘違い(misconception)だ。Core CPIの60%は住居費、車と車関連サービスだ。それらは余計なインフレ率増加(注:インフレ目標2%との乖離)のうち1.7%分の責任がある。今余計なインフレ率増加は1.6%なので、住居費と車関連が全てと言える。住居費のインフレが3%を維持し、中古車が30%下がれば、Coreのインフレ率は容易に目標である2%に到達可能だ。それは来年に置き、そのまま継続する。

 

ーワシントンは心配か?来年には選挙がある。2023年は議会が機能不全になると恐れられた。

・それは感じ方(perception)に関する質問だ。歴史的にgridlock(上下院で異なる政党が過半数を取り、ほとんどの法案が通らない状態)は株にとって良い。2024年の選挙では、上院も下院も過半数を取る政党が逆転すると言われている。すなわち、またしてもgridlock状態である。私はワシントンの機能不全が巨大なイベントを起こすとは思っていないが、2024年はそれが買いの機会を提供するだろう。

まとめると・・・;

・2024年は金利が下がるので、金利上昇局面で売られた資産を買うべきだ。銀行、商業不動産、小型株。Russell2000は50%上昇し、3,000に到達するかもしれない。

・2024年、容易にインフレ率2%を達成し、それが継続する。

・歴史的に、議会が機能不全状態でいると株価が上がる。「予算が通過しない」といった新聞見出しにより株が下げたら、それはチャンスである。

 

Russell200の5年間チャートがこちら;

Russell200 5Y 2023/12/14 - Yahoo Finance

「小型株が安い」と言われているが、コロナ前は1,678とかだったので、それと比べると約20%高い。

 

コロナ前と比べて安いと言えそうなのは銀行株。こちらがSPDR S&P Bank ETF(KBE)の5年間チャート;

SPDR S&P Bank ETF (KBE) 5Y 2023/12/14 - Yahoo Finance

ほぼコロナ前と同じ価格。

まだリセッションを織り込んでいるというより、銀行という業界そのものが疑われている感じ。

KBEよりも、銀行株を含む高配当ETF(SPYDなど)の方が好みですが、SPYDに小型株は含まれていないのでトム・リーの予想を信じるならばIWM(iShares Russell 2000 ETF)を別に買っておく必要がありますネ。

iシェアーズ ラッセル 2000 ETFで直近1年の配当からざっくり計算すると、利回りは約1.47%。少な!

 

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