塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

日経最高値に迫るなか、海外投資家が日本株を買う理由。(日本人は売っている?)

塾長です。

昨日(米国1/22)も米株は上昇。勢いがある。とは言え、2021年末(約2年前)の高値を少し超えただけ。

 S&P500、4,850(+0.22%)

 Nasdaq、15,360(+0.32%)

【米国市況】S&P500種が連日最高値、買いの勢い継続-148円台前半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、75.01

 10年債、4.0940

 ドル円、148.0790

 Bitcoin39,681

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

下げ止まらぬ中国株、首相が対策強化求める-国務院が具体策を議論 - Bloomberg

 

 

個別株:

■United Airlinesなどが決算;
United Airlines sees stronger profit in 2024 despite a hit from Boeing MAX 9 grounding

時間外で+6.40%、40.91ドル。

 

 

■今日の〆は何年ぶり(何十年ぶり?)に注目されている日本株について。

日本株が上昇しているので、CNBCでも「日本株ってどうなの?」「なぜ上がっているの?」的なインタビューが出てくるようになりました。

 

まず、Allspring Global Investments エディー・チャン(要約);

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  • 2023年、日本株が上がったのは流動性、バリュエーションの低さ、企業改革(≒株主優先的な経営)のおかげ。
  • 直近の円安ドル高は輸出企業に追い風。金融政策見直しによる円高に振れた場合、銀行は銀行が良い。円高になってもテックへの影響は少ないので、我々は注目している。

 

次にETF Edgeのコーナー、Franklin Templeton デイヴ・マン。Franklin FTSE Japan ETF(FLJP)、Franklin Injia ETF(FLIN)などを運用している;

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ー日本、インドに資金が流入し、中国から流出している。なぜインド、日本なのか?

・去年我々は”インド”で最もカネを集めた。素晴らしい成長ストーリーがある。民主的国家でもある。強い中間層がいる。新興国において、中国より興味深い。

 

ー日本は?

・日本も強い。我々の米国外に投資する商品の中で興味深いものだ。日本は独自の地域(region)である。(強い理由は)通貨安と日銀の政策。

 

ー中国からの流出はどうか。香港、中国本土インデックスは過去数年で最も安い。上海深圳インデックスは2007年レベルだ。あなたの中国ETFにはアリババ、テンセントなどの大手が含まれていますね。なぜ中国から資金が流出しているのか?

・政治周りに多くのノイズがある。過去の成長ストーリーに陰りが見えている。しかし、中国ETFにはたくさんの資産がある。2桁下げた時点で、一部の人が買い時だと言っている。それでも今年に入ってさらに2桁下げた。世界にとって重要な資産クラスだ。回復するまで、さらにどれくらい下がるのか測っている段階だ。

 

 

CNBCの常連コメンテーター達は何と言っているかというと・・・;

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  • ”Chart Master”と呼ばれているテクニシャン カーター・ワースが(上昇している)日経と(下落している)ハンセンIndexを比べたあと、「どちらの国も出生率が低い。1.2、1.3だ。これは悪いビジネスモデルである」
  • ボナウィン・エリソン「中国の値が下がっているのは、中国に障害がある(impaired)と見なされているからだ。値が修正される初期の段階にある。それに対して日本は拡大の初期段階。金融政策と企業統治の変革をしている。その点において、私はoutperformer(=日本)の方を好む」
  • ティーブ・グラッソ「エリソンが言い残した部分を指摘したい。中国から逃避した巨額の資金が行き場を探している。最も居心地の良い場所だ。それらの場所が恩恵を受けている。

 

 

全体を眺めてみると、スティーブ・グラッソの言説に落ち着くような気がします。

「米国(西欧?)の運用資金は一定の割合を国外に振り向けていて、その多くが成長ストーリーの強かった中国に向けられていた。米中貿易摩擦・反中国・中国成長ストーリーへの疑いから、資金が逃げ出し、インドや日本といった親米国へ移転している」のだと。

(反中・親日の)トランプ当選の可能性が上がっているのも日本に資金が向いている理由かも知れません。

エリソンが指摘しているように、中国株安・日本株高(インド株高)の流れは始まったばかりで、5年、10年といった単位で続くのかも?

 

 

 

個人的には、日本人が新NISA開始で日本株を買っているのかと思っていたのですが、新NISAのシの字も出てきませんでした。

そう言えば、後藤達也がこんな動画を出していました;

www.youtube.com

Quickが投資信託を集計していて、先進国・グローバル・新興国が買い越しなのに対して、日本は売り越しなのだとか。

投資信託なので、日本人しか売買していませんよネ。

もしかしたら新NISA成長投資枠で(投資信託ではなく)日本個別株を買い越している可能性もありますが・・・、どうやら日本の個人投資家日本株高に乗れていない模様。

「円安怖いから外国資産を持たなければいけない」と思った個人がS&P500やオルカンを買っているという分析(感想)を述べている。

「円安になったから外貨建て資産を買い、円高になったら(外貨建て資産の価格が下がり怖くなって)売ってしまう」という、素人投資家にありがちな間違いを犯してしまうのではないかと心配になります。

 

 

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