塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【BofA CEO ブライアン・モイニハン】誰もが経済予測を間違えた。景気後退は起きない。インフレ率が2%になるまで4年かかる。

塾長です。

昨日(米国4/16)はパウエルタカ派発言で株安、債券利回り上昇継続。円安。

S&Pは最高値(5,254)から3.9%下落したことになる。

 S&P500、5,051(-0.21%)

 Nasdaq、15,865(-0.12%)

【米国市況】2年債利回り一時5%台、円は約34年ぶり安値更新 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、85.26

 10年債、4.6590

 ドル円、154.7020

 Bitcoin、63,829

円は連日の34年ぶり安値更新、155円の節目接近で神経質-一時急伸も - Bloomberg

 

 

経済指標:

 3月 住宅着工件数、132.1万件(予想148.5万件)

 同[前月比]、-14.7%(-2.7%)

 3月 住宅建築許可件数、145.8万件(150.0万件)

 同[前月比]、-4.3%(-0.3%

 3月 鉱工業生産指数[前月比]、0.4%(0.4%)

 3月 設備稼働率、78.4%(78.5%)

3月の米住宅着工件数、8月来の低水準-一戸建て3年ぶり大幅減 - Bloomberg

 

 

金融政策:

■パウエルがタカ派発言;
パウエルFRB議長、利下げ開始の先延ばし示唆-インフレ根強く - Bloomberg

  議長はワシントンでカナダ銀行中央銀行)のマックレム総裁とパネル討論会に参加。「最近のデータがわれわれの確信を深めるものでないことは明らかであり、それどころか確信を得るには想定よりも時間がかかる可能性が高いことを示唆している」と議長は語った。

 

■ジェファーソン;
ジェファーソンFRB副議長、金利維持でもインフレ鈍化見込む - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Bank of America、Morgan Stanleyが決算;
BofA、1-3月は不良債権貸し倒れ償却が予想以上-株価下落 - Bloomberg

モルガン・スタンレー、14%増益-トレーディング収入が予想上回る - Bloomberg

それぞれ-3.53%、+2.47%。

 

■UnitedHealth、J&J、United Airlinesなども決算;

UnitedHealth Group (UNH) Tops on Q1 Earnings, Reaffirms EPS View

Why Johnson & Johnson Stock Got Tossed by the Market Today

United Airlines reports $124 million loss in a quarter marred by grounding of some Boeing planes

United Airlines said Tuesday that it lost $124 million in the first quarter, which it blamed on a three-week grounding of all Boeing 737 Max 9s after a panel blew off an Alaska Airlines Max jetliner in January.

United indicated it would receive far fewer new planes from Boeing this year than it expected, and it has begun leasing Airbus jets to fill out its fleet.

それぞれ+5.22%、-2.13%、+5.23%(時間外)

 

 

■特にオモシロイ話も無いので、決算を発表したBank of America CEO ブライアン・モイニハンのインタビューで〆;

www.youtube.com

ー市場の動きに驚いていますか?決算の数字のほとんどが市場予想より良かった。

・期待を超える素晴らしい四半期だった。これは1日の値動きだ。私は自分自身に、(株の値動きで)気分が良くなったり、悪くなったりする日があっても、我々は自身が制御できる事に集中し、株主に還元するのが仕事だと言い聞かせる。今期14%の還元を予定している。人々は株を売り、買い戻す。明日どうなるかみてみましょう。

 

ーその表現は自信の表れですね。

 あなたはガイダンスを維持しました。市場はどうやらさらに上を望んでいたようです。FEDが高金利を長期間続けると、Net Interest Incomeの好収益が続くだろうと。それに関してどのような期待を持ているのですか?

・我々は去年の4Q決算時、「2024年1QはNIIが少し減るだろう」と言っていた。それが実際は$100M増加した。我々にとって2Qは減少し、その後伸びて行く想定だ。それは他銀行とは違った道のりかも知れない。なぜなら我々の預金は増加しているからだ。

 貸出の成長(loan growth)は未だ弱められている。あなた方が1日中語っているような経済に順応している途中だ。前年比で伸びているが、ネットでの成長率は少し下がった。与信の質は良いままだ。全般的に良い感じを持っている。

 キーとなるのは、1Qが予想以上であり、次の期も良くなるだろう。ここからさらに成長する良いスタートとなった。

 

ー消費者についてはどうですか?あなた方は消費者のクレジットカードや貯蓄を知っている。

・消費動向を見るためには、歴史的なコンテクストを語る必要があるだろう。Bank of Americaは6千万人の消費やカネの出入りに関わっている。

 1年前、もしくは1.5年前、「消費は強い。そのうちカネが尽きるだろう」と言っていたが、それは起きなかった。「消費者はレバレッジをかけ過ぎている」と言っていたが、それは起きなかった。「賃金はインフレに追い付かない」と言っていたが、それは起きなかった。では何が起きただろうか。消費者の支出は減少した。去年の初め年率10%成長していたのが、秋には5%になり、今も5%だ。3月は少し減り、4月は少し増加した。それが意味するのは、Bank of Americaの口座から年間で$4.5Tが支出が増えることであり、それは2017、18、19年にFEDが利上げし、インフレ率を下げ、2%程度の経済成長であったときと整合性が取れている。消費者は我慢しながら消費を続けている。次の四半期もこの状態が続くだろう。

 

ーパウエル議長は「最近のデータは我々にインフレ率を低下に関してより大きな確信をもたらさなかった」とのコメントについてどう思うか?

・我々がもつ世界一の研究チームは、つねにFEDの金融引締め効果が表れる時期(の予想)を遅らせている。元々、18か月前、去年の終盤に景気後退が来ると予想していた。それが今年の初期になり、景気後退ではなくソフトランディングになると言い、今は経済成長が続くと言っている。2023年3Qは4%の経済成長、4Qは3%成長だった。今期は2.5%だと言われている。それは消費者は頑丈で、企業は利益を出し、失業率は低いままだという現実を反映している。(金融引締めの影響が)押し出されている(pushing out)のだ。日々が流れる中で、FEDを毎日見ていると、出過ぎだと思うが(笑)・・・、問題はFEDが経済成長に大きな制限をかけているのだが、コロナの経済刺激策と金利を下げた影響がまだ残っている。経済は減速しているが、時間がかかっている。専門家はインフレを巻き戻すのに4年かかると言っている。FEDには決断をする力があるが、現実を決める力は無い。現実は、経済は堅調で、日々FEDの利下げ回数予測は変動するが、Bank of Americaはどのような環境でもうまくやっていけるという事だ。

最後に自社の宣伝を入れて締めくくるあたり、しゃべりが上手い。

と感心するのは置いておいて・・・、

・NII(預金から得られる収入)は減ると予想していたが、逆に増えた。預金も増えている。

・消費者は堅調。我慢して消費を続けている。

・現在の経済環境は、FEDが利上げし、物価は下がり、経済が2%成長していた2017~2019年と似ている。

・皆と同様、自社の研究チームも「景気後退が来る」「消費者のカネが尽きる」と予測したが、間違った。コロナ刺激策、ゼロ金利政策の影響がまだある。インフレが落ち着くのに4年かかる可能性がある。

 

「景気後退がくる」と予測して間違った専門家の予測を信じて良いかは分かりませんが・・・・、「4年かかる」の意味するところは、インフレ率が2%になるのは2026年?2027年?

 

日銀が政策変更しなければ、それまでドル高円安、日本の物価も上がり続けるのかしら???

 

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