塾長です。
昨日(米国8/18)の米株は上昇。
S&P500、3,389(+0.23%)
Nasdaq、11,210(+0.73%)
どちらも最高値だそうで、おめでとうございます。
【米国市況】S&P500最高値更新、ハイテクが主導-ドル全面安 - Bloomberg
昨日の指標は住宅。
7月 住宅着工件数[年率換算]、149.6万件(予想123.7万件)
同[前月比]、22.6%(予想4.6%)
7月 建築許可件数[年率換算]、149.5万件(予想131.3万件)
同[前月比]、18.8%(4.9%)
米住宅着工件数、7月は22.6%増-16年10月以来最大の伸び - Bloomberg
”「過去最低水準にある住宅ローン金利とより広いスペースを求める家族の需要が市場を活気づけており・・・」”
と書いてあるが、本当に米国人は3、4月で「コロナやばい。広い家が欲しい」となって、5、6月で家を建てる事を決め、融資を通し、7月に着工してしまうほどスピード感があるのだろうか。
4,5、6月に遅れていた着工がようやく開始された(コロナだからと言ってキャンセルする人が少なかった)、くらいがもっともらしく思えますが・・・。
個別では、Walmart、Home Depotが好決算を発表。
Walmart tops earnings estimates. What Cramer, others are watching
しかし、株価は下落。
Walmart、134.71(-0.66%)
Home Depot、285.00(-1.12%)
ここら辺は事前に決算内容が漏れてるんですかネ。
どちらも月曜日(米国8/17)に上昇したあと、ほぼヨコ/若干下落。アヤシイ。
一方、WalmartのライバルAmazonが大幅上昇。+4.09%の3,312。
ちなみに、中国電子商取引大手のJD.com、Alibabaも上昇中。それぞれ+0.87%、+4.99%で最高値更新。こんな(↓)ニュースもあるのに:
米国務省、中国企業株の処分を大学の寄付基金に要請-上場廃止リスク - Bloomberg
市場がバイデン当選を織り込みに行っているのだろうか。
債券利回りは下落、ドル円は上昇。
10年債、0.6690
ドル円、105.41
おかげで見かけの(円ベースの)資産が減って、哀しい。
円高なので、引き続きS&P500指数の投資信託を買い増し中。
さらに米株投資用にドル転すべきかが悩みどころ。
株が上がりきったように見える今どうすべきか、Morgan Stanley マイク・ウィルソンからのアドバイスがあるヨ:
・今興味深い位置にいる。Nasdaqは抵抗線を上回っており、今日S&P500がようやく抵抗線を上回った。市場はこのようなレベルに反応するものだ。私はこれが新しいエコノミーサイクルだと考える集団の一人だ。ただ強気相場に修正はつきもの。今は季節的に良い。8月、9月。経済刺激策の谷間にいる。Walmart、Home Depotが今日下げたのはノイズだと思う。それらは経済刺激策で恩恵を受けた。もし次の経済刺激策が通らなければ、犠牲者となる。市場はこう考えているのではないか。「結構株価は上昇し続きてきた。そろそろ消化するか。今は季節が良い。さて、引き戻そうか」って。
・今株が上がっていて買えないと思っている人は、良い決断をしている。自分のプログラムに忠実に。これは強気相場。
他の人が言っていたのに同意する。これが強気相場だと信じているなら、広く買うべきだ。2年間放置されている株がある。金融や工業。景気敏感消費者財。これらが、来年にかけて興味深い。今株に投資するなら、こういった出遅れ株だ。最高値を更新し続けている株ではなく。
・リセッションに入って、そこから抜け出すとき、最初に起こるのは再評価(revaluation)。そして、「さあ見せてみろ」となる。今がその時。第3、4Q、一部のテックは上昇し続けるかも知れないが、期待に届かない株は下落する。
要するに、マイクは「修正を待つか、出遅れ株を買へ」と言っている。
もう一つの選択肢は、淡々と指数を積立。
「淡々とS&P500を積立ながら、少しだけ金融株を買う」といった戦略もアリ。