塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【サヴィタ・スブラメニアン】市場は高揚感に包まれていない。株はまだ上がる。来年も上がる。

塾長です。

昨日(米国4/3)の米株はサゲて始まり、終わってみれば微アゲ。押し目チャンスが来ない。

長期金利原油はいっぷく。

 S&P500、5,211(+0.11%)

 Nasdaq、16,277(+0.23%)

【米国市況】S&P500反発、FRB議長発言に安堵感-151円70銭前後 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、85.59

 10年債、4.3550

 ドル円、151.6050

 Bitcoin、66,179

円151円台後半、米雇用増で一時152円に迫る-指標や介入警戒で上下動 - Bloomberg

 

 

経済指標:

 3月 ADP雇用者数[前月比]、18.4万人(予想15.2万人)

 3月 サービス業PMI、51.7(51.7)

 3月 コンポジットPMI、52.1(52.2)

 3月 ISM非製造業景気指数、51.4(52.8)

米民間雇用者数、昨年7月以来の大幅増-賃金も一部で伸び加速 - Bloomberg

米ISM非製造業、2カ月連続の低下-仕入れ価格4年ぶり低水準 - Bloomberg

  仕入れ価格指数は5ポイント余り低下の53.4と、2020年3月以来の水準に落ち込んだ。

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  一方、ISM非製造業景況調査委員会のアンソニーニエベス委員長は発表文で「物価安定の一定の兆しが出ているとはいえ、インフレは依然として懸念材料」だと調査対象の企業は報告していると説明した。

  ニエベス氏は記者団との電話会見で、燃料費が再び値上がりしているため、サービス業界の仕入れ価格指数が下がり続けるとは予想していないとも述べた。

 

 

金融政策:

■パウエルがハト維持;
パウエル議長、さらなるデータ精査の「時間ある」-利下げ前に - Bloomberg

最近のインフレデータについてパウエル氏は、予想を上回ったものの全体像を「有意に変える」ものではなかったと説明。「年内どこかの時点で」利下げを開始するのが適切になる可能性が高いとの認識を改めて示した。

 

ハト派だったボスティックは(1か月くらい前から)タカ化;
ボスティック総裁、今年1回の利下げ予想を維持-10-12月開始が適切 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

Intel、いつまでたっても浮上できず。昔は輝いていたのに・・・;
インテル株が7%超える下げ、製造部門の低調な見通しで失望売り - Bloomberg

-8.22%、40.33ドル。

 

■同じくかつて輝いていたDisneyも安い;
ディズニーCEO、ペルツ氏との委任状争奪戦に勝利 - Bloomberg

-3.13%、118.98ドル。

 

■〆はBofA サヴィタ・スブラメニアン;

www.youtube.com

ーS&P500の年末目標を5,400に置いていますね。あなたは過去2か月間のノートにおいて、市場で値上がり株が増えている、高揚感(euphoria)には達していないと書いていた。今週それは変わりましたか?

・いえ。未だ年末に向けて株は上がると予想している。とはいえ、S&P500は年末目標から数%しか離れていないが。我々が見たり聞いたりしている全てのシグナル、データ、アナリストはS&P500が上昇することを示している。ポジショニングを見ても高揚感は無い。慎重な楽観主義(cautios optimism)かあり、AIやGLP-1といったいくつかのテーマがある。それがpower(電力?)に移りつつある。市場全体に強気が広がっているわけではない。実際、平均的なmutual funds、アクティブ運用者のβは、2008年以降で最も低い。もし誰もが強気相場を予想しているなら、彼らはβ値の高い株を買うはずだが、そうなっていない。未だ「心配の壁(wall of worry)」のフェーズにいる。私は未だ株は上向きだと思う。

 

ー先日、今年の(S&P500)企業利益を250としましたね。来年は?

・約10%の上昇を見込んでいる。堅実に企業利益は増加する。マージンは誰もが下がると予想しているが、驚くべきことに横這いだろう。それは、需要回復から得られる営業レバレッジ(operating leverage)はより健全になるという事を意味する。企業利益予想の引上げは、基本的にマージンの健全さから来るものである。米国企業が9%の物価上昇を乗り切るのを見るのは素晴らしい。CPIはローラーコースターのようだったが、マージンは驚くほど安定的だった。

 

ー先ほどまでスティーブ・コーエンが番組に出ていた。AIによる生産性向上が未だ市場に全て織り込まれていないと言っていた。あなたの考えは?

・現時点で、正しい事を行っている企業を目にしている。自動化、効率化に投資している。賃金上昇局面で、典型的に見られる行動だ。数年前、コロナのとき、自動化を提供する企業が躍り出て、それが今AIとなっている。彼らは資本の支出先(capex takers)である。

 ある時点で、半導体といった資本支出先から、それらを使う企業の株に切り替えるべきである。先んじている産業もあれば、遅れているところもある状況だ。労働市場は既に動き始めている。誰もがPythonのプログラミングスキルを持つ技術者を探していたが、今はAIがやってくれるのでPythonプログラマーは不要になった。そういったことがリアルタイムに起きている。いくるかの産業は遅いが、いくつかの産業では既に起きている。

 

金利上昇、ドル高を恐れないか?それは起き始めている。

・恐れている。長期金利上昇はリスクである。短期金利は管理可能だ。今年、利下げが無かったとしても、S&Pは大丈夫。長期国債の需要先は無くなってしまった。それらを買っていたのはFED、中国、日本だったが、今はもう買っていない。需要がなくなったのが問題の一部だ。成長面も問題である。長期金利が上昇するのは、名目上、長期的な成長が期待されているからでもある。それが平均的な投資家にも浸透してきた。ポジティブな成長の驚きである。去年、それは机上に乗っていなかったが、今は会話の一部である。

ということで、

・年末S&P500目標は5,400。まだ株は上がる。まだ全員が強気になっているわけではない。心配しながら買っている状態。
 とは言え、目標まで約4%なので、大きく上昇とはならない。

・来年、企業は健全なマージンを維持し、利益を10%程度上昇させるだろう。

・企業は賃金上昇により、自動化、効率化を図っている。産業ごとにマダラな状況。いつかの時点てnVidiaなどの半導体株から、それらをうまく使い効率化を達成する企業の株に移るべきだ。

長期金利上昇は株にとってリスクである。長期金利が上がる要因は2つ。需要不足と名目上の長期的成長率予想の引上げ。

だ、そうです。

 

少し補足すると・・・、

S&Pの企業利益が来年(2025年)、10%上がるなら、PERが同じという前提で10%上がるということ。

長期金利上昇については、「需要不足による長期金利上昇は(株にとって)悪い上昇だが、成長率予想引上げは悪くない上昇だ」と言いたかったのだと思いマス。

 

注:これらは彼女(素人投資家に株を買ったり売ったりしてもらいたいと思っている人)のポジショントークです。

 

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