塾長です。
昨日(米国5/6)の米株は力強く上昇。理由は・・・特になし。
S&P500、5,180(+1.03%)
Nasdaq、16,349(+1.19%)
【米国市況】株上昇、年内利下げ観測が追い風-ドル一時154円台 - Bloomberg
JPモルガン・チェースのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は、米企業が高金利長期化の影響を受ける公算が大きいことを踏まえると、S&P500種指数構成企業で今年の2桁増益を見込むのは余りに高いハードルだと指摘。「今年のコンセンサス予想は楽観的すぎるようだ」とし、アナリスト予想では第1四半期から第4四半期にかけて17%増益が示唆されているが、それが実現するための大幅増収や著しい業績拡大には「懐疑的だ」とリポートに記した。
原油、78.87
10年債、4.4890
ドル円、154.1930
Bitcoin、63,358
なし。
■バーキン;
リッチモンド連銀総裁、金利上昇の本格的な影響はこれから表れる - Bloomberg
■習近平、マクロン、フォンデアライエン;
習主席、「新冷戦」の回避でマクロン仏大統領に協力呼び掛け - Bloomberg
■特に興味をひく決算なし。Palantierが記事になっていたくらい;
パランティア株が一時10%下落、通期売上高見通しを上方修正でも - Bloomberg
■Boeingがまた不正→株価下落;
ボーイングをFAA調査、787の検査で虚偽記録の可能性問う - Bloomberg
FAAの声明によれば、ボーイングは787の翼と本体の結合について必要とされる検査が完了していない可能性があると、4月にFAAに自発的に通知した。
検査不足は、日本の自動車メーカーもたくさんやらかしましたが・・・。
-0.80%。
■マイク・ウィルソン、もう何を言っているのか分からなくなっている;
米CPI、株価と利下げの見通しで重要な鍵に-モルガンSウィルソン氏 - Bloomberg
リポートでウィルソン氏は、「マクロ経済が不透明な中、値動きの投資家心理に与える影響がこれまでいかに大きいかを踏まえると、CPI統計の発表を受けた価格の反応はデータそのものよりも重要かもしれない」と分析した。
要するに「CPIは高く出るかも知れないが、株価は上がるかも知れない。もう僕には何が何だか分からないよ」とサジを投げている模様。
■週末にはBerkshire Hathaway株主総会があったようで、CNBCが中継(&録画)放送していました。未見です;
■〆はトム・リー。バフェットについても聞かれ、答えている;
ー次のゲストは「投資家は用心し過ぎだ」「”5月に売れ(Sell in May)”は”5月に買え(Buy in May)”になるだろう」と言っている。トム・リーです。
あなたは何度も良いcallをしていますが、CPIは市場が織り込んでいるほど悪くはないと言っていたのを覚えています。なぜですか?なぜ市場は間違っているのですか?
・それは、なぜCPIが頑固に高止まりしているのか?に関連する。パウエルが言ったように、住居費高騰の残滓である。住宅価格は安定化し、賃料はかつての上昇率に戻ったが、CPIの中の住居費は6%増となっている。2番目の要因は自動車保険だ。パウエルは”住居費以外のサービス価格(non-housing services)”と呼んでいた。自動車保険は21%上昇したが、20%上昇が永遠に続くことはない。それが平常化しさえすれば、インフレ率の中央値は1.8%となる。インフレは冷める。それがいつになるかは分からないが、今年後半のいつかだろう。
ーたしか2か月ほど前、あなたはそれほど強気でなかった。それ以降、予想以上に高いインフレ関連のデータがでましたね。
・そうですね。
ーそれが続くと思っていないと言う事ですね?
・そうでう。今後、いくつかが好転する。一つは労働市場が過熱状態でなくなる。FEDは方向を変えない。先ほど言ったように住居費などのおかげで、インフレ率は下がる。4月は(株の)リセットがあった。今は良い時期だと言えるだろう。
ーFEDの金融政策は引締め的だと思っているのですね?私にとっては、パウエルのデフォルトポジションが利下げであるのに驚いています。まるで利上げなど思いもよらない、という感じです。先週も、言ってみれば、利上げの可能性を否定した。私が奇妙に思うのは、経済は強く、インフレは粘着的であり、・・・、なぜ彼が(雇用とインフレの)リスクを対照的に扱っているのか理解できません。彼は利下げをしたくてたまらないようだ。そして市場はそれを信じている。
・私の推測になりますが、FEDは高いレベルの長期金利に心地よさを感じていないのでしょう。ご存じのように、高金利は地方銀行へのプレッシャーとなる。バランスシートを棄損し、世界の中で相対的にマネーのコストが高くなる。
ー引締め的なのですね?
・そうだ。
[ここでBitcoinの話になるので、割愛]
ー週末、私(アンドリュー)はベッキーとともにオマハに行きました。バフェットの発言の奥には、経済全般に対する多くの心配(気がかり、anxiousness)が潜んでいました。あなたにはまるでそれがないようです。バフェットは巨大なポートフォリオを管理して、全てを見ている。それをどう説明しますか?
・なぜ彼が心配になるか分かる。巨大な財政赤字だろう。
ーいや、彼はそれについて聞かれたとき、それは問題(issue)ではないと言っていた。彼の問題は、基本的に・・・、私は彼の代弁はできないが、市場が過熱しているだろう、と。
・彼は巨大な船の舵取りをしている。彼はより長期的なことを聞かれたのだろう。しかし、我々にとっては、企業利益の成長は加速し・・・、Q1利益は7%増だ。一方、3つのグループは20%下落した。ヘルスケア、エネルギー、素材だ。次の四半期、エネルギー、ヘルスケアが正に転換すれは、企業利益は+11%となるだろう。多くの抑圧された需要があり、資本支出は上向きで、ISMサーチ(?サーベイ?)も上向きで、$6Tのキャッシュがサイドラインに置かれ、人々は2年以上も用心している。私は、リスク・リワード的に良い状況だと思う。もしかしたらバフェットは10年先を見て用心しているのかも知れないが、私は来年が良い年になると思う。
バフェットは以前から米国株が高過ぎる、ゆえに新たなポジションを作るのが難しいと言っていましたからネ。そして、ドル高を背景に日本株(商社株)を買っている、と。
トム・リーはというと・・・、
・インフレ正常化→金利正常化→ソフトランディング(or ノー・ランディング)になる。
・企業利益が伸びるうちは株価が上がり続ける。
・10年先は分からないが、2025年年までは企業業績好調→株高継続。
・だから株を買え。
と言っているように思いマシタ。
どちらを信じるか(どちらも信じない)はあなた次第。
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