塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェレミー・シーゲル教授】物価が下がりFEDは今年2回利下げする。AIモーメンタム取引(バブル)の終わりはずっと先。

塾長です。

昨日(米国6/13)は弱いPPIで債券利回り低下。株は反応薄。

 S&P500、5,433(+0.23%)

 Nasdaq、17,667(+0.34%)

【米国市況】S&P500が最高値、PPIで利回り低下-157円付近 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、77.81

 10年債、4.2380

 ドル円、157.0410

 Bitcoin、66,910

 

 

経済指標:

 5月 PPI[前月比]、-0.2%(予想-0.1%)

 同[前年同月比]、2.2%(2.5%)

 5月 PPIコア[前月比]、0.0%(0.3%)

 同[前年同月比]、2.3%(2.5%)

米新規失業保険申請、9カ月ぶり高水準-カリフォルニアで大幅増 - Bloomberg

失業保険の継続受給者数は6月1日終了週に前週比3万人増の182万人

 

 

金融政策:

なし。FOMCの翌日は皆さんお休み。

 

 

財政政策:

トランプ氏、大統領復帰なら法人税率20%に引き下げ-財界首脳に表明 - Bloomberg

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

Adobe、RH決算;
アドビ、通期利益見通しを上方修正-AIブーム追い風 - Bloomberg

時間外+15.64%。

RH (NYSE:RH) Posts Q1 Sales In Line With Estimates But Stock Drops

Luxury furniture retailer RH (NYSE:RH) reported results in line with analysts' expectations in Q1 CY2024, with revenue down 1.7% year on year to $727 million. It made a non-GAAP loss of $0.40 per share, down from its profit of $2.21 per share in the same quarter last year.

時間外-11.12%。

 

 

www.youtube.com

ーCPIが予想を下回った。インフレがホットではない、ということだ。しかしFEDタカ派に聞こえる。CPIのデータを得る前に用意されたものだったからだろうか?

・そうだ。パウエル議長によると、(CPIをうけてFOMCメンバーはSEPを)修正する機会を与えられたが、ほとんどの人は変更しなかった。私の感触では、もう1回良いCPIが出れば、誰もが(今年)2回の利下げ派になるだろう。ちなみに、6月CPIは良いものになりそうだ。ガソリン価格が4月から5月にかけて2%下がった。燃料費は5月CPIを引き下げた原因だった。5月から6月にかけてガソリンは4%下がった。2倍だ。もちろん他の要因もあるが、誰にも将来は分からないと自覚すべきだ。過去の金利予想は当たっていない。彼らは100%データに依存している。インフレのデータと実データに依存している。

 

ーもう1回良い数字が出たとしても、利下げは9月になりますよね?なぜなら、6月CPIは7月FOMCに間に合わず、8月は休みだ。9月のジャクソン・ホールで舞台を整え、早くても(利下げは)9月(FOMC)になる。同意しますか?

・相違する。良い数字が出れば7月31日のFOMCでtee up、ジャクソンホールで補強し、9月FOMCで利下げするだろう。さらに良い数字が出続ければ、もしかしたらその次、さらに12月で利下げするかも知れない。3回利下げがあるかも知れない。私の予想では、CPIは下がっている。彼は(FOMC後のQ&Aで)ヒントを出した。家賃は未だに+4%と高いが、入ってくるデータは良い、と。年後半には良いデータが出てくるだろう。

 

ー何が妨げになるか?予想を変えるだろう?エネルギー価格は協力的で、原油価格が80ドル以下だ。そうでなくなれば、(利下げへの)賭けをやめるか?

・それら全てに可能性はある。多くのコモディティ原油、銅、スズはピークを越え、下げている。しかし多くのボラタリティがある。もしそれらの価格が上がり始め、労働市場が固い状況が続けば、それは私の予想の中央値ではないが、(利下げしないことは)可能性の範囲内である。しかし、(FOMCメンバーが5月CPIを知ったのは)既に投票し終わった後だったので変更しなかったのだろうが、もし、今投票を行えば、より多くのメンバーが2回を予想しただろうと思う。必要なのは、もう1回の良いレポートだ。それは得られるだろう。

 危険なのは、実経済がコケる(the real economy slips)ことだ。雇用統計は良かったが、household surveyの方がそれほど良くなかったし、失業率は4%に上昇した。パウエルはそれに追いつけるだろうか?tee-upして、0.25%利下げして・・・、と。インフレ率が上がった時、彼は0.75%利上げした。彼は反応的(reactive)でなければならない。毎回舞台を整えてから(金利を変更する)わけには行かない。経済がソフトになれば、市場を驚かせなければならなくなる場合もある。

 

NasdaqS&Pは毎日高値を更新しています。これはゴルディロック・シナリオか?経済は崩壊していないし、FEDは利下げの用意があり、市場は欲しい物全てを得ているようだ。あなたが上げたような事が起きない限り。市場からどうやって利益を得ますか?市場はどこに向っているのでしょう?

・テック、AIに関わるモーメンタム取引は未だ存在する。それはとても強力で、様々な悪いニュースがあったが、壊すに至っていない。現実を直視すべきだ。いわばそれらの株がベーコンを配達している※。それが続く限り、モーメンタム取引者はそららの株に群がり続ける。それがすぐに終わるようには思えない。もちろん、しばしばやり過ぎる事はある。しかし、たいてい終わりは人々が信じるよりも先にくる。

 

※:”bring home the bacon”で「家計を支える」の意。この場合、nVidiaMicrosoftApple・・・などがS&P500企業利益の多くを占めている事を指す。

ということで・・・、

・6月CPIは下がるだろう。パウエルも実際の家賃が下がっているとヒントを出していた。

 良い数字が出れば、FEDメンバーは今年2回の利下げに傾き、9月に0.25利下げ。さらに良い数字が続けば、今年合計3回利下げの可能性もある。

・ベースケースではないが、コモディティ価格が再上昇し、労働市場が引き締まったままであれば、利下げは無い。

・心配なのは、経済が急速に失速するケース。FEDは急激に利下げするかも。

・市場はテック、AIのモーメンタム取引に支配され続けている。行き過ぎという声もあるが、たいていバブルの終わりは予想よりもずっと先にやってくる。(なので、しばらく株は上がり続ける)

だ、そうです。

 

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