塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【マイク・ウィルソン】米国は債務利払いが過大になり緊縮財政を強いられる。そのとき景気悪化・株安が起きるので、買い場となる。

塾長です。

昨日(米国7/3)も株式市場は好調を維持。今週は独立記念日ウィークなので、値動きはアテになりませんが。

 S&P500、5,537(+0.51%)

 Nasdaq、18,188(+0.88%)

【米国市況】S&P500が再び最高値、利下げ観測で-161円台後半 - Bloomberg

3日の米株式市場でS&P500種株価指数は続伸。過去最高値を再び更新した。一連の経済指標が予想を下回ったことで、年内利下げの観測が強まった。米独立記念日の祝日を翌日に控え、この日は午後1時までの短縮取引だった。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、83.88

 10年債、4.3550

 ドル円、161.6280

 Bitcoin、60,252 

 

 

経済指標:

 6月 ADP雇用者数[前月比]、15.0万人(予想15.9万人)

 6月 サービス業PMI、55.3(55.1)

 6月 コンポジットPMI、54.8(54.6)

 5月 製造業新規受注[前月比]、-0.5%(0.3%)

 5月 耐久財受注[前月比]、0.1%(0.1%)

 5月 耐久財受注コア[前月比]、-0.1%(-0.1%)

 6月 ISM非製造業景気指数、48.8(52.5)

 

 

金融政策:

FOMC議事要旨;
FOMC、インフレ鈍化のさらなる証拠を待つ-6月議事要旨 - Bloomberg

  議事要旨によると「一部の」当局者は忍耐強く臨む必要性を強調したが、「幾人か」は具体的に労働市場がさらに弱まれば失業率がその分上昇する可能性があると強調した。

 

■ウィリアムズ;
中立金利は上昇していない、NY連銀総裁が推計値を引用して反論 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Constellation Brandsが決算;
Constellation Brands (STZ) Rises on Q1 Earnings Beat, Solid View

STZ reported first-quarter fiscal 2025 results, wherein the bottom line beat the Zacks Consensus Estimate and improved year over year. However, the company’s net sales marginally missed the consensus mark. Results primarily benefited from the continued strong performance of the beer business and an improved operating margin.

決算は悪くないように見えますが、株価は振るわず-3.31%。

 

 

■弱気派マルコ・コラノヴィックが退社;
JPモルガンのコラノビッチ氏が退社へ-ここ2年の予想は不調 - Bloomberg

 コラノビッチ氏の米株市場の予想はここ2年、不調だった。2022年はS&P500種株価指数が19%下落したが、同氏は同年の大半、強気を維持した。その後、市場が底を打ったタイミングで弱気に転じ、昨年のS&P500種の24%上昇と今年前半の14%上昇を逃した。

 ゴールドマン・サックス・グループ、シティグループバンク・オブ・アメリカ(BofA)などが米国株の見通しを引き上げる中で、コラノビッチ氏率いるJPモルガンのストラテジストは反落を予想し続けている。同行はブルームバーグが追跡している銀行の中で、S&P500種の2024年目標を4200と最も低く見積もっている。同指数は現在、5500を超えている。

一時は「S&P500を一人で動かす男」と呼ばれていたのに・・・。

彼ほどのネームバリューがあれば、自分でファンドもしくはresearch farmを立ち上げて、うまくやれるでしょう。

そのときメディアに出て、個人的な(大組織の一員ではない)経済・個別株についての意見を語ってくれると嬉しいデス。

 

 

■さて、同じく弱気派のマイク・ウィルソンは大丈夫?と思うかも知れませんが、元気に活躍中でした;

www.youtube.com

上記動画の内容は先日出たBloombergのモノ※とほぼ同じですが、より詳しく語っている。

Bloombergで語っていなかった部分はというと・・・、

  • 債券市場は9月利下げを予想している。実際にそれが起きた時、株式市場は好まないのではないか。株式市場は完全なソフトランディングを織り込んでいる。インフレ率の低下、FEDの利下げ、企業利益の成長、経済成長の全てを。
  • 選挙の年は株の調子は良いが、10%の下落もある。問題は、それが買いの機会なのか、より悪くなる兆候なのか?である。今はどちらに転ぶか分からない。去年10月そのような事が起きたが、政策が割って入り、株高トレンドに戻った。
  • メディアが「あなたは強気ですか?弱気ですか?」と聞いてくるのに飽き飽きしている。私は投資家だ。強気になれるもの、弱気になれるものを探している。ある時点におけるあるインデックスの価格を当てるというのは・・・、それは誰の役にも立たないし、不可能である。10年連続で成し遂げた者はいないだろう。この番組では目標など語らないだろう?どのように考えているのか?どこに機会があるのか?が大切だ。
  • 労働市場の強さを予見できなかったのは、移民のせいだ。移民が流入し、ローエンドのサービス業において低賃金で雇われ、雇用者数を押し上げている。選挙では移民が一番の問題として取り上げられるだろう。どのような形にせよ、年末までに移民の流入は減る。
  • 政策がクラウドアウトを起こしている。小企業やほとんどの消費者をクラウドアウトしている。周辺部から腐食している。まずでビルの下層を少しずつ砕いているようなものだ。いつか不安定化する。
  • 結局のところ、センチメントを変えられるのは、価格の方向性だけだ。今は株価が上がっているので、誰も売りたがらないが、ひとたび下がり出せば2022年10月のようになる。そのためにテクニカル指標を見ている。それに科学はないし、VooDooかも知れないが、それはうまく機能する。今は市場全体はもちろん、重要な株にも消耗のサインが点灯している。
  • 世界の政治、選挙で起きているのは、資産高騰(Asset Inflation)に対する市民の反発である。それがA.I.の本当の意味だ。右、左は関係ない。平均的な市民であれば、今の政権を追い出す。それがモディー(インド)に起きたことだし、欧州でも起きている。メキシコも多分同じだろう。英国でも労働党が勝ちそうだ。アルゼンチンはその極端なケースだと言える。日本でもインフレを嫌い、首相の人気が下がっている。米国でも同じことが起きるだろう。しかし、どちらの側も財政を緩める方向にある。債券市場はそれを心配している。
  • 緊縮財政は選択によって行われるのではない。強制されるのだ。国債入札の不調だったり、term premiumによってだ。長期的には心配していないが、緊縮財政政策をとったときにどうなるかは見ものである。

などと語っていました。

断定的な言い方はしていませんが、誤解を恐れず無理やり言い換えると「現在の経済は政府支出により底上げされている。政府支出拡大は世界的傾向だ。米国は債務利払いが過大になり、緊縮財政を強いられるだろう。そのとき景気は悪くなり、資産価格(株)が下がる。その準備が必要だ(資産の分散や、買いの資金を置いておく等)」となるでしょうか?

 

※:

alibertarian.hatenablog.com

 

 

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