塾長です。
昨日(米国12/5)は株も債券も穏やかな動き。今晩(6日)は雇用統計が出るが、どう出ても”ハリケーンのせいだ”で片付けられそう。
S&P500、6,075(-0.19%)
Nasdaq、19,700(-0.18%)
【米国市況】S&P500種は小反落、関心は雇用統計に集中-ドル下落 - Bloomberg
原油、68.45
10年債、4.1800
ドル円、150.1800
Bitcoin、96,772
米新規失業保険申請件数、1カ月ぶりの高水準-感謝祭の週に - Bloomberg
米小規模企業の賃金上昇、2年ぶりの大幅な伸び-FRB懸念材料にも - Bloomberg
なし。
なし。
■Lulu、Dollar Generaなどが決算;
Lululemon lifts full-year guidance after Q3 results top estimates
Lulu Lemonが売れているようなら、米国消費者は大丈夫。
時間外+8.90%
Dollar General Q3 Earnings Miss Estimates, Same-Store Sales Rise Y/Y
時間外-0.14%
■米国製造業の雄 Boeingが堕ちて行く・・・(Intelも);
ボーイング司法取引、米連邦地裁認めず-737MAX墜落事故巡り - Bloomberg
-1.02%
こちらが5年間推移;
コロナショック後からあまり変わっていないことに驚きました(もっと下がっていると思っていた)。
■〆は強気派トム・リー;
ーBitcoinの直近の値上がりは、リスク資産全体に何を示唆しているのか?
・投資家がリスク賛成派(pro-risk)だと言っている。また、過去数年間、いかに多くの資本が眠っていた(idle)かを示唆している。MMFに預けられていたのか、経済が生き延びられるかどうか見極めるために現金として取り置かれていた。私にとって、Bitcoinがholding patternを破ったのは、今年の残りにS&P500がどのように動くかの前兆(precursor)である。
ー市場全体について言うと、あなたは「S&P500が6,300に向かう道のりは突起物(bumps)によって舗装されている」と言っている。投資家はスローダウンを目にするという事か?何かキーとなるマーカーはあるのか?
・今後3週間、消化すべき多くのマクロデータが出てくる。明日は雇用統計だ。投資家は強すぎるのではないか?と怖がっている。ハリケーン、季節調整のせいで、大きな数字になるのでは?と。来週はCPIだ。最近は高目に出ていて、パウエル議長も今週初めに言及した。そして、18日はFOMCで金利が決定される。
ひとたびこれらのイベントを通過すれば、投資家はサンタクロース・ラリーに投資すると思う。(年末までにS&P500が)6,300を付けるのは可能である(doable)。
ーつまり、「18日以降、よそに行くな。上値があるぞ」と言っているのですね。
・そうだ。「落ちたら買え(buy the dips)」だ。
ーあなたは「株にとって良いニュースは悪いニュース」と言っていた。そうだとしたら、FEDが利下げについてaggressiveでなくなることを市場は心配しなければならいのか?
・市場が慣れるべきコンセプト的変化が存在する。それは・・・、今年初め、FEDが利下げを始めたとき、人々は「2025年までに5回利下げがあれば、株にとって良い」と考えた。その(利下げ)回数が減ると、(株に)弱気になった。私は、2025年に向けて、市場は「利下げ回数が可能な限り少ないほど、(株にとって)良いケースだ」と考えるようになると思う。なぜなら、ハト派サイクルが長引くからだ。我々は台本(script)をひっくり返さなければいけない。時間はかかるだろう。
ー今年ずっとそうだったのではないか?1月、6、7回の利下げが市場に織り込まれていた。そのうちいくつかしか実現していない。利下げのペースが減速し、今や2年債金利はFFレートを大きく下回っていない。私が言いたいのは、市場は既に「(利下げ速度が)遅いのは良いことだ」と記録しているのではないか?
・そうだが、まだコンセンサスとして受容れられた見方とはなっていない。例えば、パウエルが「taking things a little slower」と言ったら、市場は弱まった。その後、考え直したかも知れないが。市場が「2025年に1回しか利下げが無いのは、とても(株にとって)強気である」と気付くまで時間がかかる。
ー海外の政治的混乱に市場は反応していない。韓国、フランスなど。驚いていますか?
・ある意味、株式市場は折込済みだと言える。今年、米国 vs 欧州、米国 vs 途上国(の株価)において、大きな乖離がある。中国では株ラリーが失敗した。市場は株式、通貨を通じて、織込んでいたいた。
ー大昔に遡るが、あなたはactive managersの数を数えていた。ボギーをいくつ叩いたとか。
・まだやっている。最近データを洗いなおした。過去10年間でマネージャーの数に大きな変化があったからであ。良い年であり、悪い年だった。戦術的に循環株に行った、攻撃的でった、もしくは、テックに寄りであったアクティブ・マネージャは優れた成績を残した。多くのクライアントが6、7、8・・・聞いたことの無いような大きさでベンチマークを上回った。しかしその数は少ない。マクロ的な市場環境は難しいか、中立的だからだ。
「6,300への道がbumpsで舗装(paved)されている」というのは、「小さな凸凹はあるものの、6,300は決まったようなものだ」を意味していると思われます。
最後の部分が何を言っているのか良く分かりませんでしたが、ざっくりまとめると・・、
・Bitcoinの値上がりは、いかに資金が投資されずに眠っているかを示している。S&P500はBitcoinの後を追い、年末6,300を付ける。12月18日までは経済指標、FOMCを受けて、株が安くなるかも知れない。そうなれば買い時だ。
・これまでは市場は「利下げ=株高」と受け取っていた。来年は「利下げ回数が少ない=株高」である。利下げ回数が少なければ少ないほど、利下げサイクル(金融緩和している期間)が長引くからだ。2025年の利下げ回数は1回かも知れない。
・海外の政治的混乱に米国株式市場が巻き込まれないのは、既にドル高(or その他通貨安)によって織込み済みだったからだと言える。
だ、そうです。
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