塾長です。
昨日(米国8/18)の米株はヨコ。「ジャクソンホール待ち」だと言う人もいますが、基本的にジャクソンホールでは金利に関する話をしないので、むしろ小売業決算待ちだと思います。19日HD、20日TGT、LOW、21日WMT。
S&P500、6,449(-0.01%)
Nasdaq、21,629(+0.03%)
【米国市況】ジャクソンホールに身構えるウォール街、株小幅もみ合い - Bloomberg
原油、63.38
10年債、4.3410
ドル円、147.87
Bitcoin、116,803
なし。
なし。
なし。
■トランプとその仲間たち;
トランプ大統領、プーチン氏とゼレンスキー氏が会談へ-調整を開始 - Bloomberg
トランプ氏、郵便投票・投票機の廃止に照準-大統領令に署名へ - Bloomberg
■米政府によるIntel株取得続報;
トランプ政権、インテル株の約10%取得を巡り協議中-関係者 - Bloomberg
INTC-3.66%
■Goldmanデイヴィッド・コステン;
関税の逆風克服、S&P500種企業は予想上回る好決算-ゴールドマン - Bloomberg
■「もう弱気派とは呼ばせない」Morgan Stanley マイク・ウィルソン;
ートレーダーは地政学、小売決算、週の終わりのジャクソンホールに身構えています。これらは市場に何を意味するのでしょうか?マイク・ウィルソンさんに聞いてみましょう。
まず、今週のジャクソンホールについてから始めたいと思います。金曜日、パウエルはどのようなトーンで話をすると思いますか?
・(8月は)1年の中で静かな時期です。短期的には大きなインパクトになるでしょう。ジャクソンホールにかけての市場の期待は、パウエルはバランスの取れた話をするというものです。彼らはインフレが制御されるのを確実にしてから利下げをしたいのですから。市場は9月利下げを80~90%の確率だとしています。私が注目しているのは、その利下げ期待がジャクソンホール後に変わるか?です。もし9月FOMC前に80~90%のままだとしたら、彼らは利下げします。彼らは市場を失望させたくないからです。当社の予想は、今年利下げ回数ゼロ、ですが、関税がインフレ率に大きな影響を及ぼさないという証拠が積みあがってくれば、9月の利下げの可能性は高まります。そのように我々は準備しています。もし(利下げ確率が)50%に下がるとしたら、それは市場にとって失望となります。それが、来週に向けて、我々が金曜日に注目するところです。
ーFEDはさらに労働市場のデータ、失業率、インフレを得ることができます。それらはあなたの利下げ予想に織り込まれていますか?
・そうです。我々のエコノミストは経済減速と粘着的なインフレを予想してきました。そしてそれは現実となりました。それがFEDが利下げをしない原因でした。しかし、先を見ると、労働市場の減速が粘着的なインフレより大きなリスクとなっています。我々の誰もがFFレートがほとんどの企業や家計にとって高すぎると知っています。過去数年間、金利に敏感な市場はリセッション状態のままです。FEDには利下げに対する”食欲”があると思います。しかし、2021年のPTSDがあるのです。彼らは(インフレ抑制を)確実なものにしたいのです。だから彼らはバランスの取れた行動をしているのです。
しかし、その一方で、4月以降の企業決算の上方修正は爆発的です。それが株価を押し上げています。経済成長が減速していても、企業決算上方修正はファンタスティックです。企業は関税の影響をうまく緩和しています。
ーそれでは決算の話をしましょう。小売業の決算があります。HomDepot、Lowe's、Target、Walmartです。何を期待していますか?全ては関税の影響次第ですか?
・素晴らしい質問です。今のところ、関税は企業決算の列車を遅くさせていません。しかし、この領域はまさに我々が関税のネガティブな影響が出る場所だと信じています。一般消費財です。これらの会社には多くの価格決定力がありません。輸出業者が大幅値引きしているようには見えません。なので質問は「誰がこの関税を吸収するのか?」です。企業のマージンにプレッシャーとなるかも知れません。なので今後数週間、これが株にとってより大きなリスクと言えるでしょう。しかしこれ(=小売)は市場全体から見れば小さな部分です。我々が過去に言った通り、関税は輸出業者、輸入業者、消費者によって分担されると考えています。しかし関税が(消費者に)パスできない領域もあるのです。小売業には第3、第4四半期、マージンの下押し圧力がかかるでしょう。しかし、これは特異点です。S&P500へのリスクではなく、個別企業のものです。
ーテックはいかがですか?PaloAltoがクローズ後に決算を出しますが、今までテック企業の決算に感銘を受けましたか?PaloAltoはどうなるでしょう?
・テックは戻しました。過去1.5年間書いてきたことですが、全体的に企業決算と経済のパフォーマンスはマチマチだったと言えます。ローリング・リセッションが起きていました。そのうちの一つが去年末に経験したIT資本投資(のリセッション)です。去年12月からAI資本投資が減速しました。それが、これらの企業(=big tech企業)の株が売られた理由です。全ては関税だと思われていて、この事実は見逃されています。(big techの株価下落は)関税ではなく、AI投資減速によるものでした。それが4月に底を打ちました。我々の見立てでは、全体的なIT資本投資も底を打ちました。テック企業の利益はそれら2つによって駆動されており、我々はそれが続くと考えます。人々は少しばかりソフトウェアに弱気過ぎるでしょう。AIがそれらソフトウェア企業の一部を食うと思われています。多分、長期で見れば、それは本当かも知れません。しかし、過去2年間、ソフトウェアへの支出は減速していて、先ほども言ったように、軽いリセッションでしたが、脱出しつつあります。それが続くと思います。テック企業の決算は良い状態が続くでしょう。
ーあなたは最近強気ですが、今の強気ですか?
・そうです。今後6~12か月をみたとき、私は以前よりもファンダメンタル的に心地よく感じています。株式市場は多くを織り込んでいます。株はデータが出る前にトレードされます。これも書きましたが、多分、第3四半期のどこかで株価の圧出(consolidation)が起きるでしょう。その時、我々は買います。それが主要なメッセージです。4月に新たな強気市場が開始されました。4月の安値に近づくことは無いでしょう。例えあったとしても、市場は既に織込み済みで、先を見ています。consolidationは買いです。我々は株の(値上がりの)広がりを期待しています。我々は、FEDの利下げに伴い、小型株、一部の一般消費財、過去2年間取り残された領域のパフォーマンスがより良くなると予想しています。
補足しつつまとめると・・・、
・ジャクソンホールではパウエルの発言よりも、その後の(2年債などの短期)金利動向に注目している。
我々のメインシナリオは、関税のインフレ影響は大きく無く、現在80~90%の利下げ確率が継続し、FEDは9月利下げ、である。
もしも(パウエル発言、高めのCPI、雇用者数拡大といった理由で)利下げ確率が50%になるとすれば、株安となる。
・小売決算は関税影響に注目している。彼らには価格決定力がなく、マージンにプレッシャーがかかるだろう。しかし市場全体から見れば小売は小さい。S&P500に影響は出ない。
・今年4月にかけて大手テック企業の株価が下がったのは、関税が理由ではなく、IT投資、AI投資が減速していたからである。それは4月に底打ちした。
ソフトウェア企業に対して「AIが取って代わるのでは?」との不安が市場にあるが、長期的には正しいかも知れないが、短期的には影響しない。むしろ近年抑圧されていたソフトウェアへの投資は増えると予想している。
今後も大手テックの好決算は続くだろう。
・FEDの利下げにともない、小型株、一般消費財の一部、(高金利の影響で)出遅れていた銘柄が買われるだろう。
・(小売業績発表をきっかけに?CPIや雇用統計などの経済指標で?テクニカル的に?季節要因で?)第3四半期に株安(consolidation)がある。それは買いの機会である。
と言っているようです。
彼は今年前半の大手テック株安を「IT投資減速が原因だった」言っていますが、他に”DeepSeekショック”もありました。
彼が弱気派から強気派に転換してしまい・・・最近、弱気のアナリスト、ファンドマネージャが減ってしまって、とても寂しい気分。
マイナーなところでは、Santiago Capital ブレント・ジョンソンが「9月に株価修正があるぞ」と言っていたので、弱気派の方/興味のある方はどうぞ;
但し、彼も長期的には米国強気派です。
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