塾長です。
昨日(米国7/15)の米国株式市場は上昇。
S&P500、3,226(+0.91%)
Nasdaq、10,550(+0.59%)
ハイテク先行だったのが、景気敏感株にシフトしてきた。
指標は、
6月 鉱工業生産[前月比]、5.4%(予想4.4%)
上昇の主要因は、自動車、だそうだ:
米鉱工業生産指数、6月は1959年以来の大幅上昇-経済再開が寄与 - Bloomberg
今週から2Q/2020決算シーズン開始。JPMorgan先頭に、大手銀行が続く。
JPMorgan、Citi、Goldmanが良かった模様。Wells Fargoはダメ。どれも想定範囲内。
CNBCはJPMorgan決算が予想を上回ったとポジティブに報道:
CNNは逆に、利益が急減したとネガティブに報道:
使用しているダイモンCEOの写真の違い(CNBCは自信満々に聴衆に語り掛けている vs CNNは悲しげな表情)を見るだけでもオモシロイ。
「コロナで貸し倒れも多いだろうに、銀行は良く踏ん張っている」と見るのが一般的だと思うけれど、CNNとしては「トランプ政権の経済運営が間違っている」と主張したいのだろうか。
メディア&政治の連想で、FOXニュースの話を一つ。
Foxニュース、看板司会者タッカー・カールソンの報道番組のライターが、偽名(匿名?)で人種差別的、性差別的発言をInternetに書き込み、責任をとって(?)カールソンがしばらく休暇を取るそうだ。
こちらはForbsの記事。カールソンの番組は視聴者数が一番(400万人)なんだそうだ:
FOX、カールソンはトランプ政権寄りで、ある意味広告塔。なので、トランプ政権には痛手。
このライターの不祥事は、民主党寄りの人達が探り当てたのかもネ。
そのうち逆の報道も出てくるでしょう。バイデンの側近の誰々が云々、みたいな。
泥仕合。
昨日は、相場が閉まったあと、ビル・ゲイツ、イーロン・マスクらのTwitterアカウントがハッキングされたと大騒ぎ。
ツイッターでビットコイン詐欺、オバマ氏やゲイツ氏のアカウント悪用 - Bloomberg
時間外でTwitter株価が下落。
ジーン・マンスターが何と言っているかというと:
株価は下がっているが、この種の話は一時的影響に留まる。
トランプやマスクがTwitterを止めることはない。彼らはTwitterをマーケティングの手段に使っているから。
むしろ、以前から言っているように、Twitterは規制、投稿に対する検閲といった問題の方が大きい。恒久的な逆風だ。
株式市場全体が上昇している理由の一つは、Modernaが作ろうとしているワクチンへの期待。
そのModernaの重役らが、また自社の株を売ったそうだ。そしてジム・クレイマーが怒っている。
単純にインサイダー取引で立件されるかも知れないし、1、2年後には、セラノス事件と同じような結末を見るかも知れない。
医療系は当たればデカく、開発中の薬品・検査機器の進捗が見えにくい、失敗しても言い訳がしやすい(その正当性を検証するのが困難)ので、不正の温床になりがち。
真面目に運営していても、訴訟リスクが比較的大きい。
一般投資家は気を付けよう!