塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【シーゲル教授】雇用が減れば政治的プレッシャーでFEDは利下げ。【クリス・ウェイレン】利下げがあるまで銀行危機は続く。

塾長です。

昨日(米国5/8)の米株は方向感なく、ヨコ。午後2時過ぎにdipがありますが、何かあったのでしょうか?

 S&P500、4,138(+0.05%)

 Nasdaq、12,256(+0.18%)

【米国市況】S&P500種が小幅続伸、利回り上昇-ドルは135円台前半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、72.99

 10年債、3.5210

 ドル円、135.0980

 Bitcoin、27,667

 

 

経済指標:

 3月 卸売り在庫[前月比]、0.0%(予想0.1%)

 

FRB上級融資担当者調査、融資基準さらに厳格化-法人需要軟化 - Bloomberg

 

 

金融政策:

シカゴ連銀総裁、債務上限問題は「最悪のタイミング」-視界不良に - Bloomberg

一応動画も貼っておきますが、「次回FOMCでの判断はデータ次第」などと言っているだけなので、特に見る必要はないでしょう;

www.youtube.com

 

 

FRB、与信の縮小と金融ストレスへの懸念表明-金融安定報告 - Bloomberg

 

 

財政政策:

イエレン財務長官がCNBCに出演;

www.youtube.com

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台本を読み上げているだけ。こちらも変わった事は言っていない。

  • 債務上限を超えれば、財務的カオス。債務上限を引き上げる以外は悪手である。共和党は歳出削減をしたい、大統領は債務上限を人質に取られながら支出議論するのを嫌っている。
  • 債務上限を超えれば、ドルのreserve currencyとしての地位に傷がつく。
  • 破綻した銀行は特殊だった。一部の貸し出しに偏っていたり。銀行システムは安泰。
  • 預金保護を拡大には良い面と悪い面がある。今のツールで十分だ。
  • 市場操作は悪いことだが、銀行株ショートを禁止するのは難しい。
  • まだソフトランディングの道はある。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ 昨日決算だったのはPaypal
ペイパル株、時間外で下落-通期営業利益率の伸び見通しを下方修正 - Bloomberg

8日の発表によると、通期の調整後営業利益率は少なくとも100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大する見通し。従来予想では約125bpの伸びが見込まれていた。

決算会見で”A.I.”に言及する回数が少なかったのかな?

株価は時間外で-5.76%、71.17ドル。

何らかのカタリストがないと反転しない感じ。

こちら(↓)のCNBCのレポートでは、「2023年にCEO交代が発表済みなので、次期CEOに期待」と言っていた;

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■ 最後はジェレミー・シーゲル教授;

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ー4月雇用統計は強かったが、先月の統計は下方修正され、平均すればそれほど強くはない。それが[金曜日の]株式市場を動かしたのかもしれない。FEDは利上げに対してまだ強気の態度を崩していない。あなたはもう利上げしないと考えているのですね。

・そうだ。利上げするための条件(bar)はとても高い。利上げをするためには、今週水曜日のCPIが予想よりとても高く出る。とてもと言うのは、0.2、0.3くらいの上振れだ。そして、5月雇用統計が高くでる。さらに、FOMC初日に出る次のCPIがとても高くでる。この3つがそろえば、私は難しいと思うが、0.25%追加利上げが議論の対象となるかもしれない。債務上限の議論は次回FOMCまでに解決していないかも知れない。

 パウエルのボディーランゲージが示したのは、利上げの累積効果が銀行の貸し出し条件を厳しくさせ、インフレを抑制するだろう、ということ。

 もう一つ付け加えておきたいことがある。パウエルは会見で2度、賃金上昇が物価上昇の根本原因ではない、といったのは興味深い。以前彼はそれ(賃金上昇)に注目していたのに。

 彼のボディーランゲージと、この発言から、追加利上げの条件は厳しいと考える。5%をしばらく保ったあと、利下げに転じるだろう。

ー債券市場とFEDが言っていることは嚙み合っていない。市場は金利が高すぎると言っている。それでもあなたはFEDが高い金利を保つと思いますか?

・利下げをするためには、雇用者数がマイナスに転じる必要がある。1,2回、雇用統計で雇用者数がマイナスを示す必要がある。政治のシーズンに入っている。大統領指名選だ。雇用者数がマイナスだと新聞見出しを飾ったら、それはバイデンが経済運営に失敗しているということになる。1,2回雇用者数がマイナスになり、失業率が上昇すれば、政治的なプレッシャーがFEDにかかる。「そろそろFFレートを下げるときだろ」と。そうなれば、秋までに利下げがあるかもしれないね。

ふむ。政治的プレッシャーがないと、利下げしないだろうと言っている。

 

ちなみに、3月に銀行危機が始まった時から、銀行アナリストのクリス・ウェイレンは「銀行危機はFEDが利下げするまで続く」と言っている;

www.youtube.com

続けて・・・

・私なら今の株価では地方銀行株は買わない。普通の地方銀行は預金金利を上げざるを得ない。そうすれば、利益が減る。次の決算の注目点だ。

・地銀の儲けの多くは商業不動産への貸し出しから来ている。商業不動産に問題があっても、彼らに打ち手はない。ショートするわけにはいかないのだから。

だ、そうですヨ。

 

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