塾長です。
昨日(米国12/24)はクリスマス・イブなので、株、債券ともに取引時間が短縮。株はサンタラリー継続。債券や円は落ち着いている。
S&P500、6,932(+0.32%)
Nasdaq、23,613(+0.22%)
【米国市況】S&P500連日の最高値更新、サンタラリーに期待膨らむ
サンタクロース・ラリーへの期待が広がる中、その期間の初日でS&P500は上昇。サンタクロース・ラリーの期間は、年末最後の5営業日と年初の2営業日を指すことが多い。
原油、58.35
10年債、4.1360
ドル円、155.8410
Bitcoin、87,734
米新規失業保険申請、1万件減少-ホリデーシーズンで振れやすく
・先週の新規申請件数は21万4000件に減少、市場予想22万4000件
・継続受給者数は192万3000人に増加、市場予想190万人
なし。
ミリオネア税構想、全米で拡大-ワシントン州知事は所得税導入を提案
■トランプとその仲間たち;
米最高裁、シカゴへの州兵派遣認めず-トランプ政権の要請退ける
トランプ政権、元欧州委員らに制裁-言論・テック規制巡りけん制
(関連?:イギリス政府がAppleやGoogleに「性的画像をOSレベルで検知する」機能をスマートフォンに実装するよう求める方針 - GIGAZINE)
米連邦地裁、トランプ政権の措置に適法判断-「H-1Bビザ」申請手数料
エプスタイン捜査に関連し得る文書100万件を精査中-米司法省
■nVidiaがIntelファブでの生産断念?最初から本気だったか怪しいですが;
インテル株下落、エヌビディアが「18A」生産試験を中止との報道
INTC-0.52%、NVDA-0.32%
■自動車のタッチパネル化は安全性の懸念があるので、やめた方が良いと思います;
テスラ「モデル3」を米安全当局が調査、非常時のドア解錠機能が焦点
マスク氏、テスラのドア安全リスクを認識-それでも電気制御を要求
TSLA-0.03%
■皆大好きジェレミー・シーゲル教授;
ー(今日の失業保険統計を見て)労働市場は多くの心配をする必要は無さそうですが、昨日のコンファレンスボードの調査では(消費者は)労働市場拡大に心配しているようです。
・失業保険申請者数のsweet spotは200,000と240,000の間です。ほぼ毎週この数字が出ています。少なくとも、労働市場の過熱を示していませんし、悪化もしていません。これは2026年に向けて良い兆候です。
ー金利が低くなれば、テクノロジーセクターの失業を巻き戻すと思いますか?
・そう思います。FFレートは3%台前半であるべきです。CPIは良い値が出ました。人々が恐れていたほど歪曲されていませんでした。住居費はCPIのサービス部分の下押し圧力に今後何か月も(for the many many moths)寄与し続けるでしょう。トランプの関税はほとんどが価格に反映されました。もしかしたら今後1,2か月は関税による値上がりがあるかも知れませんが。CPIは2%台前半となり、FEDがさらに利下げできるようになるでしょう。
ーその金融政策とともに、税制改正による税金還付と、企業にとっての低い税率があります。この2つをどのようにバランスを取るべきでしょうか?一方では成長に拍車をかけ物価が上がり、FEDは金利を下げています。
・あなたが述べた2つの追い風の前に、2つの突起(bumps)を超えなければなりません。今後数週間で、最高裁はトランプ関税に合法性に判断を下すでしょう。私としては、最高裁に、トランプに対し、「6か月与えるので、議会の了承を取れ」と言って欲しい。「違法なので、関税を返還せよ」となれば、本当に破壊的です。これがどうなるか見なければなりません。
そして、1月30日に再び政府閉鎖があるかも知れないのを忘れてはなりません。これは誰も望んでいません。今はほとんどの人が口にしていません。
この2つの突起を通過すれば、あなたが言った2つの追い風が来年を通じて機能を発揮するでしょう。
ー経済を押す力と、引く力があります。押す方は税金還付、もしかしたら議会からの現金給付、(低い)ガソリン価格です。引く方は、学費ローンの差し押さえ、電力料金値上がり、ACA補助金の期限切れです。両者のバランスが取れているように思いませんか?
・そうですね。ACA補助金は大きな問題です。民主党は中間選挙に向けてキャンペーンを張るでしょう。共和党がどのように反応するか見る必要があります。医療費、電気料金は足を引っ張るでしょう。ガソリン費用と税金還付はポジティブです。住宅賃料と住宅価格は上昇を止めました。多くのアメリカ人にのって手が届かないほど未だ高価ですが。2022年初頭の2桁インフレにはなりません。
シーゲル教授や、同じく株強気派トム・リーはインフレ率が下がる、下がると言い続けていますが・・・こちら(↓)が前年同月比CPIのチャートです;

確かに2022年後半からは、かすかに下がっていますが「3%台に落ち着いた」と言う方が実態を表していそうです。
これでは今の物価水準に苦しんでいる庶民にとっては満足できるものではないでしょう。
最近のいくつかの選挙では民主党が勝っているので、さすがにトランプ政権&共和党はなんらかの巻き返し策を出してくるでしょう。
CPIが3%台で、ハト派FRB議長が利下げしたとき、債券市場がどのように反応するかも見物です。
ーー
ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m