塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【トム・リー】今後8週間、株は荒れるが、それは買いの機会となる。

塾長です。

昨日(米国9/3)は9月最初の取引日。いきなり株が売られ、10年債利回り上昇。特に理由は無い模様。強いて言えば、7/15最高値5,644に跳ね返されたというテクニカル要因?

 S&P500、5,528(-2.12%)

 Nasdaq、17,136(-3.26%)

【米国市況】S&P500、1カ月ぶり大幅安-円が対ドル一時1%上昇 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、70.40

 10年債、3.8440

 ドル円、145.3370

 Bitcoin、57,905

 

 

経済指標:

 8月 製造業PMI、47.9(予想48.1)

 8月 ISM製造業景気指数、47.2(47.5)

米ISM製造業指数、5カ月連続で活動縮小-受注と生産が低迷 - Bloomberg

 

 

金融政策:

■日銀 植田;
経済・物価見通し実現なら利上げ継続、日銀総裁が諮問会議に資料提出 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

 

■〆は強気派トム・リー

www.youtube.com

ーあなたはインフレ率が市場予想以上に下がるなどと予測してきました。今後株が上がるために、それだけで十分でしょうか?それとも”成長不安(growth worries)”時期に入るでしょうか?

・最近、人々はより多くの成長不安を持っているようだ。雇用統計や失業保険件数への反応がそれを示している。9月もそれが続くだろう。9月中旬にはFOMCがあるが、今週末には雇用統計が出る。それはとても注目されている。

 

ーあなたを強気にしていたのは、良い数字が出続けていたからだ。それが続くと思いますか?インフレはもう問題ではなく、成長だ、と。成長率も雇用も良かった。6週間前にあったような成長不安は無いですか?

・成長不安は誰もが持っている。7月雇用統計は市場にショックを与えた。その一部は東京のBlack Mondayだったわけだが。私は8月雇用統計が順調なリバウンドを見せると思っている。強すぎない事を望んでいる。強すぎれば、人々は9月FOMCFEDが利下げを後退させるのではないか?と考えるだろう。

 

ー季節性についてはどう思いますか?9月は素晴らしい月ではない。歴史的に、9月は最安値を付ける月だ。

・投資家は今後8週間、用心深くいるべきだ(should be cautios)。

ーあなたは常に用心深くは無いですよね?

・その通り。今年、8か月のうち、7か月上昇した。とても強い市場だということだ。9月には利下げがあり、大統領選挙が待っていて、人々は神経質になっている。

 今後8週間のうちに、買いのチャンスが来るだろう。用心深くするのは良いが、そのサゲ(dip)で買う用意をしておくべきだ。

 

ーあなたは何も恐れず、何でも言う。過去に大統領選に絡んだトレードに関して話をした※。何か動いているものはあるか?Bitcoinはそれほど活動的では無い。

・そうですね、Bitcoinは動いていない。選挙に関して我々は2つ見ていて、それはBitcoinとエネルギーである。地政学リスクがあっても、石油は弱い。市場はトランプ当選の可能性が高いと思っているようだ。

ートランプが当選すれば、石油生産が増えると予想しているということか?

・そうだ。

ー石油価格が上がると、生産が増えると通常考えられれている。それとは逆だ。

・その通り。石油が高くなるべき理由はたくさんあるが、そうなっていない。なので、市場はトランプ当選の可能性を織り込んでいるのだと思う。

ー中国も問題では?

・そうだ。中国はより神秘的になっている。GDPのマイナス成長の可能性もある。

 

ー8週間というのは、ほぼ選挙まで、と言う事ですね。選挙があろうとも、longであるべきだと思いますか?

・安く買えるチャンスがあると思う。

ーどれくらい下がりますか?10%?

・7~10%下がる可能性がある。今年、既に7%の修正を2回経験した。投資家の忍耐力が試されている。我々は乱気流に備えるべきである。

 

ー乱気流が来たら、買えば良いのか?2%のサゲで買って良いか?5、6、7%下げるまで待つべきか?

・1、2%は日々のノイズだ。5%下げる可能性は高い。

ーあなたはそれを待ちますか?

・雇用統計を待ちましょう。強気すぎれば、株式市場は下がる。そうなれば、私は買う。しかし丁度良いかも知れない。私は2値であるように思われたくない。結局のところ、2024年は[株が]強い年だが、今後8週間は用心深くあるべきだと言っている。

※:米国は政治的に2極化していて、株アナリストでさえ「トランプ(or ハリス)当選の可能性が高い」とは大きな声を出して言えない。

 

インタビューのあった9/3から8週間後というのは、10月29日。基本的には一般有権者投票のある11/5を示していると思われる(その後、12/16選挙人投票)。

開票まで待つ必要はないのか?というと、多分、投票日までには結果がほぼ出ていると言っているのでしょう。かつての選挙では、大統領だけでなく、上院・下院をどちらの党が多数派となるのか、票を開けるまで分からないこともありましたが。

 

ということで・・・、

・短期的には(9/6に出る)8月雇用統計に市場は左右される。彼のベースケースは「7月から回復して、程よい強さ」で、株高継続。強すぎれば、利下げ期待が後退→株安。

・中期的には、大統領選挙投票日まで市場は荒れる。7~10%下げる。それは買う機会。今年は株が強いので、年末にかけて戻す。

原油市場を見る限り、トランプ当選を織り込んでいそうだ。

そうです。

 

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