塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【エド・ヤーディーニ】関税騒動はやがて通過する。重要なのは企業決算。経済は好調なので好決算を期待している。

塾長です。

昨日(米国2/5)はベッセント財務長官が「10年債利回りを下げる」(意訳)と言い、イエレン時代と同様に中長期債発行規模を抑制するガイダンスを示したので、長期債利回りが急低下。

株は不動産セクターが最も上昇(+1.57%)。

そして円安。

 S&P500、6,061(+0.39%)

 Nasdaq、19,692(+0.19%)

【米国市況】円は一時対ドル152円付近、貿易戦争の脅威後退で株反発 - Bloomberg

ブルームバーグ・ドル指数は約1週間ぶりの安値を付けた。・・・対ドルでの上昇率は円が主要10通貨中トップ。日本の賃金統計が強い数字となったため、日本銀行による将来の利上げ期待が強まった。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、71.14

 10年債、4.4220

 ドル円152.54

 Bitcoin、96,392

 

 

経済指標:

 1月 ADP[前月比]、18.3万人(予想15.3万人)

 1月 サービス業PMI、52.9(52.8)

 1月 コンポジットPMI、52.7(52.4)

 1月 ISM非製造業景気指数、52.8(54.2)

 

 

金融政策:

ハト派グールズビー;
シカゴ連銀総裁、関税はインフレ加速させる恐れ-供給サイドの混乱で - Bloomberg

「俺は利下げしたいんだけど、トランプが関税をかけるから出来ない。物価上昇、景気後退があったら、それはFEDではなく、トランプのせいだ」と言いたげ。

 

 

財政政策:

■ベッセント;

ベッセント米財務長官、自分とトランプ大統領は10年債利回りに重点 - Bloomberg

ベッセント米財務長官は5日、FOXビジネスとのインタビューで、借り入れコスト引き下げでトランプ政権が重点を置いているのは米金融当局の短期の政策金利ではなく、米10年債利回りだと語った。

米四半期入札、中長期債発行のガイダンス維持-規模も据え置き - Bloomberg

財務省は5日、中長期債の発行規模を「少なくとも向こう数四半期」据え置くとするガイダンスを維持した。ベッセント財務長官は就任前、イエレン前長官の下での発行戦略を批判していたが、修正や撤回には動かなかった。

 

■ジェイソン・トレナートが金融市場担当財務次官補に;
Trump plans to nominate Pettit, Trennert for key Treasury roles By Investing.com

Jason De Sena Trennert is nominated for the position of Assistant Secretary for Financial Markets. Trennert has a rich history on Wall Street, with over three decades of experience. He has made a name for himself as a leading thinker on financial markets and economic policy. Trennert is also the Chairman of Strategas Research Partners, a firm he co-founded 18 years ago, currently recognized as Wall Street’s top macroeconomic research firm.

彼のインタビューは、以前こちらの記事(↓)で紹介しています;

【トム・リー】2025年、株は値上がる環境にある。Mag7、景気循環株のどちらがリードするのか市場は決めかねている。 - 塾長の資産運用

 

 

地政学

■中国が関税対抗措置;

中国、アップルのアップストア料金や慣行巡り調査検討-関係者 - Bloomberg

 

 

個別株:

■Ford、Qualcomなどが決算;

フォード、決算受け時間外で5%安 通期のEBIT見通しが予想下回る=米国株個別(株探ニュース) - Yahoo!ファイナンス

時間外-4.70%

 

クアルコム、力強い売上高見通し示す-スマホ向け需要堅調示唆 - Bloomberg

時間外-4.77%

 

 

財務省/債券に関する解説を探したのですが、ありませんでした。

ということで、〆は、短めですが、強気派エド・ヤーディーニ;

www.youtube.com

ー今週は既に目がまわるようなことがありました。値下がり後に、回復。次は何が起きるでしょう?

・あなたは正しい。この市場を見るときには、首の固定具が必要だ。次の動きとして、私は強気相場が続くと思う。株の値下がりがS&P493社に広がるだろう。私は全ての会社をテック企業だと考えている。彼らはテックを使うか、作るかしている。市場の広がりと言う意味では、金融セクターを好んでいる。上値余地があるのは大型[金融機関]だけでなく、特に中型にある。経済は好調で、credit systemは発展しうる(=貸出しが増える)。これが私の今年の予想である。

 

ー市場は関税のニュース見出しにビックリしたが、その後、1日、2日で懸賞(prize)に目を戻したように見える。この先に懸賞があるということか?

・そうだ。「法律が作られるのを見るのは、ソーセージが作られるのを見るようなもの」と言われる。作られる光景は見たくない。関税に関しても同じことが言えるかも知れない。見えている部分と、交渉の部分がある。月曜日、市場は取り乱したが、その後、メキシコとの関税は延期された。これは交渉のゲームなのだ。私はこれが関税だけの問題ではないと思っている。これは関税戦争というだけでなく、国家安全保障やドラッグに関する戦争だ。多くの問題がからんでいる。しかし、市場は「これが俺に何の関係があるのだ?経済は好調だ。出てくる決算は良好。AIに興奮している」と言い、変動の大きいデータを前にしても、回復力を見せている。

 

ー急激な関税の上昇は、物価高を招くかも知れないが、経済成長にもなり得る。

・その通りだ。しかし市場は私の見方を回避しているようだ。私はこれもじきに過ぎていってしまうだろうと思っている。米国も交渉相手国も関税戦争を望んでいない。中国でさえ、多くの報復措置を保留している。彼らはディールを結びたいのだ。これが今起きている事である。市場は徐々に重要な事に焦点を移している。重要なのは企業決算だ。決算見通しはとても良い。

彼は彼のYoutubeチャネルでたびたび「弱気派はうまく行かない事を探している。私は問題があっても、それが解決されるだろうと考えて予想を立てる」的な事を言っています。

今回のインタビューでも、関税についてその方針に沿った解説をしているようです。「大幅な追加関税は誰も望んでいない。これは交渉ごとだ。どこかに落し所があり、彼らはそれを見つけるだろう」と。

そして「重要なのは経済だ。経済成長すれば、企業利益が増加し、株価は上がる。今の経済は好調だ」と。

 

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