塾長です。
昨日(米国6/17)の米株市場は、ヨコ。
S&P500、4,221(-0.04%)
Nasdaq、14,161(+0.87%)
【米国市況】ハイテク株高い、長期債急伸-リフレトレード後退 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
10年債、1.5110
ドル円、110.2710
Bitcoin、37,959
原油、71.02
経済指標:
6月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数、30.7(予想31.0)
5月 景気先行指標総合指数[前月比]、1.3(1.3)
また、失業保険詐欺が増えたのでは?:
米新規失業保険申請件数、予想外の増加-4月後半以降で初 - Bloomberg
日本/企業統治:
エフィッシモ:東芝に強い危機感、ガバナンス改善を-報告書受け - Bloomberg
個別株では・・・、
・23andMeが、リチャード・ブランソンのSPAC使って上場。
23andMeは、個人向けDNAテストの会社。検査キットを送ってもらって、そこに唾を入れて送り返すと、DNAの分析をして、どんな病気にかかりやすいかを教えてくれるらしい。
CEOのインタビューはこちら:
う~~ん、どうでしょう?
・個人的にはこちらの方に興味がある。
Palmer Luckey(注:Oculusを作ってFacebookに売った人)が立ち上げた防衛テクノロジー企業Anduril※1がシリーズDファンディングを受けたそうです。
$450M。企業評価額としては$4.5Bになった。
まずはAndurilの製品であるドローンを見てもらった方が理解が早そう:
そして、こちらが共同創業者へのインタビュー:
ーこのカネを何に使う?
・我々はメジャーな防衛契約企業になりたい。戦闘能力を高める。このカネで人を増やせる、製品を強化できる。戦略的に、他の企業と組むことができる。
ー国境の壁に使われる予定の予算が、現政権になって、減額された。しかし、仮想的な国境の壁というアイディアはあるだろう。Andurilとしてはどうか?
・バイデンは、選挙前から、最新の技術を使って国境強化を唱えていた。我々の立場は良い。CDCと良い関係になある。国境警備のミッションに貢献できる。
・過去20年間、様々なテクノロジーが国境強化に使われた。サーベイランス・タワーなど。大抵の場合、管理上の問題というより、技術の未熟さゆえ、失敗した。それが、バッテリーやGPUの進歩、より良いセンサーにより強化された。ソフトウェアで統合的に管理できる。我々の優秀なコンピュータ技術者は、GoogleやFacebookで広告の最適化をしていた者たちだ。国防に関して重要なミッションだ。それは優秀な技術者のリクルートにも役に立つ。
ーAndurilは別として、多くの防衛スタートアップは小さい。今の防衛セクターをどのように分析するか?Lockheed Martinなどとの協業はあるのか?
・その答えは2つから成る。我々は防衛に新たな技術をもたらす企業をリードする者としてプレッシャーを感じている。これらの新興企業ベンチャーのカネが入っている。彼らと協業するのが楽しみだ。
防衛元請企業の質問については、少し別のストーリーだ。(既存の)防衛元請企業は中国共産党に愛されている。彼らは遅い。能力がない。我々はインターネット時代の会社だ。恐竜時代ではない。今、巨大IT企業の独占が問題になっている。同じように、防衛企業に目が向けられるべきだろう。
上場したら一口乗らせて頂き鯛。
※1:Palmer、Andurilを理解するためには、このビデオをお勧めします(日本語字幕付き):