塾長です。
昨日(米国11/1)の米株市場は、微アゲ。
S&P500、4,613(+0.18%)
Nasdaq、15,595(+0.63%)
【米国市況】株は主要指数そろって最高値、堅調な企業決算が支え - Bloomberg
S&P500種の構成銘柄では、これまでに7-9月期決算を発表した企業の80%余りが市場予想を上回った。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのウィン・シン、イラン・ソロット両氏は「選挙が終わり、市場にとって好ましい結果だったとみられる中、日本の資産市場は最近のトレンドに戻る可能性が高い。つまり、株高・円安、日本国債利回りの若干の上昇だ」とリポートで指摘した。
日本株の「黄金月」到来、光照らす2要因-10年連続の月間上昇なるか - Bloomberg
債券、為替、コモ:
原油、83.88
10年債、1.5750
ドル円、114.0820
Bitcoin、61,073
経済指標:
米ISM製造業景況指数、10月は60.8に低下-供給障害が長引く - Bloomberg
個別株:
月曜日は決算を出す企業が少ない。
車載半導体大手のNXPセミ、供給拡大の取り組みに自信示す - Bloomberg
さて、昨日、Nasdaqの上昇幅が大きかったので、FAANGが頑張ったのかと言うと、さにあらず。
こちら、FAANG+MTの株価:
Teslaが奮闘してました。
どうやら、EV関連が買われている様子。
Fisker、+9%
EVGO、+11%
Quantumscape、+3%
Chargepoint、+3%
原油高継続&COP-26後に新たなCO2排出規制/削減政策が出る、と期待されているのかも知れません。
Ark Investのアナリストが、robotaxi(自動運転のタクシー)がTeslaにとって次の10年で$9Tの売上機会だと言っていた(詳細割愛):
え?$9Tって、約1,000兆円ですよね?
トヨタグループが、年間800万台弱、売上27兆円強(トヨタ、2021年3月期決算説明会 販売台数の回復で来期売上高は30兆円を見込む - Car Watch)。その中にはタクシー、Uber、レンタカーに使われる車も入っている。
・・・。
計算してみましょう。
10年間で1,000兆円なのだから、単純に1年平均にすると、100兆円/年。
自動運転タクシーのテスラ車1台を1,000万円だと高めに見積もったとしても、100兆円の売上を作るには、1,000万台/年売る必要がある。
矢野研究所の予測では、2030年には世界自動車販売台数約1億台/年、うち電気自動車5千万台/年らしい(世界新車販売台数、2030年には電動車が内燃機関車を超える 矢野経済研究所 | レスポンス(Response.jp))ので、新しく売れる自動車全体の1割、電気自動車の2割がテスラ自動運転タクシーになる計算。
$9T/10年というは(Tesla1社の売上ではなく)自動運転タクシー市場規模を表していて、多くの人が自家用車をやめてタクシーやUberを使うようになると無理やり考えれば、想像できない数字ではないけれど・・・。
Arkが(自社ファンドで大量保有する)Teslaの株価を正当化するために逆算して作った数字に思えてしまいけど、どうなんでしょう?
(計算が間違っていたらスミマセン)
ただ、今日もTesla株が市場平均以上に上がっているという事は、Tesla株を指名して(S&P500インデックスファンド/ETFを通してではなく)買っている人がいるわけで、そんな勇気のある人達をを尊敬します。熱くて近寄れません。
ちなみに、昨日はAMC、Gamestopも上げてマス。
GameStop、+9%
AMC、+5%
・・・。