塾長です。
昨日(米国11/6)は大統領・議会選挙投票日。選挙のニュース一色。
結果としては、大統領はトランプ(共)、上院は共和党が過半を取ったが、下院はまだ決していない(共和党優勢)。
という事で、株高、国債利回り上昇、ドル高(円安)、Bitcoin高。
S&P500、5,929(+2.53%)
Nasdaq、18,983(+2.95%)
米国株、ドル、米国債利回り上昇-トランプ氏が初期段階でリード - Bloomberg
原油、71.90
10年債、4.4260
ドル円、154.5310
Bitcoin、75,924
米30年債利回り急上昇、コロナ禍以来の大きさ-トランプ氏勝利受け - Bloomberg
なし。
なし。
なし。
なし。
■Qualcommなどが決算;
クアルコム、業績に強気見通し-モバイル機器業界に明るさ - Bloomberg
+5.96%
■〆は強気派エド・ヤーディーニ;
ー共和党が大統領&両院を取るのは、株にとって最良のシナリオでしょうか?
・そのようだ。市場は明らかに「これは米国の新しい日だ」と言いながらお祝いをしている。我々は熱狂の20年代になると言ってきた。市場は熱狂している。さらなる減税、規制緩和があるからだ。それらは関税などの負の面をオフセットする。さらに財政支出の増加があるかもしれない。しかし、その一方で、イーロン・マスクが財政カットのアイディアを出すように求められているとも聞く※。これは流動的な状況だが、最終的に市場は「見通しはとても良い。すぐにリセッションはこない。このレベルの金利であれば、経済は生きていける」と言っているのだ。問題は、木曜日にFEDが何をするか?だ。私は、彼らが何もすべきでないと思っているが、1/4利下げし、直近ではこれ以上何もしないとシグナルを送るだろう。
※:トランプ氏復権の立役者マスク氏、巨額献金で手にした政界への影響力 - Bloomberg
トランプ氏は、マスク氏に政府支出削減を指揮する正式な役割を与えることを検討している。
ー市場は、FEDが1/4利下げするのを100%織り込んでいる。もし何もしなければ、市場にとって驚きとなる。また、パウエルが市場の織り込みと反する事をする前にシグナルを送らないのは、彼のやり方に反する。
・それは理解している。しかし、彼らは[経済]データ依存だと言っていて、データはとても良い。そして、彼らは追加の財政刺激策、経済成長を予期しなければならない。そのような刺激策があるのに、彼らは本当に利下げしたいだろうか?インフレ目標を犠牲にして。
ー人々は新たな政策、新たな主導者がくると期待して、市場はそれに反応している。そうであれば、ポートフォリオを変えるべきか?変えるべきであれば、どのように?すでに大きく値は動いているので、遅すぎるかも知れませんが。
・少し遅いようですね。少なくとも、今日飛びつくようなことはしない。我々は2022年10月以降、強気である。市場に資金を投じている人々は、それを変えるべきではない。このような値動きがあれば、ある時点で利確をして良いだろう。
ーMetaがプレッシャーにさらされ、金融が上昇している。市場の中に勝者と敗者がいるのではないか?それを理解しようとしている。
・このように急激に動く市場では、それは難しい。落ち着くまで待たなければならない。我々は以前より金融を好んでおり、売る気はない。ヘルスケアに夢中になったことはない。RFKが構造改革でもしない限り、買わないだろう。なので、我々は今の状態に満足している。テクノロジー、コミュニケーション・サービス、工業、金融を推奨する。唯一ポンコツなのはエネルギーである。トランプはより多くの石油を産出しようとするかも知れない。エネルギーから手を引くときかも知れない。
ーエネルギー株を売るのは、原油が安くなるからですか?
・そうだ、トランプはより多くの原油産出を望んでいる。中国の需要は引き続き弱い。欧州もだ。そこに米国が多くを産出すれば、原油価格が上がる見込みはない。
ー関税が実施されれば、エコノミストが警告しているように、高インフレ、弱い経済、関税に対する仕返し、といった心配は?規制緩和と減税でオフセットできるでしょうか?
・私はオフセットできると思う。ドナルド・トランプはディール・メーカーだ。トランプは関税を、より良いディールを得るために使っているだけかも知れない。彼は、前回、メキシコ、カナダと良いディールを結べなかった。今回、少なくともメキシコとはディールを結びなおそうとするだろう。多くの中国の生産がメキシコに移ったからだ。
ということで・・・;
・トランプ大統領&共和党が両院で過半を取りそうだ。市場はそれを祝っている。規制緩和、減税があると期待しているからだ。これらは関税などの負の面を補うだろう。
しかも、トランプは関税を良いディールを得るための脅しに使っている面もあり、大きな追加関税がかかると決めるつけるべきではない。
中国がメキシコに生産拠点を移しているので、メキシコとの貿易協定は見直そうとするだろう。
・この選挙結果で我々の推奨を大きくは変更しない。2022年10月より、熱狂の20年代再来を予期し、強気である。
トランプ政権下で米国原油産出が増える→原油価格が下がるので、エネルギーが推奨から外れる。
だ、そうです。
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