塾長です。
Morgan Stanleyマイク・ウィルソンの解説だヨ:
・株価の修正は2年前から始まっていた。
19年4Qのラリーはナンセンスだった。
2020年の成長期待があったとは言え、ファンダメンタルズとかけ離れた動きだった。
調整は不可避だった。
ウィルスは恐ろしいので、こんな急激な下げになったけれど。
・過去2年を見ると、これは4つ目のショックと言える。
1つ目は、財政刺激策によるコスト上昇、マージン低下。2年間、今も続いている。
2つ目は、2018年FEDの大幅金利引き上げ。まだ負のインパクトが残っている。
3つ目は、貿易戦争と関税引き上げ。一部は解消したが、まだ関税は残っている。
そして4つ目のウィルス。消費者は米国経済の柱。
・債券市場は、長らくリセッションを訴えてきた。
ようやく株が追い付いた。
・次の疑問は、市場はどの程度深いリセッションを織り込んだか?だ。
それなりに織り込んではいるが、まだ分からない。
・我々は、コロナ前から企業利益増加を弱気に見ていた。
理由は前に言ったとおり、マージン低下と関税。
さらに下落を見込まなければいけないだろう。
市場は[企業利益増加を]まだ+7%と見ているかな。
そこから10%は下がる。
金利がこの高さ(低さ)だと、株のリスクプレミアムは19年の夏、もしくは19年(←多分18年の言い間違い)12月と同じくらい。
金利がさらに下がるなら、株のリスク・プレミアムが上がる。
今の株価水準は、金利が正常化する前提。
正常化しないのであれば、株はさらに10%下がる。
・公益株は既に買った。もう高い。
まだ高倍率の株は危ない。それらはリセッションが織り込まれていない。
リセッションが必ず起こるとは言っていない。企業収益は間違いなく下がる。
ポートフォリオ見直しのチャンスだ。
・例えば、我々はMaster Cardを追加取得した。
まだ高いが、素晴らしいビジネスモデル。ほとんど下げるチャンスがない。
逆側を見ると、銀行、素材、石油といった、循環系の大たたきされている。
まだプレッシャーはあるだろうが、リセッションがあったとして、そのあとには回復期がある。
我々は永続的な弱気の立場を取っていない。いつか切り抜けられる。
もう2、3年売られ続けている。循環株はバーゲン。
・昨日の上昇は典型的。
我々が期待するのは、安定化。
2850でホールドすると考えている。
ここにもマトモな事を言う人がいた。
リセッションか・・。
マトモなんだけど、その前に財政出動するだろうネ。
関税引き下げかも。