塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【マーク・モビウス】中国に上値余地はあるが、インドはより有望。ゴールドにも強気。

塾長です。

昨日(米国9/30)は9月/3Q最終日。株は閉会間際に買いが入り、プラス転換。パウエル講演は金利先行きの手掛かり与えず。

 S&P500、5,762(+0.42%)

 Nasdaq、18,189(+0.38%)

【米国市況】株上昇、ややタカ派のパウエル氏講演乗り切る-143円後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、68.33

 10年債、3.8020

 ドル円、143.5960

 Bitcoin、63,596

 

 

経済指標:

 8月 シカゴPMI、46.6(予想46.0)

 

 

金融政策:

■パウエル、グールズビー、ボスティック;
パウエルFRB議長、政策は「時間とともに」より中立スタンスに - Bloomberg

米カゴ連銀総裁、サプライチェーンへの影響を懸念-港湾スト長引けば - Bloomberg

アトランタ連銀総裁、再度の50bp利下げを排除せず-ロイター - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Stellantisが利益予想を引下げて、大幅安;
ステランティス、利益率予想引き下げ-欧州自動車メーカーの減速顕著 - Bloomberg

-12.52%

元Ford CEOはインタビューで以下のような事をいっていた;

www.youtube.com

  • 欧州市場に中国から格安EVが流入している。欧州の政府がグリーン目標達成のためのEVを売らなければいけないとしたからだ。欧州メーカーは今後もレイオフ、工場閉鎖が続く。
  • 米国市場は高額関税や安全保障を理由に中国車の流入を防いでいるが、米国メーカーも安心してはいられない。世界で中国メーカーと戦って勝たなければいけない。そのためには格安のEVを作る能力が必要だ。

 

 

■〆は、かつて中国株で大儲けした途上国強気派マーク・モビウス;

www.youtube.com

ー中国市場は刺激策など全てを織り込んでいるのではないか?それともさらに値上がる余地があるだろうか?

・私は値上がり余地があると思う。その理由は・・・、中国市場は開発途上国インデックス(iShares MSCI EM. Marketなど)の約30%を占めているのを思い出さなければならない。途上国インデックスは中国のおかげで11%上昇した。インドも継続して良好だ。最も重要なのは、過去6か月、途上国市場が米国市場をアウトパフォームしている。それは何を意味するのか?全ての投資家のうち50%はインデックスを買っている。彼らは中国への投資を強制される(注:途上国インデックスを買うと、自動的に中国株を買う事になる、という意味)。途上国インデックスが上昇したことで、さらに中国[株]に資金が流入する。予言を自己達成するような状況である。

 

ーあなたは「100ドルあったら、インドに50ドル投資すべき」と言っている。中国に対してと同様な事がインドにも言えるのか?

・信じられるか分からないが、答えはイエスだ。インドも途上国インデックスの上昇から恩恵を受ける。途上国インデックスに資金が流入すれば、中国、インドの株が買われる。南アフリカでさえ最近11%上昇した。途上国全てが上昇している。中国がそのグループをリードしているが、インドも引き続き好調である。

 

ーインドと中国は競合しているのではないのか?製造、ソフトウェアなどの面で。どうして片方の追い風が、もう片方の追い風となるのか?

・それはある意味で正しいが、次のことを思い出して欲しい。中国の賃金は上昇した。中国の人口は減っている。労働集約型の労働人口が減っている。それはインドに移らなければならない。より多くの中国企業が向上をインドに移している。台湾企業もだ。さらに多くの企業が移すだろう。中国がインドを助けていることになる。その一方で、インド政府はテックセクターの国内製造を急いでいる。中国政府がnVidia半導体の使用を禁止した※ことで、いくつかの株が買われたといった事が起きている。

 

ーあなたはゴールドにも強気だ。ポートフォリオの10%を当てるべきだと言っている。それは中央銀行がゴールドを買い続けているからか?別の理由もあるのか?

中央銀行が買っているのは理由の一つである。インドでは人口当たりの年収(per capita income)が上昇している。インドでは上方向に急激に動いている。そしてインド人はゴールドを信頼している。彼らは結婚式の贈り物にゴールを使う。富の蓄積のために使う。

ー消費者の需要があるということですね。

・そうだ。消費者の需要がある。しかし、中央銀行がドルに対する懸念からゴールドを買っているのも忘れるな。

 

※:エヌビディア製AI半導体買わないで、中国が国内企業に指示-関係者 - Bloomberg

補足しつつまとめると・・・、

・中国で経済対策・株価対策が入り、中国株が買われている。そのおかげで開発途上国のインデックスが上昇。米国市場をアウトパフォームしている。投資家の半数はインデックス投資を利用しており、市場平均に勝ちたい投資家は途上国インデックスを買わざるを得ない→中国、インドを含む途上国株が値上がる→投資家が途上国インデックスを買う、という循環が起きる。なので、まだ中国株には上値余地がある。

・中国では賃金上昇、人口減が起きているので、工場はインドに移転される。政府も半導体の内製化を後押ししている。なのでインド株をオーバーウェイト/途上国投資の50%をインドに割り当てるべき。

・ゴールドにも強気。ドルへの不信から中央銀行が買っている。所得の増えているインドではゴールドが贈り物や富の蓄積に使われる。

だ、そうです。

 

ここには含まれていませんが、新興国市場には、米国利下げ→ドル安→新興国への資金流入という追い風もあるハズ。

 

最後にiShare MSCI Emerging Mearkets ETF(EEM)の年初来チャートを貼っておきます;

iShares MSCI Emerging Markets ETF (EEM) YTD 2024/9/30 - Yahoo Finance

 

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